2014
09.27

湖心亭、豫園にある上海最古の茶楼。

湖心亭

Kitagawa@Shanghaiです。上海にて食事・観光と歩き回った後、ちょっと一休み。
立ち寄ったのは豫園の池の中に浮かぶ 湖心亭 Huxinting Tea House です。まさに茶楼という呼び名が似つかわしい外観!中国と言えばやっぱりお茶で、こちらでティーブレイクとさせていただきました。

湖心亭 上海

ロケーションは観光名所でもある明代の庭園、豫園 Yu Yuan の前。
ジグザグに曲がった九曲橋の真ん中に浮かんでいるので見落とすことは無いでしょう。屋根が鋭く反り返っていて、風情あふれる建築です。

湖心亭

こちらが湖心亭(フーシンティン)の正面。創業はなんと1855年で、上海で最も古い茶館とのこと。
店内は二階建てです。一階の方が安いそうですが常連のおじさん達の憩いの場となっていたので僕らは眺めの良い二階席へ。さすがに外国人にも慣れた感じの対応です。

湖心亭 上海

メニューにはずらり中国各地の銘茶が!
お茶の分け方もいろいろありますが、発酵の度合いによって区別するのが分かりやすく。発酵が浅いものから順に、緑茶白茶黄茶青茶紅茶黒茶 と発酵度が高くなります。日本で良く飲まれているウーロン茶は青茶、一方で僕が好んで飲むプーアル茶は黒茶にあたります。ちなみに紅茶と黒茶は両方とも発酵茶ですが、黒茶の方は微生物により発酵させるという製法の違いがあります。またプーアル茶の生茶はワインのようにビンテージものが存在する特徴がありますが、話が長くなるのでこの辺で。

湖心亭 上海

ここではメニューの後ろの方に載っているシンプルなものを注文させていただきました。
急須は 普洱茶(プーアールティー)、茶碗に入っているのは 茉莉花茶(ジャスミンティー) です。
茶葉によって器を変えて出てくるのがさすが中国。そして色の美しいこと!

湖心亭

ユニークなのはお茶請けで、なんとウズラ卵にお豆腐でした。
お茶は香り高く、外の景色を眺めながら優雅なひと時を味わえます。残念ながら僕にはお茶の利き比べができるほど経験はありませんが、久しぶりに和敬清寂の言葉を思い出しつつ雰囲気に浸らせていただきました。

上海旅行記

お湯はポットで用意されているので、継ぎ足しつつお代わり自由。何時間いてもOKというのが中国スタイルです。
有名店にも関わらず店内は静かで、皆さん思い思いに寛いでいらっしゃいます。

湖心亭

外に目を向けると大勢の観光客で賑わっています。地図で湖心亭がジグザグの九曲橋の真ん中にあるのを見て特別感を感じ、ぜひ来なければ!と思ったんですよね。まさか上海最古の茶館とは知らず、良い記念になりました。余談ですが、向かいに見えているのが小龍包の名店、南翔饅頭店の本店。最近は日本でも人気ですね!

豫園

ところで、中国に来て感じるのは割とお茶は高い!ということ。その辺にある小さなお店でもお茶となればポットで軽く1,000円を超えており、お酒より高いこともざらです。
ま、ワインだっていい値段しますから、ワインバーに行く感覚で訪れると良いのかも知れません。

中国茶

近くにはスターバックスコーヒーもできて賑わっていますが、せっかくの中国ですもの、ぜひこちらで癒しのひと時を。
中国ではもう少し色々なお茶を飲み比べて、お気に入りの茶葉を見つけてみたいと思います。

湖心亭
Huxinting Tea House

※読みは Hú xīn tíng です、こしんてい ではありません。

【住所】 中国上海市黄浦区豫园路257号
【TEL】 +86   21 6373 6950
【営業時間】 午前8時30分~午後9時 (年中無休)

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2024年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を17205枚と心に残った体験を1101件公開しています。(2024.03.19)

2014年, '14 中国

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