05.31
ピサの斜塔 (イタリア)
世界遺産として有名な ピサの斜塔 Torre di Pisa を見上げてみました。
当たり前ですが危ういほど傾きまくっています!訪れたのは観光客がほとんど来ない夜、とても珍しい夜景を撮ることができました。
行き方
ピサは フィレンツェ Firenze から西に約85km、高速を使えば車で1時間の距離。
Kitagawaはジェノバからフィレンツェまで向かうドライブの途中に立ち寄りました。ピサにもZTLが設定されているので運転される際はご注意を。
有名な見どころなのでフィレンツェからは多くの日帰りツアーが出ています。
例えばマイバスの フィレンツェ発ピサの斜塔半日観光ツアー は日本語ガイド付きで入場券も含まれており利用しやすい現地発ツアーの一つです。
もちろん旅慣れていれば公共交通機関で向かうことも可能。
鉄道ならFirenzeからPisaまたはLivorno行きの普通列車で所要1時間20分、運賃は2016年5月現在 片道8.40ユーロです。ピサには空港もあり、フランス・パリのオルリー空港からeasyJetの直行便が就航しています。
さて、ピサの「奇跡の広場」こと ドゥオーモ広場 Piazza del Duomo に到着しました。
ここには3つの大きな建物があり、西から入ると洗礼堂・大聖堂・鐘楼の順に並んでいます。一目見ればどれが斜塔なのかはすぐに分かりますね(笑
ピサの斜塔 Torre di Pisa
さっそく真下まで歩いてみました。
ロマネスク様式の八層の塔は大理石で作られており、高さ約55m。各層にはぐるりと端正な柱列とアーチが並び、傾いているせいか華奢な印象を受けました。当初は倍の100m以上にする計画だったそうですが、さすがにイタリア人も傾き始めて危ないと思ったのでしょうか?
ピサの斜塔はドゥオーモに付属する鐘楼で、メインは大聖堂の方だったとは知りませんでした。
手前から見ると塔の傾きが際立ちますね。青々と茂った芝生も美しく、夜は散水栓の水しぶきで虹まで架かって見えました。
続いて東側からの眺め。
観光名所なので派手にライトアップしているのかと思ったら照明は最小限で、それがかえって神秘的でした。広場には夜も警備員がいましたが、観光客と斜塔のどちらを守っているのかは分かりません。
1173年に工事を始めるとすぐに地盤沈下が始まったそうです。それでも建築は続行され、傾いたまま1372年に完成。1990年から行なわれた大規模な改修工事により現在の傾きは約4度となっています。
日中の賑わいが嘘のように静まり返っており、夜のピサの町は真っ暗でした。
夜闇に浮かぶ斜塔は実に幻想的ですが、日没後は観光客の姿も疎らで人通りも僅か。お蔭で斜塔を支える“例のポーズ”で写真を撮ることも自由にできましたが(笑)基本的にはお昼間に訪れることをオススメします。
コメント
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夜の写真もまた違う雰囲気で素敵ですね〜。
何時くらいに行かれたんですか?
あと、本当に人いませんね。笑
Akihikoさん、こんばんは。
検索しても夜景が全然出て来ないので日没後に行ってみたのですが
ひっそり静まり返っていました…
掲載したのは夜9時ごろの写真です。