08.11
ウィーンで絶対食べたいカフェザッハーのザッハトルテ、二階のレストランもオススメ! (オーストリア)
オーストリアの銘菓と言えば、ザッハートルテ!200年の歴史を誇るホテルザッハーにある カフェ・ザッハー Café Sacher はその元祖として世界的に有名で、ウィーンを代表するカフェの一つ。ザッハトルテはもちろんのこと、豪華な内装の二階席でのお食事もオススメです。
Café Sacher
【住所】 Philharmonikerstrasse 4, Vienna A-1010, AUSTRIA
【営業時間】 午前8時~深夜0時
【定休日】 なし
【TEL】 +43 1 51 456 1053
【FAX】 +43 1 51 456 810
老舗のホテルザッハーの一階、カフェザッハー。
ウィーンのオペラ座の裏にあり、観光客なら必ず通るであろうケルントナー通りに面しています。深夜0時まで営業しているのも嬉しいですね。
予約
Kitagawaはいつもウォークインで立ち寄っていますが、公式サイトから予約を入れることも可能です。たいていお店の外まで順番待ちのお客さんが並んでいるので、日程がタイトな場合はぜひ事前にご予約を!
www.sacher.com/en/original-sacher-cake/sacher-cafe-en/cafe-sacher-wien-3-2/
上の写真は2019年、下は2013年。昔はサンシェードが白色でした。
カフェ・ザッハー Café Sacher
カフェザッハーの一階は右手がショップで左手がカフェになっています。
ケーキや喫茶のみの場合は一階の席に案内されます。ウィーンの一等地の有名店とあって小綺麗な服装のお客さんが多く、日本人の男性はジャケットを着ている人も。テラス席もあるので、お天気が良ければ外に座るのもヨーロッパっぽくて良いでしょう。
一方、食事をすると伝えれば落ち着いて過ごせるように二階席に通してもらえます。
カフェザッハーの二階は真っ赤なビロードで装飾されて格調高いインテリア。中央に吊られたシャンデリアはフロアを貫く立派なものでした。
ザッハーの本で紹介されているカフェの内装。
メニュー
メニューはこちら。
2019年現在、コーヒーとザッハートルテのセットは16.90ユーロでした。初めて来たときは安かったのに、どんどんお値段が上がってしまいました。
Selection of three “Viennese Classics”
メインコースの欄から選んだのはこちら。
下のお皿から、牛肉のスープ煮込み、牛肉のグヤーシュ、一番上は クラウト・フレッカール Krautfleckerl というオーストリア生まれのパスタとキャベツを混ぜたお料理。お肉のシチューはどこか懐かしい味がしました。
Selection of Escalope
Kitagawaが選んだのはウィーンに来ると必ず食べるカツレツこと ヴィーナー・シュニッツェル Wiener Schnitzel が入っているセット。中段は仔牛のカツレツときゅうりのクリームサラダ、一番上が コルドン・ブルー Cordon bleu。ヴィーナーシュニッツェルの下にもきちんとポテトサラダが敷いてありました。
あれこれ注文したらテーブルが一杯になってしまいました。
口コミでは店員さんの態度が時に横柄だ…なんて書き込みもたまに見かけますが、特に急かされることも無くゆっくりランチを楽しむことができました!二階席は皆さんお友達やご家族と寛いでいる雰囲気なので時間があればぜひお食事で利用してみてください。
ザッハートルテ
もうお腹いっぱいですが、ここまで来たら食べないわけにはいかないザッハトルテ。
1814年にお菓子職人のフランツ・ザッハーがウィーン会議のために作ったのが始まりとされ、「トルテ」とはドイツ語でケーキを意味します。食べ方 はホイップクリームと合わせるのが鉄則で、このクリームはお砂糖が使われていないのでケーキの甘さを和らげてくれます。
表面のチョコレートはお砂糖がたっぷり使われておりシャリシャリが感じられるほど。そして大きな特徴は何と言っても間に挟み込まれた アプリコット(あんず)ジャム で、この酸味とチョコの甘みが絶妙です。
ちなみにアプリコットはヴァッハウ渓谷の名産品で、ウィーンのお菓子に欠かせません。ウィーンから近いので後日車で 世界遺産ヴァッハウ渓谷 を巡ってみました。
日本人の舌にはかなり甘く感じられるはずですが…これが本家のザッハートルテの味。一度食べれば十分、などという感想も散見されますが、僕らはウィーンに来ると一度は食べたくなるオーストリアきっての銘菓です。
なお、甘いものは苦手だけど少し食べてみたい…という場合はサイコロ状の四角いザッハートルテ、Sacher Würfel もありますよ。
お土産・持ち帰り
ショップでも販売しており、しっかり梱包されているので日本へもお持ち帰りできますが、お店で出されているものと持ち帰り用とでは日持ちさせるためにレシピが異なるのだとか。きめの細かい無糖のホイップクリームと一緒に食べてこそのザッハートルテなので、やはり本場ウィーンで楽しむのが一番だと思います。
ホテルザッハーのテディベアなどもお土産として用意されていました。
デメルとザッハー、行くならどっち?
ウィーンのカフェと言えば デメル DEMEL も有名ですね。
ザッハートルテを巡って裁判まで起こしたザッハーとデメルですが、店頭の行列の長さや評判を見るとやはりザッハーのそれが人気が高いように感じます。そしてホテルのカフェなので格調高い雰囲気も旅の良い思い出になりましょう。
一方、デメルは洋菓子店です。やや店内が狭いものの待ち時間が少なく、種類の多いケーキやボリュームのあるお食事も魅力的。Kitagawaはザッハーに比べてデメルを利用した回数の方が多めです。当ブログにて デメル DEMEL もレビューしていますので、それぞれのお店で食べ比べをしてみてはいかがでしょうか?
2019年, '13 オーストリア, '18 オーストリア, '19 オーストリア
コメント
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初めまして。
オーストリア国家公認ガイドの豊島と申します。
Franz Sacherは1816年生まれで、Sachertorte はウィーン会議のもっと後、1832年からとされています。
偶然貴方のページを見つけたので全く悪意はございません。