01.24
美しく豪快なアイスランドの滝「セリャラントスフォス Seljalandsfoss」
今まで数多くの滝を見てきましたが、北欧の島国アイスランドの荒涼とした大地に忽然と姿を現す セリャラントスフォス Seljalandsfoss は忘れられません。滝つぼの裏には遊歩道があって「裏見の滝」も楽しめる名所。その瀑布越しに見る草原はダイナミックで、くっきりと架かる鮮やかな虹がまた印象的でした。
セリャラントスフォス SELJALANDSFOSS
まずは迫力の姿を動画でアップします。
アイスランドの大自然はどこもスケールが半端ないのですが、ここもまた圧倒される存在感。こういう絶景があたかも当然のように点在しているアイスランドという国は本当に凄い。
轟音に負けないくらいの風切り音、吹き上げる風が強烈です。
落差は実に60メートル!
周りに何も無いので写真では大きさが伝わりにくいところですが、滝の右に立っている観光客とサイズを比べてみてください。
この水量にも関わらずまったく恐怖を覚えず、美しさのみを感じるところが不思議です。
きっと開けた地表から見上げるという稀なロケーションによる開放感が大きいのだと思います。
水のカーテン越しに見るフィールドは絶景!
なぜあんなところに人が居るんだろう?と思ったらセリャラントスフォスは遊歩道が整備されていて滝の裏側に回り込めるようです。これは面白いですね!さっそく僕らも行ってみることにしました。
裏側は岩がえぐれたようになっていて、想像以上に広々とした空間が出現。
水しぶきで足元が滑りやすくなっているので気をつけないと…振り返れば美しい裏見の滝、虹もくっきり架かっていました。
この滝越しに見る遥かな大地は絶景そのもの。動画に入っていますのでご覧ください。
写真集やポストカードの図柄として定番のスポットなのも納得です。
滝の裏はぐるりと通り抜けられて、なんと滝つぼにも降りていくことができました。
水のカーテンで太陽の光がキラキラと輝いて幻想的、このシーンも動画に入れてあります。
水量は季節によって変わるそうで、風向きでも刻一刻と違った表情を見せてくれるセリャラントスフォス。まさか裏からの見晴らしがこれほどダイナミックだとは予想しておらず、滝を含めた景色全体が絶景!虹がまた良いアクセントになって、強い風が吹くと二重の虹ダブルレインボーも現れました。
そして周りの様子。
周辺の岩肌からもあちこち水が流れており、断崖の上が一体どうなっているのか気になるところです。
アイスランドと聞くといかにも雪や氷に覆われていると想像してしまうのですが、南西部の気候は穏やかなので冬の観光もまったく問題ありませんでした。もちろん数日前は雪が降っていたので、一面真っ白な雪景色を見に来るのも良いでしょう。
地上の、それもこんなに近くから見上げられる滝はアイスランドでもセリャラントスフォスの他にありません。
今度はぜひ緑に覆われてお花が咲き乱れる夏にも訪れてみたいと思います。
行き方
アイスランド共和国まで アイスランド航空 の飛行機で。
首都の レイキャヴィーク Reykjavík からは西に130km、車で約2時間です。かなり手前から滝が見えるので迷うことは無いハズ、下の写真で真正面にセリャラントスフォスを見つけられるでしょうか?
国道1号線で一直線なので行き方はとても分かりやすいと思います。
振り返るとこの光景、大自然や絶景好きにはたまらない地形ですね。
こちらが駐車場、周りには見事に何もありません(笑
入場料なんて要りませんし営業時間も無いので年中いつでも見られます。
Reykjavik Excursions などがバスによるツアーを催行していますが、何度か書いたようにアイスランドは天候の変化が急激です。カラッと晴れていると思ったら5分で吹雪になったりしますからね…日程の調整が効かないツアーより、お天気にも柔軟に対応できるレンタカーが便利です。
以上、Kitagawaがお届けしました。
旅行される方は アイスランド旅行記、レンタカーのすすめ のページもご参考に。内陸にある滝 グトルフォス Gullfoss もお見逃しなく!
Seljalandsfoss Waterfall
北緯 63°36′57″ 西経19°59′34″
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