ル メリディアン ジャカルタ ホテル宿泊記 （インドネシア）

インドネシアの首都ジャカルタにある ル メリディアン ジャカルタ Le Méridien Jakarta に宿泊しました。古いホテルですが高速の入口に近く、ビジネス街にも旧市街にも行きやすいロケーション。クラブラウンジのサービスは積極的で夕方のカクテルアワーがお得です。

スカルノハッタ国際空港（CGK）との行き来はブルーバードタクシーで所要40分、15万ルピアが目安。
今回は ガルーダインドネシア航空ビジネスクラス に初めて乗るとあって機嫌が良く、ホテルから空港までシルバーバードのメルセデスを呼んでもらいました。メーターで27万強、高速代9,500ルピアと7,000ルピアが別途かかり、市内から空港まで30万ちょうど（2,326円）を支払いました。

乗り入れる車輌のチェックはしっかりしているホテルです。
ロビーは2019年1月現在、真ん中を幕で覆って工事中でした。メンテナンスに力を入れるホテルには好感を覚えます。ウェルカムドリンクをいただきながら立ったままチェックイン。レセプションは要点を手短に話す傾向が強く、やや味気ない印象も受けますがリゾートとは違ってビジネス客の多さを感じさせます。

客室棟に続くコリドーには木の精巧な透かし彫りがズラリと飾ってあって圧巻、見入ってしまいました。拡大した写真は定番の題材「ラーマーヤナ」のシーンが描かれています。リフトの近くには年季の入ったメリディアン銘入りの銅鑼が置いてあり、何に使うものなのか気になりました。

フロアマップ

ルメリディアンジャカルタのゲストルームは396室。
２つの建物に分かれていて、本館ではなく21階建てのタワー棟に宿泊しました。

ジュニアスイート

スタンダードなお部屋に比べて倍近い広さがあるタワー棟のジュニアスイートルーム。ゲストルームとしては最上階にあたります。
あちこちにインドネシアっぽい？謎のオブジェが飾ってあって怖いのですが、窓が大きく明るい室内。クローゼットは入口付近ではなくベッドルームの奥に設けられていました。

ワークデスク

イスの高さは調整できます。
Wi-Fiによるインターネット接続は無料でパスワード不要。コンセントは丸ピン２本足のＣタイプで、滞在中に自前のアダプターを壊してしまい電話で頼んだらすぐにお部屋まで変換アダプターを持って来てくれました。館内のブローシャもあり、ダイニングでは季節のプロモーションを行なっているようです。

雑誌

ウェルカムアメニティとして予めテーブルにリンゴが置いてありました。
中国マカオ香港だと口にできないようなパサパサしたものが出てきて警戒してしまうのですが、インドネシアのリンゴは割と美味しいものが用意される傾向にあります。

ミニバー

紅茶入れにLe Méridienのロゴがあしらわれていますね、ゴミ箱にまでロゴが入っていました。
ようやくこの位のクラスのホテルからインスタント以外のコーヒーも用意されるようです。

ベッドルーム

ベッドは持て余すほど広い。
毎日夕方にはターンダウンのサービスも入りました。

バスルーム

邪魔な柱を避けてバスタブやベイシンを上手く押し込んであります。
独立したシャワーブースも設けてあり、水の透明度や水圧・水温も問題無し。

バスアメニティはメリディアンで定番の マリン＆ゴッツ MALIN+GOETZ、大きめのチューブで用意されていました。無料のお水は合計６本置いてあります。

クローゼット

セーフティボックスも対面にありますが、暗証番号を設定しようとするとエラーで閉めることができず。
今回は大した貴重品も無いので滞在中にコンプレインを出さず、チェックアウトの際に不具合を伝えておきました。ちなみにインドネシアでは外国人のパスポート携帯義務があり、たちの悪い警官の“小遣い稼ぎ”に捕まると金品を巻き上げられる事案が報告されているのでご注意を…

お部屋からの眺め

クラブラウンジ

20階にある、Le Meridien Club Lounge。
クラブフロアに宿泊のゲストと Marriott Bonvoy（旧SPG）のプラチナ会員以上のメンバーは無料でアクセスできます。ここでも伝統的な展示がエキゾチックな雰囲気を醸し出していました。

ハッピーアワー

午後５時半～８時半はイブニングカクテルを無料で楽しめます。
ワインを注ぎに来てくれるなどサービスも積極的で、つい飲み過ぎてしまいますね～ジャカルタという場所柄ビジネス客ばかりですが、皆さん割とラフな服装でラウンジに来ていました。

お寿司もありますが、日本人の口に合うかどうか。一方でサンドイッチはなかなかの旨さ。
スイーツも種類がありました。インドネシアのグアバはタイと異なりしっかりピンク色をしているのが特徴で、種の固さが楽しい食感です。

僕も含めてお酒を片手にパソコンを広げているゲストも多く、時間いっぱいノンビリ楽しめる感じです。
惜しむらくは、窓があまりに汚くて眺望が台無しでした。

朝食

朝食はラウンジと地上階のレストランの両方を利用することができ、品数の多いレストランまで下りて行きました。
午前６時～10時の提供です。

メリディアンらしく入口にアイオープナーもありますね、かなり辛くて本当に目が覚めました（笑）インドネシア料理も置いてあり、エッグステーションやヌードルバーも。

ロビーにあるバーでは夜に歌のライブもあって良い雰囲気でした。

ジャカルタのホテルでは（ここメリディアンに限らず）パブリックなスペースで写真を撮っているとセキュリティに制止されることがあります。ブログで紹介したいのでぜひ正式に許可をいただきたい…と申し入れると、困った顔をしてどこかに行ってしまいました。

プール

フィットネスと中庭に屋外プールもありました。

新築の高層ホテル ウェスティン・ジャカルタ に比べると古めかしさは否めませんが、個人的にはここメリディアンくらいの料金やラフな応対の方が気軽に過ごせます。水回りは清潔ですしインターネット接続も問題なく、安心して泊まれる知名度の高いホテルの一つ。マリオットの会員だとクラブラウンジも使うことができ、観光名所の無いジャカルタではやることが限られているのでよい暇つぶしになりました。タダ酒に釣られて…という訳ではありませんが、マリオット系では宿泊料も手ごろなので今後も泊まりたいと思います。

2019年, '19 インドネシア