12.21
ソレント観光とアマルフィ海岸・カプリ島への旅 (イタリア)
イタリア南部、ティレニア海に突き出したソレント半島をドライブ旅行。
お目当ては世界遺産にもなっている アマルフィ海岸 ですが、周辺をノンビリ見て回るため ソレント Sorrento の町に滞在しました。ナポリからは鉄道でも簡単に来ることができ、カプリ島への船も発着しているので旅の拠点としてオススメです。
もくじ
・ 行き方
・ ソレント観光
・ タッソ広場
・ 市民公園
・ ソレント港
・ ソレントのレストラン
・ ソレントのカフェ
・ ソレントのホテル
行き方
車の旅では一か所に留まる必要は無いものの、アマルフィの小さな町は細い坂道が多いうえホテルも結構高かったので、半島内で観光客が集まるソレントに宿を取りました。ナポリからの道は50kmほどで、途中までは高速道路(高速代 2ユーロ)です。真っ直ぐ来れば車で1時間半ですが半島内は対向二車線のため所々渋滞していました。
ナポリからソレントへの絶景ドライビングコース。
急峻な地形が魅力のソレント半島、見晴らし台から眺めたソレント一帯の街並み。
ナポリから鉄道 の場合はヴェスヴィオ周遊鉄道が利用でき、所要1時間10分。
正式名称は チルクムヴェスヴィアーナ鉄道 Circumvesuviana で、これは次回乗ってみたいですね。ナポリとソレントの間には有名なポンペイ遺跡があるので忘れずに旅程に入れたいところです。
また、ソレントからカプリ島まで水中翼船 が出ています。
ナポリからカプリ島に行くより近いので、僕らはソレントを起点にカプリ島を往復しました。もし車でなければカプリ島旅行の後に船で直接ナポリに戻る旅程を組んでいたと思います。下の地図をズームアウトして周辺の町との位置関係を確認してみてください。
ソレント観光
Sorrento
ソレント半島の北側は断崖絶壁で、ナポリ湾を望むソレントの町もやはり崖の上にあります。
メインストリートの コルソイタリア Corso Italia にはお洒落なブティックが軒を連ね小規模なホテルも点在。町自体はコンパクトで平たんなので歩きやすく、ソレントでは徒歩で観光することにしました。
密集した建物の間から覗く時計塔が美しい。
これは ドゥオーモ Duomo di Sorrento の傍らにある鐘楼のようです。訪れたのは4月末、夜8時でも空に明るさが残っていました。
ドゥオーモの前から路地裏に足を踏み入れると車が通れない小道にお店がゴチャゴチャと…それでもナポリほど騒々しくはありません。特に目立った見どころは無いので、日中はアマルフィやカプリに足を延ばしながら夕方からソレントの散策を楽しみました。
タッソ広場 Piazza Tasso
町の中心となる広場はソレント出身の詩人 トルクァート・タッソ Torquato Tasso(1544~1595年)に因んでタッソ広場と呼ばれます。真ん中に建つ像は 聖アントニオ Sant'Antonino というソレントの守護聖人。
下の写真がタッソ広場から見た Corso Italia 通り。
このページの最後でご紹介しますが、今回泊まった ホテル ミニョン メウブレ Hotel Mignon Meublè はこの通りを300m進んだ左手にあります。
市民公園 Villa Comunale
サン・フランチェスコ修道院 Convento di San Francesco の裏には小さな広場があり、テラスからナポリ湾を一望できます。真正面の稜線が美しいですね、ヴェスーヴィオ Vesuvio です。この火山の噴火によって麓のポンペイの町は2000年以上も火山灰に埋もれ、ポンペイ遺跡を生みました。
市民公園にはつづら折りの階段がありソレント港に降りて行けます。
有料のエレベーターもあるのですが、清々しいお天気だったので行きも帰りも歩いてしまいました。
ソレントの町の中心部には下の写真のような谷間があって港へと自動車道も通じているようです。
僕らは階段から歩いて行きましたが、ソレント港には駐車場もありました。
ソレント港 Porto di Sorrento
海上から見上げたソレントの町とソレント港。
ナポリやカプリ島、アマルフィ海岸のポジターノやアマルフィの町 まで船が出ています。海からの景色がまた格別なエリアなのでぜひ一度は船にも乗ってみてください。
ここからカプリ島にも日帰り観光してみました。
詳しくは カプリ島観光 の旅行記にまとめます。
ソレントのレストラン
Zi'Ntonio
タッソ広場の近くで見つけたレストランがこちら、ズィントニオ Zi'Ntonio www.zintonio.it/
伝統的な地中海料理を出すそうで、雰囲気の良さにも惹かれて早めのディナーに来てみましたがアッという間に満席に…どうやらガイドブックにも載っているそうで。
ここで忘れられないのが前菜に頼んだモッツァレラチーズ!さすがカンパニア州の名産品ですね、今まで食べていたのは何だったのかという程の新鮮さ。メインは大きな海老が入ったシーフードリゾット、25ユーロ。あとは南イタリアでよく見かけるレモンのお酒 リモンチェッロ Limoncello もいただいてみました。
ソレントのカフェ
Monnalisa
時計塔が見える裏通りで立ち寄った可愛らしいカフェは Monnalisa www.barmonnalisa.com/
このお店は女子の選択ですね…さすがに僕一人では入りづらい雰囲気(笑)お値段もちょっと高めだった記憶。シチリア島で食べた カンノーロ Cannoli もありましたよ。カフェの前にはオープンエアーのレストランもあって、どうやらレストランがメインのようです。
ソレントのホテル
Hotel Mignon Meublè
最後にソレントで泊まった ホテル ミニョン メウブレ Hotel Mignon Meublè をご紹介。
高い口コミ評価を参考にとりあえずで予約したものの、スタッフの皆さんとも仲良くなり結局他へ移ることも無く4日間を過ごしました。バスタブこそありませんがお部屋は天井が高くて明るく、ベランダ付きの角部屋をアサインしていただきました。ホテルの1階はスーパーマーケットで便利、繁華街まで歩いてスグです。
ソレントも許可を受けた車以外が小さな路地に乗り入れることができませんが、このホテルは幹線道路のアランチ通りにもすぐに出られるのでレンタカー旅行でも使いやすい。駐車場の場所を地図上にも示しておきました、ホテルとの提携で1日15ユーロ(出入り自由)でした。
ソレントからの旅行については、カプリ島旅行記、アマルフィ海岸ドライブ、ポンペイ遺跡見学 のページをご参考に。この1年でヨーロッパ8か国をレンタカーで旅行していますが、イタリアはヨーロッパの中でも特に運転が難しい国なので、ソレントやアマルフィの観光は車ではなく鉄道・バス・船を乗継ぐ方法でも十分かな、と思いました。
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