11.01
セーシェル航空 国内線DHC-6搭乗記
海に散らばる島が“インド洋の真珠”と喩えられる東アフリカのセーシェル共和国。
首都ヴィクトリアのあるマヘ島から人気のプララン島まで セーシェル航空(エアセイシェル)の国内線、Kitagawaの大好きなDHC-6に搭乗しました。
予約は Air Seychelles のWebサイトから行ないました。
www.airseychelles.com/
運賃は1名当たり往復で2,019セーシェルルピー、17,220円。20分というフライト時間の割に高いので、時間に余裕があればフェリーを使っても良さそう。以下はセーシェル航空の機内誌に載っていた国内線の写真です。
セーシェル国際空港
Seychelles International Airport
国際線でセーシェルに到着し、そのままプララン島行き国内線に乗継ぎます。
二度目のセーシェル入国なので気持ちにも余裕があります。空港ターミナルの様子は セーシェル航空 国際線A340搭乗記 にも掲載しているのでご覧ください。エアセイシェル同士の乗継ぎでもいったん荷物を受取る必要があり、外に出たら右手へ。パステルカラーの食堂の奥に国内線のチェックインカウンターにつながる小さな通路があります。
国内線でマヘ島から定期便が飛んでいるのはプララン島のみで、おおむね30分ごとの発着です。
予約した便はまだ三本も先で、無料で前倒しを提案されたものの先に夕食を取っておきたかったのでお礼を言って変更は遠慮しました。国際線と国内線の通路にあるオーストラリア資本の The Coffee Club は味や雰囲気が良く、セーシェル国際空港でまともにWi-Fiが使える唯一のカフェです。
マヘ島からプララン島
ダッシュ6、ことエアセイシェルの DHC-6 Twin Otter。
カリブ海のケイマン航空 や モルディブのトランスモルディビアン航空 など、島巡りでは世界中でお馴染みのデハビランドカナダ製ターボプロップ双発プロペラ機です。HM3202便は最終便の二本前のフライトで、20:30発、20:50着というスケジュール。少し雨が降って来てしまいました。
シートは7列あって計19席。
僕らだけで貸切り状態のフライトでした!
雨の中の夜間飛行。
普段なら機上から景色を眺めるために日中便を選ぶのですが、今回は前後の旅程を動かせない中で強引にプララン島からラディーグ島へのアイランドホッピングを組んでおり、少しでも滞在時間を稼ぐために往復ともに日没後のフライトです。加えて行きも帰りも国際線との乗継ぎで、なかなかタイトなスケジュールになってしまいましたが、島での時間を目いっぱい取ることができました!
ターキッシュエアラインズに少し待たされたものの、フライトそのものはあっという間。天気が良ければ肉眼で島影が見えるくらいの距離ですからね。
定刻から10分遅れの21:00ちょうどにプララン空港(PRI)に到着しました。
プララン島空港
Praslin Island Airport
見事に誰もいません…しかもタクシーすら待機しておらず、停まっていた一台はスタッフが帰宅するための予約車という。しかし今からホテルに頼んで車を差し回してもらうのも時間を無駄にしそうです。ちょうど空港からどこかへ向かうセーシェル航空の業務用バンを見つけたので、運転手さんに頼み込んで荷台に便乗させてもらいました(笑
プララン島のホテル は予約必須、点在しているので歩いては探せません。安いエリアは空港周辺のGrand Anseですがリゾートとは程遠い雰囲気なので、プララン島に滞在されるならビーチの美しい島の北東のAnse Volbertにあるホテルに泊まるとレストランやスーパーもあって便利です。
プララン空港からフェリーターミナルまで所要30分、タクシーだとメーターで400ルピー前後。
翌日は プララン島からラディーグ島行きフェリー に乗って、憧れのリゾート ル ドメーヌ ドゥ ロランジェリー・リゾート&スパ Le Domaine de L'Orangeraie Resort & Spa に宿泊。セーシェルで最も有名なビーチ、奇岩の美しい アンス・スース・ダルジャン Anse Source d'Argent にも遊びに行きました。
プララン島からマヘ島
素晴らしいラディーグ島の滞在を終え、まずはフェリーでプララン島まで戻って来ました。
フェリーの桟橋にレンタカーを持って来てもらい、最終日はそのまま車でプララン島の島内観光。世界遺産 ヴァレ・ド・メ自然保護区 Vallée de Mai Nature Reserve も見学できました。やはり車は便利ですね~レンタカーの返却は空港でという約束にし、午後7時ちょうどに取りに来てくれました。
午前中はフライトが遅れたそうですが、19:55発のHM3197便は定刻に飛ぶそうで19:48にボーディング。Praslin Airport のランウェイは4,610フィートあるものの、離陸は Short Field Takeoff で行なわれました。ブレーキをかけたままフルスロットルにし、一気に最短距離で飛び立ちます。僕は教習で習ったまま使うことも無く今日に至っていますが、定期運航便で見せてもらえるとは得した気分☆言うまでも無く気象状況は優れないようで、グラスコックピットに表示されたウェザーレーダーを見ながらヘディングを微調整していました。
定刻通り20:15、雲の合間を縫ってランディング、お見事。
日没後は機内から景色を望めませんが、天気が悪いゆえに普段は使わない操縦技術を間近に見られてパイロット目線では大いに楽しめました。このまま23:50発のEK708便、エミレーツ航空ファーストクラスに乗継いでドバイに向かいます。
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