10.15
アヌシー、風光明媚な湖と運河の町 (フランス)
アルプスを望む湖畔の町、アヌシー Annecy。
どこを切り取っても美しく、そして底抜けの明るさがあり、運河が走る小さな旧市街も絵になります。まるでスイスのように端正な街並みで、ローヌ・アルプで一番のオススメです!
フランスのローヌアルプ地方はスイスやイタリアと国境を接しており、山岳地帯には雄大な自然の風景が広がっています。ここアヌシーはスイスの ジュネーブ Geneva から近く、僕らも ジュネーブ観光 のついでにアヌシーまで来たところ車で1時間足らずでした。アヌシーの後はモンブランの麓の町 シャモニ に向かい、モンブラントンネル を通ってイタリアへと抜けました。パリやリヨンから鉄道でも来られますが、気ままなレンタカー旅行もぜひご検討を!ベストシーズンは春と秋です。
アヌシー観光
アヌシー湖の西のほとりがアヌシーの旧市街。周りに有料駐車場が整備されているのですが、週末のせいか停める場所を探すのに一苦労しました。ティウー運河にかかる橋の辺りが旧市街の入り口で、カフェやレストランが軒を連ねて大変な賑わい。歴史的には16世紀にサヴォイア公国の首都だった時期があるそうです。
アヌシー湖
Lac d'Annecy
運河はすぐ先のアヌシー湖から水を得ており、観光局によると透明度がヨーロッパで一番の湖なのだとか。橋のたもとから遊覧船も出ており、2016年現在 1時間のコースが大人14.30ユーロでした。貸ボートも人気のようです。
旧市街
12~17世紀に築かれた旧市街は小さなエリアで通りは散策する人でいっぱいでした!
どちらかと言えば景色や雰囲気を楽しむ町であり、旧市街は食事がてら一回りすれば十分でしょう。
宮殿(旧牢獄)
Le Palais de l'Isle
運河の小さな中州に浮かぶ石造の建物は パレ・ド・リル と呼ばれる12世紀に建てられた宮殿。地味な割に目立つ存在で、アヌシー旧市街のシンボルです。ここは刑務所や裁判所として使われてきたそうで、現在は歴史博物館になっていました。
サン・フランソワ教会
Église Saint-François
アヌシー旧市街に建つ教会の一つ。
ヨーロッパ公園
Jardin de l'Europe
アヌシー湖に面して美しい公園になっていて、絶好のピクニック日和でした。
日帰りなのが悔やまれます、ホテルを取っていなければ間違いなくアヌシーに滞在してノンビリ湖畔を船や車で散策するところです。
愛の橋
Pont des Amours
ヨーロッパ公園の北に架かる橋は「恋人たちの橋」と呼ばれ、恰好の記念写真スポット。
橋の上から見下ろす運河の眺めも情緒的ですね!
アヌシー城
Château d'Annecy
最後に、丘の上に建つアヌシー城を訪れてみました。
ジュネーヴ伯によって12~16世紀に建てられた居城で、文化通信省より フランス歴史的記念物 Monument Historique に指定されています。1953年にアヌシー市が取得し、現在は歴史や芸術の博物館として公開されていました。
アヌシーにあるミュージアムの情報は musees.agglo-annecy.fr/eng が参考になります。
せっかくなので入場券を買って館内を見学してみました。
目を惹いた絵画を二つだけご紹介。
まずは Pierre-Alexandre Jeanniot作、アヌシー湖 Le lac d'Annecy(1858年)。
もう一つは モンブランの日の出 Le Mont-Blanc vu du col des Aravis, soleil levant、Paul Cabaud作。数日前にモンブランを間近に見られる展望台、エギュイユ・デュ・ミディ Aiguille du Midi に登ったばかりなので地元の作家の作品には見入ってしまいました。
城郭からはアヌシーの町と湖を一望できます。
この眺めを見るだけでもお城に登って大正解でした!
Kitagawaもこの地方に来るまでその名を知らず、スイスのジュネーブで周辺の見どころを調べていてフラッと来てみたのですが、アヌシーの美しさは他のフランスの町とは少し違っていて凛とした空気があり、水のある風景もすっかり気に入りました。もしレンタカーで旅行しているならシャモニを訪れる道中にぜひ立ち寄ってみてください!
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