快適なシンガポール航空のシートで運航された幻のエアアジアA330-300ビジネスクラス搭乗記(名古屋-バンコク)

2019年, '19 タイ, '19 日本 Add comments

タイエアアジアX ビジネスクラス搭乗記

今日ご紹介するのは新規就航のエアアジア、名古屋バンコク線。機材繰りの都合でシンガポール航空のキャビンのまま運航されたイレギュラーなフライトで、格安運賃にも関わらず快適なビジネスクラスのシートで移動できる超お得な路線でした!(本稿アップ時点も引続き運航中です)

名古屋からバンコクへの新路線

タイエアアジアXは2018年10月30日、名古屋(中部セントレア)- バンコク(ドンムアン空港)の直行便を開設しました。XJ638便が DMK 02:15 - NGO 09:40、折返しの XJ639便が NGO 10:55 - DMK 15:35 というデイリー運航。あまりLCCには乗りませんが、日本で名古屋が拠点のKitagawaにとっては選択肢が増えて嬉しいニュースです。

HS-XTI

片道はLCCが断然安い

昨年はANAのお世話になりましたが、今年は海外発券のシンガポール航空をメインに使うので、どうしても片道航空券で一度飛ぶ必要があります。直行便のあるタイ国際航空だと片道で62,910円(Qクラス)となり、往復の47,030円(Wクラス、フェアベーシスWNLFJPB)よりも高くついてしまい面白くありません。そこで片道でも安いエアアジアを購入し、新サービスのプレミアムフラットベッドを選んでみました。運賃は38,310円。ただし今回は値段より後述する幻の機材繰りに惹かれたことが搭乗の大きな動機となりました。

Thai AirAsia X A330-300 HS-XTI

新しいホテルに前泊&優先搭乗で機内へ

セントレアの前にオープンしたばかりの フォーポイントバイシェラトン名古屋 中部国際空港 に初宿泊。朝食を食べてからのんびり空港に来ました。
LCCではラウンジを使えず機内食も期待できませんからね、思いのほか質の高いホテルで気持ちよく出発できそうです。

エアアジア優先搭乗

ボーディングの時刻は2度変更され、20分遅れの10:35に搭乗開始。
普段ならファイナルコールで乗り込みますが今日ばかりは写真を撮るために搭乗口でスタンバイ。順番を抜かそうとする輩を恫喝して蹴散らし、一番乗りで機内へ向かいました。

Thai AirAsia A330-300

Thai AirAsia X A330-300 HS-XTI

シップはエアバスA330-300型機。
機内に足を踏み入れると、そこは予約したプレミアムフラットベッドの並ぶキャビンではなく…これは見まごうことなきシンガポール航空ビジネスクラス!サロンケバヤではなく真っ赤なエアアジアの制服を着ているCAさん達が浮いて場違いに見えるほど(笑

エアアジア A330-300 ビジネスクラス

参考までに、下の写真がシンガポール航空のそれです。
名古屋シンガポール線は今でこそ最新の シンガポール航空B787ビジネスクラス が就航していますが、ちょっと前までこのA333で飛んでいたのです。

シンガポール航空A330-300ビジネスクラス

何故このようなことになっているのか説明すると、名古屋バンコク線の就航に合わせてエアアジアが投入する予定だったプレミアムフラットベッドの機材のデリバリーが間に合わず、時を同じくしてリースした飛行機がかつてシンガポール航空で活躍していた2クラス制のキャビンだったため…とりあえず代わりに営業にブチ込んでしまえ!という大胆というか雑というか、レガシーキャリアなら絶対に許されないその場しのぎの帳尻合わせでこんなチグハグな取り合わせになっている次第。これシンガポール航空的には良いんでしょうかね?

ちなみにシンガポール航空における機体記号(レジ番)は 9V-STA、エアアジアに移籍してからは HS-XTI となっています。同機は2019年1月31日までXJ638/XJ639に張り付きで運用することが決まっていますが、2月に入ってからも相変わらずシンガポール航空の内装のまま飛んでおり、航空ヲタの間では一か月は遅れると噂されています。プレミアムフラットベッドの飛行機がデリバリーされてくると全席エコノミークラスに換装されて消滅するので、まさに今だけのレア機材。シンガポール航空の古いライフラットシートの方がエアアジアの新しいプレミアムフラットベッドより快適なのは言うまでもなく、片道3万円台で乗れて毎日空席だらけなので、タイミングが合う方は上手く乗ってみてはいかがでしょうか?

エアアジア A330-300 ビジネスクラス

エアアジアなのにシンガポール航空のシート

エアアジア A330-300 ビジネスクラス

すっごい違和感。でも、何度も乗った勝手知ったるシートなので過ごしやすい。
当ブログ内に名古屋発シンガポール行きの体験談も掲載しているので シンガポール航空A330-300ビジネスクラス搭乗記 なども参考に見比べてみてください。

エアアジア A330-300 ビジネスクラス

エアアジア ビジネスクラス

閑話休題、席にはお水とタイの入国カードが予め用意されていました。
担当するクルーの挨拶やおしぼりのサービスもあり、エアアジアとは思えないゆったりとした対応でドアクローズまでの時間もくつろぐことができました。

エアアジア ビジネスクラス

こちらがKitagawaのシートです。
真っ赤なピローが置かれていて、肌触りの良い軽めのブランケットも程なく配られました。お隣は空席、後ろも空席、通路を挟んだ中央席も、ぜーんぶ空席でした。

エアアジア A330-300 ビジネスクラス

シートコントローラー

シートは電動で、きちんと動きます。
シンガポール航空の333のビジネスクラスはライフラットシートながら、傾斜角が8度で機首が上がる飛行中はほとんど水平になりフルフラットに近い寝心地です。さすがに機内エンタメは電源が切られており、リモコンにPanasonicのロゴが出るだけで無反応でした。

シートコントローラー

11:00プッシュバック、11:18テイクオフ。
機内アナウンスは英語とタイ語のみで、日本語はありません。また、ビジネスクラスと言えどもビジネス客のようなパッセンジャーは皆無ですね。皆さん職業不詳とでも言いましょうか、僕も人のことは言えませんが(笑

エアアジア搭乗記ブログ

離陸後は窓のシェードをすべて下げるように言われて、機内は消灯。
まだ午前中で眠くないのですが、真っ暗ですし有無を言わさず眠れ!という雰囲気だったので大人しく寝ることにしました。

機内食

ビジネスクラス、もといプレミアムフラットベッドを予約している場合は機内食を無料で選べます。LCCの場合は搭乗するキャリアに関わらず「照り焼きチキン」辺りを選んでおくと大きく外しません。お水が付いてきたのでコーラに交換して欲しいと申し出たところ「オンラインで水を選択しているので変更できません」という無情な回答、こればかりは仕方ありませんね。

エアアジア機内食

エアアジア機内食

ちなみに本物のシンガポール航空ビジネスクラスの機内食はこんな感じ。
当たり前ですが全然違います、グラスが綺麗でお茶も美味しい!

シンガポール航空ビジネスクラス機内食

自席からの眺めとフライト後半の機内の様子。
日本人のパッセンジャーが3組5名、タイ人と思しき観光客が3組5名。こんなにお得な機材繰りなのに、ほとんどの人は知らないのかあるいは1円でも安い方が良いのか、空席だらけのキャビンでした。ちなみにピローとブランケットは着陸態勢に入る少し前のタイミングですべて回収されます。

エアアジア A330-300 ビジネスクラス

タイエアアジアX ビジネスクラス

15:32、ランディング。
時間帯によってイミグレが混みあうドンムアン空港ですが、今日はというか今日もというか、右側は大行列なのに左側は誰も並んでおらず…なんか横入りみたいで申し訳ないのですが待ち人数ゼロで入国できてしまいました。

Thai AirAsia X

プレミアムフラットベッドならチェックインラゲージに料金がかかることも無く、40kgまで無料で預けられるのも助かります。
なんとスーツケースも最優先で出てきて驚きました。

エアアジア搭乗記ブログ

たまたま片道の航空券が必要なタイミングで直行便が就航し、とても嬉しいレアな機材繰り。費用対効果は抜群のフライトとなりました。この先はいつも通りレガシーキャリアのビジネスクラスを利用していますが、いずれ改めてエアアジアの本物のプレミアムフラットベッドも体験してみたいと思います。

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