08.29
カペル橋 (スイス・ルツェルン)
スイスのルツェルンにある カペル橋 Chapel Bridge はヨーロッパ最古の屋根付きの木橋。欄干はお花に彩られ、途中には三角帽子の塔まで建っていて…これはカワイイ!その魅力を引き出す写真をなかなか撮れず、3度も訪れました。
Kapellbrücke
スイス ルツェルン旧市街
水上に浮かぶ遊歩道のような写真をスイスの旅行記やガイドブックで何度も目にしていましたが、これは川に架けられた橋だったのですね~ 美しいフィアヴァルトシュテッテ湖を望むリゾート地、ビュルゲンシュトックの Bürgenstock Hotel & Alpine Spa に向かう途中に立ち寄ったルツェルンの町で実物に出会いました。
カペル橋を撮るなら晴天に順光で
下の2枚の写真は晴れた日と曇りの日にまったく同じアングルで撮ったものです。
初めて来た時は今にも雨が降り出しそうな空模様で、明るい水辺が魅力のルツェルンもお天気が悪いと景色がサッパリ栄えません。晴れたのは一週間も後で、どうしても諦めきれず車をブッ飛ばしてルツェルンに舞い戻って来た次第。スイスの旅は天候待ちのため、日程に余裕と柔軟さが必要です。
午前中ならカペル橋の東にかかる車道の ゼー橋 Seebrücke から、午後は西にかかる歩道橋の ラートハウス橋 Rathaus Steg からの撮影がオススメ。
夜はライトアップされるそうで、実は日没後にも一度来ているのですが雨に降られてしまいました。スイスは2~3年おきに訪れているので次回はぜひ夜景を見たいと思います。
カペル橋 Kapellbrücke
観光客に人気のカペル橋、湖からの敵襲を見張る巡視路として築かれたのだとか。
今では ルツェルン旧市街 のランドマークとなっており、鉄道のルツェルン中央駅からロイス川に歩けばものの数分で見つけられます。完成は1333年で、木造の橋としてヨーロッパ最古、トラス橋としては世界最古。長さは204mあります。
カペル橋の右岸は 聖ペーター教会 St. Peter Kirche の前にあり、ここから僕らも木橋を渡ってみました。いつ来ても賑やかな…というか無遠慮な中国人ツアー客で騒々しいことも。
橋の湖側と下流側で欄干の高さが見るからに異なり、ここが防衛線であったことが分かります。
板絵 Der Bilderzyklus
カペル橋の見どころは木製の屋根の内側にはめ込まれた三角形の板絵。ルツェルンの歴史や守護聖人をテーマに17世紀に描かれ、19世紀に橋が短縮された後は110枚が飾られていました。残念ながら1993年の火災でほとんど焼かれてしまい、現在は修復された一部の絵のみが見られます。このような板絵はルツェルン独自のものだそうです。
お花
春から夏には欄干にお花が飾られてスイスらしい愛らしさでいっぱい。
気候なんでしょうか、ヨーロッパの花壇はとても真似できないほど美しく咲き揃うのが不思議です。
貯水塔 Wasserturm
橋の中ほどにある八角形の塔が良いアクセントになっています。
高さは34.5m。今は小さなお土産物屋さんが営業していますが、かつては見張り台や牢獄、拷問部屋として使われた歴史があります。
橋のもう一端には イエズス教会 Jesuitenkirche が見えました。
その先にはもう一つ、屋根付きの古い木橋である シュプロイヤー橋 Spreuerbrücke があるのでお見逃しなく!ルツェルンの主な見どころは当ブログ内、スイス旅行記ルツェルン観光 のページにまとめています。
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