05.28
ノボテル コトヌー ホテル Novotel Cotonou Orisha (ベナン共和国)
西アフリカのベナン共和国のコトヌーにある ノボテル・コトヌー・オリシャ・ホテル Hotel Novotel Cotonou Orisha をご紹介。周辺にも建築中のホテルがありますが、現在のところノボテルがベナンで最も安心して泊まれるホテルになろうかと思います。
ベナンの玄関口、カジェフォウン空港から2kmと近く、車でわずか5分の距離。
同じ通りには政府関係の建物や大使館が点在し(お隣は在ベナン日本大使館です)とても静かなロケーションです。空港送迎を無料で行なっているので、チェックイン直前にホテルに電話をかけてお迎えを頼んでおくと良いでしょう。
同じ敷地内に Hotel ibis Cotonou と Hotel Novotel Cotonou が並んで建っています。
2015年5月現在のラックレートは、2つ星のイビスが 91ユーロ、4つ星のノボテルが 158ユーロで、別途1,000セーファーフランの宿泊税がかかりました。帰りのパリ行きの飛行機に乗遅れる!という大失態により(笑)僕は正規料金で泊まりましたが、事前決済なら129ユーロ程度、週末はさらに安くなるようです。イビスとノボテルの違いはバスタブの有無と朝食バッフェの品揃え&レストランのメニューくらいなので、滞在が短かったりプールが不要なら イビス・コトヌー・ホテル Hotel ibis Cotonou でも充分だと思います。
ベナンの公用語はフランス語ですが、各スタッフとも英語が通じます。
ただしここはブラックアフリカ、サービスを期待してはダメ。仕事は恐ろしく遅いうえ、スタッフの職域外のことを尋ねても回答はまず返って来ません。ゲストは周辺国のビジネスマンが半数で、残りは公用か開発関係と思しき外国人ばかりです。
西アフリカでも最貧国にあたるベナンにやって来る観光客は皆無に等しく、ホテルでも国内交通や見どころの相談・手配はまったくできません。日中の治安はまず問題ないのですが、それ以前に見て面白いものがコトヌー市内には何一つ無いのです。個人旅行者は行き先やホテルから出る足すらも自力で探すことになります。
とりあえず通りに出ると黄色いゼッケンを着たバイク(Zemと言います)が走り回っており、これが一番安くて基本的な移動手段になります。コトヌー市内なら 100~500セーファーフラン(20~100円)程度。Kitagawaが訪れた場所と行き方は、ベナン旅行記で少しご紹介できればと思います。
ノボテルにあるレストランは衛生的で、近代的なレストランがなかなか見つけられないコトヌーにおいて助かります。
もしホテルの外で食事をする場合、かなり離れていますが僕は在住者から教えてもらった Exotic Garden というバー&レストランを気に入りました。アフリカ料理が楽しめてビールもノボテルの3分の1以下と経済的です。
もちろんホテル内のバーも欠かせない存在で、空調が寒いほどガンガンに効いて快適です。下の写真は「Akofa」というノンアルコールカクテルで3,500セーファーフラン(約700円)なり。現地人が聞いたら卒倒しそうな値段ですが、なんとバオバブのジュースがベースになっているそうで、西アフリカで飲んだものの中で一番美味しい一杯でした。
他に特筆すべき点として、Wi-Fiが安定していて高速なのが素晴らしい。
停電が頻発しネット環境が不安定なコトヌーにおいていつでも確実にインターネットが使えるのは大きな安心感。今回の西アフリカ旅行でまったく不具合なくWi-Fiが使えたのは、こことガーナで泊まった Hotel Novotel Accra City Centre くらいのもの。プールサイドでもつながったのには驚きました。
ノボテルホテルは海岸に近いものの、ビーチから距離があるため海は見えません。もっともギニア湾は波が高く遊泳厳禁、絶対に泳がないようにと外務省も海外安全情報で注意喚起を行なっています。水遊びをするならホテルのプールに限ります。
気温は連日33℃、じっとしていても外に出れば10分で汗が吹き出します。
運動不足にならないよう敷地内をジョギングしましたが…頭上から照りつける日差しに参ってしまいますね、倒れる前にお部屋に戻りました。プールサイドすら、曇っていないと長居は辛い状況です。
しっかり手入れされたお庭では珍しい動植物を見つけることができます。
下の写真は レッドヘッドロックアガマ Red-headed Rock Agama という種類のトカゲで、アフリカ東部のものより淡いカラーリングになっているそうです。
このホテルの敷地内だけは「ベナンにあってベナンにあらず」と言っても過言ではないほど別世界。
エアコンの効きもよく、熱いお湯もじゃぶじゃぶと出て、自家発電により停電することもなく、高速インターネット接続まで使えます。さらにプールや美しいお庭があってクレジットカード決済ができるのですから言うことありません!先進国で当たり前のことが、ブラックアフリカでは本当に貴重なんです。サービスの至らなさを補って有り余る快適なファシリティだと思います。
Hotel Novotel Cotonou Orisha
【住所】 Boulevard de la Marina, Cotonou, BENIN
【TEL】 +229 21 305 662
【FAX】 +229 21 304 188
【URL】 www.accorhotels.com/gb/hotel-1826-novotel-cotonou-orisha/index.shtml
ベナン共和国コトヌーの カジェフォウン空港(COO)からブールヴァール・ド・ラ・マリーナ通りを東に2km、車で約5分。往復ともにホテルの無料シャトルサービスがあります。もしZem(バイタク、黄色いゼッケンを付けています)を拾えば、空港からホテルまで 200セーファーフラン(約40円)、コトヌー市街地からホテルまでは 300~400セーファーフランが目安。
敷地内には Hotel ibis Cotonou と Hotel Novotel Cotonou が並んで建っています。
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