12.15
黄金博物館 (コロンビア・ボゴタ)
コロンビアの首都ボゴタにある 黄金博物館 Museo del Oro に行ってきました。
ここは中南米でも特に評価の高いミュージアムで、かねがねスゴいとは噂を聞いていましたがそのゴールドの量は圧巻!コロンビアに来たら必ず見ておきたい場所です。世界各地にある黄金博物館の中でも特におすすめ!
黄金博物館はボゴタ旧市街の中心部、サンタンデール公園 Parque de Santander に面しています。
トランスミレニオのMuseo del Oroの駅から歩いてスグ。人通りの多いエリアなので気軽に散策できますがスリには注意が必要です。初めて訪れた時は月曜日のため閉まっており後日出直しています。ちなみに日曜日は入場料が無料になるそうですよ。
ミュージアムはコロンビア中央銀行 Banco de la República の運営で4階建て。
このうち2~3階の4つのギャラリーに金製品が展示されています。
展示品は大量なので特徴的な写真を何枚か掲載しておきます。
金だけでなく土偶などの出土品も展示されていました。解説はスペイン語と合わせて英語もあるので助かります。
このキャラは可愛い!何なのか分からないけど。
そしてとにかく凄い量です。個々のコンディションも素晴らしいの一言。
Oroとはスペイン語で金を意味します。(形容詞の金色は dorado です)
解説によると国土に金鉱が広く分布しているよう。コロンビアは金だけでなくエメラルドも有名ですね。街中には宝飾店も多く、お手頃価格で良質なエメラルド製品を買い求めることができます。
こちらのフロアーでは彫金の道具などを展示。
これは一目瞭然、なるほどこうやって作るんですね。
たくさん必要となるパーツは型を使って量産するようです。
こちらが完成品。なんとも贅沢な…
黄金の衣装をフル装備した様子。
3階のCosmology and Symbolismのコーナーがハイライト、見るからに貴重な品がガラスケースに陳列されています。
ところで、展示品には作られた年代が書かれているのですがどれも数百年の開きが見られました。金属は放射性炭素年代測定ができないうえ金は腐食もしないので、年代の予想の難しさが窺えます。
1000年以上前に作られたものもごろごろしていますが、まったく輝きを失っておらずさすがゴールド。その美しさに思わず息を飲みます。
こちらはキンバヤで出土したライムを保存するひょうたん型の壺。黄金博物館のポストカードにも使われていた一品です。
3階の奥には円形の小部屋があり、音と光の短いショーを楽しめます。
演出の良し悪しはともかく、山のような金細工を惜しげもなく使った展示は圧巻!にわかにヤケクソ気味ではありますが、世界各地にある黄金博物館でもこれほどの展示は無いでしょう。
さらに上階にはExploratoriumのコーナー。
コロンビアの歴史や文化について学習できるようになっています。
2008年にリニューアルされており、分かりやすく充実した展示品は見応えがあります。
中南米を訪れた旅行者にコロンビアの見どころを尋ねると必ず名前が挙がるのがここ黄金博物館。ボゴタに数あるミュージアムの中でも真っ先に見ておきたい場所です。
Museo del Oro
【住所】 Carrera 6 No. 15-88, Parque Santander, Bogota, COLOMBIA
【URL】 www.banrepcultural.org/museo-del-oro/
【TEL】 +57 1 343 2222
【FAX】 +57 2 284 7450
【開館時間】 午前9時~午後6時 (日曜と祝日: 午前10時~午後4時)
【入場料】 Col$ 3000 (約160円) ※日曜は無料
【休館日】 月曜日
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
すごいですね、世界各地を飛び回られて。2014年12月にコロンビアのMuseo de Oro案内を鑑賞させていただきました。私は、2001年4月~2002年4月の1年間Cali市に住んでいました。もちろん、黄金博物館も何度か訪問しました。私が興味を持った展示物は、飛行機(宇宙船?)のような金製品と宇宙人あるいは宇宙服を着た人の金製像です。ご覧になりましたか?