09.07
タイ航空A330-300ロイヤルシルククラス
Kitagawa@Thailandです、今日はタイ航空の話題です。
近距離線でよくお世話になるTGのエアバスA330-300型機。ソウル-台北、台北-バンコク、バンコク-ヤンゴン、ヤンゴン-バンコクのフライトをまとめて記事にしました。タイ航空の333と言えばかつてはハズレ機材でしたが、シートの換装が進んでようやく安心して搭乗できるようになってきました。
まずは外観から。タイ航空の保有機の中では小ぶりなA330-300型機です。
続いて機内、ロイヤルシルククラスの全景です。
シートはコーポレートカラーの紫を基調としており、明るくも落ち着いたキャビン。ドアサイドからシートまでは必ずエスコートしていただけます。アブレストは2-2-2で6列、計36席となっています。
シートマップはこちら。
バルクヘッドじゃないと嫌!って人以外は、2列目以降すなわち12番以降がおすすめです。
なお、タイ航空のビジネスクラスは飛行機のタイプに関わらず最前列が11番から始まっていて13番が欠番になっているので、よく乗られる方は記憶に留めておくとチェックインやボーディングの際に自席の位置をイメージしやすいと思います。
新シートに換装後の330や33Hではシートピッチが147cmまで広がっています。
隣り合うシートの間にシェードを引き出せるようにもなりました。
窓側席からキャビンの眺め。
前のシートの下には物を入れることはできません。
シート幅51cm、傾斜角は167°のライフラットシート。日中便で数時間程度の移動なら充分快適です。
やっぱり新しいと気持ちいいですねー。
こちらも同じくタイ航空A330-300の33Hビジネスクラスです。
続いて少しだけTGのCクラス機内サービスの紹介も。
まずはドアクローズ前にウェルカムドリンクのシャンパン。搭乗がギリギリでも必ずサービスしていただけます。サイドテーブルも使いやすいサイズで、前方にペットボトルホルダーがあるのも便利。
シート備え付けの冊子など。TGの機内誌は「サワディー SAWASDEE」ですね。
タイ航空は日本発着路線以外でもたいてい読売新聞を積んでいます。右上は機内食のメニュー。
シートコントローラーも電動で細かく調整ができるようになりました。
以前の333では手動式でグッ!とボタンを操作してそのままガッ!と力を入れるとバコッ!と倒れる、まるで電車みたいなレトロなシートでした。今となっては懐かしい気もしますが、まだ生き残りが飛んでいる可能性もありますので…どうか2度と巡り合いませんように。
アームレストを跳ね上げると端子類が出てきます。
近年では当たり前となりつつあるUSB端子が2つ。手元にあるのは嬉しいのですが、引っかけてコードやスマホを傷つけてしまう恐れもありそうです。ヘッドホンはノイズキャンセラー付き。
他方のアームレストの中には機内エンターテインメントのコントローラー。
航空電話にもなっており、通話料は1分8ドルです。僕は読書灯のオンオフくらいにしか使いませんが…
機内エンターテイメントはもちろん日本語化もされており、100種類の映画、150種類のテレビ番組、395種類の音楽アルバム、30種類以上のゲームを無料で楽しめるそうです。ほんと半端ない数のタイトルが入っており、阿牛のアルバムを見つけた時はビックリしました。画面はタッチパネルになっていて直観的に操作できますが、映画は一つずつ開いてみないと日本語になっているのかどうか分からないのがいただけません。
最新型シップの33Hでは、Wi-Fiによる機内インターネットサービスも利用できます。
昔は面白がってJALの機内からblogを更新してみたりしましたが、あいにくKitagawaは機上で仕事をするほど熱心なビジネスマンではないので最近まったく使っていません。むしろ空の上くらい、仕事を忘れたいものです。
機内食のメインは最大で4種類からの選択です。本当に4種類も必要?と思わずにはいられないのですが、タイ航空の意気込みが伺えます。
たいていビーフ、ポーク、チキン、フィッシュってところですが、路線によってはビーフが無くてエビになっていたりします。メニューを見てきちんと注文しましょう、いい加減にオーダーして「あいにくそれはありません」って何度か言われました。温めたブレッドも数種類から選ぶことができます。
ワンプレートのメイン。選択肢を減らしてもいいから皿をもう少し大きくした方が前菜とのバランスが良くないか?といつも思ってしまいます。ソルト&ペッパーが小瓶で供されるのは好印象。ちなみに個人的な感想ですが、タイ航空では「ライスが付いていないメインディッシュ」が一番美味しいと感じています。
時間に余裕があれば、デザートやチーズはワゴンでサービスしていただけます。
そうそう、いつも窓側に座るKitagawaですがこの便はパッセンジャーが数人だったので珍しくE列に座ってみました。通路側、しかも真ん中の島に座るなんて、年に1回あるかどうか。
とどめにケーキ!甘さ控えめのチーズケーキでした。
リキュールのボトルがいっぱい並んでいた気がしたので、試しに「カルーアミルク」を頼んでみたら…その場では出来ませんでしたがギャレーで作って持って来てくれました。結構できるね、タイ航空。
その他、機上での様子については先日ソウル台北線の様子をアップしていますのでタイ航空ビジネスクラス搭乗記をご覧ください。タイ航空の気取らないフレンドリーなサービス、僕は好きですよ。
タイ航空333ビジネスクラス(2018年)
その後もバンコク発の近距離でお世話になることの多いA330-300のロイヤルシルククラス。
数か月おきに訪れているミャンマー行きで搭乗、バンコク-ヤンゴンはトリプルデイリーで運航しています。流れるようなチェックインに出国手続き、車寄せから ロイヤルシルクラウンジ までわずか7分半!このスムーズな出発がタイ航空を利用する大きなメリットです。
搭乗はゲートからいったんバスに乗り、改めてPBBの階段を登るというマイナー路線ならではの動線でした。
機内のインテリアやシートに変化はありません。
ドアクローズ前にウェルカムドリンクのサービス。
全ての席にお花が置かれている点が昔と変わったところで、新聞やブランケットの提供も熱心でした。
機内エンタメのコントローラーが更新されています。
映画のタイトルも選びやすくなり、少しずつ改良が加えられているのが窺えました。
近年タイ航空は経営状況が芳しくなく、機内食のメニューは大幅にシンプルな内容に。
ショートホールでは前菜やデザートもまとめてワンプレートでの提供になってしまいましたが、お味はさすが機内食に定評のあるタイ航空。ホテルで出されるような少し凝った風味のタイ料理でした。ワインも赤白ともに2種類ずつは積んでいます。
機内の様子。
割と家族で乗っているパッセンジャーが多いのがロイヤルシルクの特徴で、この日はタイ人や日本人などすべてファミリーでした。Kitagawaも昔家族の海外駐在の帯同でビジネスクラスに乗せて貰ったのを思い出しますね。飛行時間は1時間25分、まもなくミャンマーはビザも不要となるので今後ますます来やすくなりそうです。
今までがパッとしないシートだっただけに、僕としてはかなり好意的なご紹介になってしまいました。(笑
ところで42席が1列減って36席に減ったと喜んでいますが、これがシンガポール航空なら同じA330でもさらに1列減って30席だったりします。という訳で、バンコク-シンガポールの移動はTGじゃなくてSQをメインに使っている のが実情です。シンガポール航空のA330は日本にも飛んでおり、先日名古屋線を取り上げたばかり。もし関心があればシンガポール航空A330ビジネスクラス搭乗記と比べてみてくださいね。
では皆様、どうか素敵なフライトを!
更新履歴
2014年6月13日 作成
2018年9月07日 写真8枚追加
2018年, 2014年, '14 タイ, '14 ミャンマー, '14 韓国, '18 ミャンマー, '18 タイ
コメント
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KITAGAWA様
初めまして。こんにちは。いつも、色々と参考にさせて頂きたく拝見しております。
早速ですがお尋ねしたい事があります。
タイ航空のロイヤルシルククラスでは、スワンナプームのPremium Laneクーポンが貰えないです。
この場合、搭乗券を見せれば、Premium Laneは、通れますか?
以前利用した時は、解らなかったので長い列に並びました。
出国の時は、タイ航空専用のイミグレが有り解り易くて良いのですが。
教えて頂ければ安心します。宜しくお願いします。
アングラーさん
こんばんは。タイ航空の国際線ビジネスクラスで到着の場合は搭乗券の提示でOKです。もっとも最近は一般のカウンターの方が空いていて数個しかないプレミアムレーンの方が並んでいて時間がかかる…なんてこともあるようですが。
ご参考に!
今まで、日本発着路線以外でも、読売新聞の国際版が積まれていて、たとえば、カトマンズ発バンコク行きでも、当日の読売新聞が読めたのですが、9月から廃止になったようです。以前パーソナルエンターティメントシステムから、日本語メニューが消えたこともありましたが、後に復活しました。読売新聞も復活してくれるといいのですが。
みにさん、コメントありがとうございます。
2018年8月末付けでタイで刷っていた読売新聞の衛星版そのものが休刊になった影響ですね、機内の邦字新聞サービスも一旦お休みになってしまって残念です(涙