11.09
ヴァナタリン Vana Tallinn (エストニアのお酒)
久しぶりに外国のお酒を取り上げます。
こちらはエストニアで作られているリキュール ヴァナ・タリン Vana Tallinn です。甘くて強いお酒ですが、香り高くこれはなかなかの名酒。今では自宅に常備しているほどです。
ヴァナタリンはジャマイカ産のナチュラルホワイトラムをベースとし、バニラ、オレンジ、シナモンなどを漬け込んでエストニア産の樽で熟成させたもの。上の写真はタリン市内のカフェで注文したものですが、まずは色と香りのよさに驚かされます。
ストレートでいただくと、口いっぱいに広がる強い甘みの中に僅かなビターもあって大人の味。これは食後にデザート代わりにいただくのが良さそうです。シナモンが入っているせいでしょうか、僅かに感じる爽やかな香りも上品です。
製造元はエストニアのリビコ社。ちなみに「ヴァナ・タリン」とはエストニア語でタリンおじいさんという意味です。
エストニアではカフェやレストランのメニューに必ず載っている定番のリキュールなので、ご旅行の際はぜひオーダーしてみてください。お土産としても人気が高く、タリンのスーパーマーケット ヴィル・ケスクス Viru Keskusでもたくさん売られていました。フレーバーも出ていて、かなり楽しめます。
なお、アルコール度数は40度です。普段ストレートでいただくにはちょっと強すぎるので、帰国後はもっぱら就寝前のコーヒーに垂らして楽しんでいます。もしカクテルにするなら柑橘系のジュースで割るとおいしいかと思います。香りが良いので、お菓子作りのアクセントにしても良さそうですね。このエントリーを書きながら改めてこのお酒をショットグラスに注いで舐めていますが、本当にうっとりするお味です。
そうそう、先に日本で開催されたソムリエコンクールでヴァナ・タリンがお題になっていて驚きました。余談ついでに書いておくと、ブラインドテイスティングでワイン以外の飲料として取り上げられた残る5つのお酒は以下の通り。日本産「ラ・トマト」、メキシコ産「ハイカ」、フランス産「アメール・ピコン」、フランス産「オー・ド・ヴィ・ド・キルシュ」、キプロス産「コマンダリア」。
世界には飲んだことのない名酒がまだまだいっぱいあって、僕の旅もしばらく終わることは無さそうです。(笑
更新履歴
2014年 3月03日 作成
2013年, 2012年以前, '13 エストニア, '12 エストニア
コメント
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kitagawaサンが珍しく絶賛!!
デザートみたいなお酒なんて、味が気になります!!
でも40度ってメッチャ強いですよね?
いただいたVANA TALLINNがあまりにもおいしくて、検索してみたところ、このサイトにたどり着きました。私はオン・ザ・ロックでいただきましたが、40度とは思えないぐらいおいしいです。まずいですよね(笑)。
Kitagawaさんの訪問国の多さに驚きながら、同時に、私が行ったことのあるキューバ、トリニダード・トバコ、ガイアナがないことに驚き。私はそんなに外国に行っていないのですが。この3国もおもしろい国ですよ。ラム酒はガイアナのエルドラドがおすすめです(笑)。
はじめまして、長崎で飲食店を営んでいるものです。
現在長崎造船所では、豪華客船を建造しており、その内装工事の為、エストニア、フィンランド、リガ、ポ-ランド等より、多くの職人さんが来られ長崎に滞在されてます。
そこで毎日のように来店されるエストニアの方からお土産にこのお酒をいただきました。
あまりの美味しさに、その正体を検索していてこちらのサイトに行きつきました。
そして、このヴァナタリンのご縁でこんな素敵なページを見つけることができました。
また、たまに遊びに来たいと思います。ヨロシクお願いします。
もくのすけさん、こんばんは。
ブログ拝見しました、エストニアの美女からの素敵なプレゼント羨ましい!
ヴァナタリンは色々な楽しみ方があるようです。グルメのプロならではの飲み方を見つけられたら、ぜひ僕にも教えてくださいね。
今宵はコメントをいただきありがとうございました、今後ともよろしくお願いします。