02.06
世界遺産 エウフラシウス聖堂 (クロアチア・ポレチュ)
クロアチアのポレチュでエウフラシウス聖堂を見学しました。町の歴史は3世紀まで遡り、奇跡的な保存状態の教会は美しい旧市街と共に「ポレッチ歴史地区にあるエウフラシウス聖堂の司教建造物群」としてユネスコ世界遺産に登録されています。
Eufrazijeva Bazilika
【住所】 Eufrazijeva ul., Poreč, CROATIA
【開館時間】 午前9時~午後6時
【休館日】 日曜日
【入場料】 40 Kn(2016年5月現在)
地図が無くても歩いて一回りできてしまう小さな旧市街。
明るく気持ちの良い港町で、その様子は クロアチア旅行記ポレッチ観光 のページをご覧ください。エウフラシウス聖堂の入り口は石畳の路地裏にあり、入場料は 40Kn(2016年5月現在)でした。
敷地内には大聖堂、中庭、洗礼室、司祭の邸宅などの宗教建築が集まっており、キリスト教初期の展開を示す重要な建造物群となっています。場所ごとに簡単な説明がクロアチア語のほか英語、イタリア語、ドイツ語でも出ていました。中庭の向こうにはローマ時代の邸宅が残っており、保存された床のモザイクを見ることができます。
大聖堂
エウフラシウス聖堂は4世紀半ばに建立され、現在の教会はエウフラシウス司教によって6世紀に改修されたもの。後陣に施されたモザイク画が最大の見どころで、世界でも稀な初期ビザンチン芸術の傑作と言われています。
金色に輝く精緻な装飾が素晴らしい。真下までは行けませんが、キリスト教の典型的なシーンが描かれているのでしっかり観察したいですね。最上部には十二使徒が並び、ドームの内側には聖母子とともに教会の模型を手にするエウフラシウス司教の姿も認められます。教会内のフレスコ画が相当傷んでいるところを見ると、モザイクだからこそ現世にまでその姿を留めているのではないでしょうか。
鐘楼
鐘楼は16世紀の建造。上は展望台になっていて、世界遺産に指定されている旧市街「ポレッチ歴史地区」を一望できました。
オレンジの屋根が連なりいかにもクロアチアらしい眺め!アドリア海が見えるのも観光客としては嬉しく、陽気な人と町並みは今でも印象に残っています。
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