01.19
ガルーダインドネシア航空B737ビジネスクラス搭乗記(ジャカルタ-バンコク)
ジャカルタからバンコクまで、ガルーダインドネシア航空ビジネスクラスに搭乗しました。
スカイチームの航空会社には乗る機会が少なくGAの国際線には初搭乗です。ナローボディ機ながら美味しい機内食と熱烈なサービスで印象に残るフライトとなりました。
地図で黄緑のラインが今回のフライトです。
この日の運賃は片道849万1,000インドネシアルピア。提携のあるANAから有償で発券していますが、日本発着ではないのでAMCにマイルは積算されません。
チェックイン
ルメリディアンジャカルタ に呼んでもらったシルバーバードのメルセデスでスカルノハッタ国際空港へ向かいました。メーターで27万強、高速代9,500ルピアと7,000ルピアが別途かかり、市内から空港まで30万ちょうどの支払い。ブルーバードタクシーを利用すれば半分の15万ルピア(1,163円)が目安です。
立派な空港になりましたね~
ジャカルタの新ターミナル3が供用を開始して初めての出発です。一番左のAの島がガルーダインドネシア航空の国際線チェックインカウンターで、デパーチャーに最も近い位置にありました。
セキュリティチェックや出国審査はスカイプライオリティの優先レーンが設けられており、ガルーダインドネシア航空のビジネスクラスなら搭乗券に Sky Priority の印字が入るので見せるだけで通れます。
楽しみにしていた ガルーダインドネシア航空ラウンジ に立寄りました。
細長い作りでイスの数も多いのですが、食べ物・飲み物については貧弱です。せっかくターミナルが立派になったのだから、もう少しラウンジに力を入れてくれても…と思います。もっとも以前の2タミのラウンジがしょぼ過ぎたので、それに比べると開放的で良くなりました。
定刻通り12:20搭乗開始。
搭乗口の10番ゲートの先には複数のPBBがあり、利用するブリッジに僅差で国内線が着いてしまったようで通路の途中で一機分のパッセンジャーの降機を待たされることに。セキュリティ上もサービス的にも、入国と出国が交差することが分かっているならボーディングの時間を調整すれば良いものの(同じくターミナルが新しくなったミャンマーのヤンゴン国際空港ではそれが出来ています)フラッグキャリアたるガルーダインドネシア航空が3タミに移ってきて一年以上が経ってもこんな行き当たりばったりのオペレーションを続けているとは呆れてしまいました。
ガルーダインドネシア航空ビジネスクラス
Garuda Indonesia B737-8U3
シップはボーイング737型機で、レジ番はPK-GNU。
通路が一本のナローボディ機ながら前方の3列にはビジネスクラス用に大きめのシートが導入されており、後方のエコノミークラスともパーティションで区切られていました。
フルフラットにこそなりませんが3時間のフライトには十分なシートです。
個人用モニタは前のシートではなくひじ掛けの中に収納されるタイプなので、足元の広い最前列の窓側となる6Aに座ってみました。ビジネスクラスは僕以外に2名のみ、お隣は空席でした。
シートコントローラー
挨拶の際はクルーから名前を正確に呼ばれてビックリ、これは上空でのサービスも期待できそうです。ウェルカムドリンクとしてGAのシグネチャードリンク Jus Kedondong を薦められたのでいただいてみました。クドンドンは日本やタイに無いので説明しにくいのですが、小さく未熟な酸っぱいマンゴーのようなもので、酸味が強く雨の降った後の草っぽいワイルドなお味でした。
12:41ドアクローズ、12:43プッシュバック、12:55テイクオフ。
今回の2年ぶりのジャカルタ滞在は後半お天気が悪くて思うようにサーベイが進まず、近くまた来ることになりそう。見どころが無い混沌とした大都市なので観光客はまれで、訪れる外国人のほとんどが商用だと思います。
離陸から22分後に改めてドリンクのサービス。
迷っているとウェルカムドリンクの時のシャンパーニュもあるよと提案され、お願いしたらグラスになみなみと注いでくれました。銘柄はドゥカステルノーの Castelnau Cuvée Brut Millesime とのこと。
機内食
機内食のメニューはこちら。
左にソフトドリンク、右にワインリストで、シンプルながら見やすい。メインは掲載の3種類すべてを積んでいるそうです。せっかくなのでインドネシア料理に挑戦しようと一番下のローストチキンをお願いしました。
機内食のサービスが開始されたのは離陸から47分後でした。
前菜はスモークダックとサラダ、ハニーマスタードソース。ブレッドも2種類ありました。テーブルクロスが敷かれてサービスは完全にビジネスクラスのそれです。
メインを分けて出すだけで機内食の印象はずいぶん良くなりますね!
ライスがまずいと残念な食事になってしまうものですが、日本人の口に合うジャスミンライスで美味しくいただけました。ワインは赤白それぞれ2種類ずつ用意されていて、他の銘柄やお代わりも積極的に薦めてくれるのでつい飲み過ぎてしまいそうです(笑
機内誌
ガルーダインドネシア航空の機内誌は後ろの方に日本語のコンテンツが数ページあって驚きました。
世界的に中国語のウェイトが高まる中で未だに日本語に力を入れているとは時代遅れですが素直に嬉しく思います。機内エンターテインメントでも邦画を鑑賞してみました。香港やシンガポール線だと映画を1本見切れないので往復で分けて視聴したりしますが、ジャカルタなら飛行時間が長いので最後まで見ることができます。
路線図
フライトマップ
担当してくれた少し年配のインドネシア人の女性クルーは席にやって来るタイミングが絶妙で(かと言って見張っているというほど干渉もせず)気持ちの良い機内サービスを受けることができました。それほど期待していなかった機内食のローストチキンが良い熱さと味で、ワインと合ったことも満足度を高めてくれました。
定刻より早くバンコクのスワンナプーム国際空港に到着。
スポットに16:03に停止、16:08ドアオープン。タイとインドネシアの間に時差はありません。ファストトラックが使えるかどうか分かりませんでしたが、降機時にパスを貰うことができ、この日は大行列のイミグレを回避できて助かりました。待ち人数ゼロで16:15入国、預入れ荷物が無いこともあり16:25に迎えの車に乗車。降機からわずか17分で空港を後にすることができました。また機会があればバリ島などバカンス路線でもガルーダインドネシア航空に乗ってみたいと思います。
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