10.11
セーシェル航空 国際線A340搭乗記 (セーシェル-モーリシャス)
セーシェルからモーリシャスまで、セーシェル航空(エアセイシェル)で往復しました。インド洋の有名な2つの島国を結ぶ航路とあって楽しみにしていたフライトです。機内からの眺めは素晴らしく、行きはモーリシャスの最高峰を、帰りは“セイシェルの夕陽”を動画で撮影できました!
モーリシャスはセーシェルの南およそ1,000マイル。
この搭乗記のフライトを下の地図上に黄緑色の線で示しました。
インド洋でのバケーション、1か月をかけて2か国4つの島7つのホテル10か所のビーチを巡っています。
実は来年マダガスカルから乗るターキッシュエアラインズもモーリシャスを経由するのですが、途中降機できないと知るや否やモーリシャスを訪れないと気が済まなくなってしまい、別で決まっていたセーシェルの旅程に無理やり一週間の余裕を作ってモーリシャスに飛んだ次第です。結果としてこれは正解でした!ホテル代のバカ高いセーシェルに長々といたらお金がいくらあっても足りません。
運賃は往復で1名当たり7,687セーシェルルピー、65,526円でした。
セーシェル国際空港
Seychelles International Airport
今回の旅行で4回も使ったセーシェル国際空港(SEZ)、まるで魚市場のような渋い佇まい。
オープンエアーの到着ロビーにはホテルのお出迎えの人達がワーッといて、モルディブに近い雰囲気ですね。入国の際は帰りの航空券とホテルの予約確認書を必ずチェックされますが、訪れる外国人はバカンス客ばかりなのでイミグレも友好的です。
利用したのはセーシェルのフラッグキャリア、エアセイシェル Air Seychelles。
手作り感あふれるデコレーションが施されたカウンターでチェックイン手続き。預入れ荷物 は30kgまで無料でした。マイレージ はエティハド航空の「エティハド・ゲスト」に積算することができます。
搭乗の待合室にはカフェが一つと、この国で見た最初で最後のファストフード店バーガーキングが奥で営業中。Wi-Fi によるインターネット接続は1時間まで無料という触れ込みですが、人が多いとログイン画面すらなかなか出てこない有様でまったく使い物になりません。
ラウンジ は階段を昇ったところに セーシェル空港ラウンジ Premium Lounge があります。
Air Seychelles A320
エアセイシェルの国際線はエアバスA320-200型機による運航。
その後に見えているのはエミレーツ航空のB777型機で、今回はドバイ経由の エミレーツ航空ファーストクラス でセーシェルまで来ています。セーシェル国際空港にはPBBどころかランプバスも無いので、航空会社に関わらず歩いて飛行機に乗降します。この緩さが南の島っぽくてたまりませんね!
ビジネスクラス
前方のビジネスクラスは16席。
数人しか乗っていませんでした。
という訳でセーシェル航空から搭乗の数日前にビジネスクラスへの有償アップグレード入札のお誘いメールが届きました。応札に手数料は不要で、席が確保できた場合のみクレジットカードから料金が引き落とされるそうです。
ビジネスクラスの機内食を食べてみたい気もしますが、フライトは2時間半あまり。
1人当たり2~3万円を追加で払うならホテルでディナーのコースを食べるよね…と応札は見送りました。当日はほとんど空席だったのできっと最安値で入札してもアップグレードされるのではないでしょうか?
エコノミークラス
一方のエコノミークラスは3-3のアブレストで120席。
搭乗率の低さを見越して通路側D席と窓側F席を指定したところ、目論み通り真ん中には誰も来ずにシートを広く使えました。もっとも予想より空いていたのでドアクローズ直後に席を移動しても良さそうです。
マヘ島を飛び立ち、一路インド洋を南に向かいます。
一週間足らずで戻ってきますけどね!
エアセイシェル機内誌
機内誌もあるようで、誌名は シルエット Silhouette。
マヘ島の特集では国立公園が魅力的に取り上げられていますが、実際に車で走ってみた ところ本当に手付かずのジャングルで手も足も出ませんでした。
こちらはセーシェルのビール、SEY BREW の広告。
ビールよりもサトウキビから作られるラム酒、TAKAMAKA がおすすめです。
エアセイシェル路線図
セーシェル航空は2018年現在、アブダビ、モーリシャス、ヨハネスブルグ、ムンバイ の4都市に就航。2011年まではシンガポールにも直行便を飛ばしており日本からの定番ルートでしたが無くなってしまいました。
現在はエティハド航空の資本が入っているので同社とのコードシェア便を展開しており、セーシェルにはアブダビ経由で行くか、またはエミレーツ航空のドバイ経由が便利です。
国際線の機材はたった2機のみ。
という訳で各航路とも曜日運航となっており、モーリシャス線は 火・木・金・土・日 の週5往復。往路のHM49便が SEZ 9:45 MRU 12:20、復路のHM48便が MRU 16:10 SEZ 18:45 というスケジュールでした。
一方の国内線はKitagawaの大好きなDash-6ことDHC-6を飛ばしています。
路線はマヘ島からプララン島のみで、プロペラ機によるフライトの様子は当ブログ内の セーシェル航空 国内線DHC-6搭乗記 をご覧ください。
機内食
機内食は二種類からの選択。ワインなどアルコールも無料でサービスされます。到着後すぐに運転するので往路ではお酒を遠慮したのですが、クルーに「少しくらいなら飲んでも大丈夫よ!」と薦められてその大らかさに思わず笑ってしまいました。良し悪しはともかく、日本とは違反になる血中アルコール濃度の基準が異なるので彼女の発言も半分は当たっているのかもしれません。
そうこうしているうちにシップは高度を落とし始め、モーリシャス空港に西からアプローチ。島を綺麗に横断します。
モーリシャスの南部には大地から荒々しい山が聳えており、その合間を降下するので窓から山岳美を楽しめます。
島の最高峰は ピトン・ド・ラ プティット・リヴィエール ノワール Piton de la Petite Rivière Noire で標高828m、動画の初め右手に山頂が写っています。
今年は7か国で車を運転しており、ここモーリシャスもレンタカーを使うのですが、機内から見えた景色はまさに僕らが車で走る一帯。飛行機を降りた後、島の南端にある セントレジス・モーリシャス まで黄色のルートを使いました。
12時13分、スポットに停止。
モーリシャス空港の正式名称は サー・シウサガル・ラングーラム国際空港 という長い名前で現地ではSSRとも略されます。タラップで降機し、スポットからはランプバスに乗ってターミナルへ移動しました。
めちゃくちゃ近代的なエアポートでビックリしました。
イミグレの窓口も大量にあって凄い規模。検疫もしっかりブースを構えているのが珍しく、一人ずつ用紙を見ながらアレコレ質問されました。
スーツケースを受け取った後にはズラリと並ぶ両替所。
ユーロからモーリシャスルピーへのレートは 39.15(再両替は 40.67)でした。ちなみに 1ルピーはタイの1バーツとほぼ等価 で、物価もタイに近いので感覚が掴みやすいと思います。
ターミナルを出て左手の駐車場にある小さな建物にレンタカー会社がカウンターを連ねています。
13時17分、AVISで車をチェックアウト。最初に泊まる セントレジス・モーリシャス リゾート The St. Regis Mauritius Resort に向かいました。
モーリシャス発セーシェル行き
インド洋に沈む美しい夕陽 を見たり、大きなカメさん達 と遊んだり、ベストシーズンのモーリシャスを満喫。
後半の宿泊先である ル メリディアン・イルモーリス から空港に戻ってくると、AVISのスタッフは僕らのことを良く覚えていました。モーリシャスは島がかなり大きいのですが、ホテルはすべて本島にあって道も走りやすいのでレンタカーの利用価値は高いと思います。
モーリシャスとセーシェルの間に直行便を飛ばしているのはエアセイシェルのみ。
火・木・金・土・日の週5往復で、復路のHM48便は16:10発、18:45着というスケジュール。チェックインから出国までの流れはスムーズで、わずか30分でした。
パン屋さんPaulで軽食、いつもバンコクで食べるものに比べて生地がもっちもちで美味しい!パリと変わらない味でおすすめです。
Wi-Fiは3時間まで無料、当然ですがインターネットもちゃんと使えました。
帰りのフライトでは西の雲間に赤く染まる太陽が見えました!
「セイシェルの夕陽」ですね~動画も撮ってみました。
セーシェルのマヘ島には定刻より早い18:30に着陸。
小さな空港なので入国や荷物の受取りもアッという間、しかも2度目で様子も分かっているので気楽なものです。すっかり日が暮れてしまいましたが、このまま セーシェル航空プララン島行きプロペラ機 に乗り継いでインド洋の島巡りを継続します。
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