07.16
東京農工大学 農学部
都内にある国立大学、東京農工大学。府中キャンパスの農学部と小金井キャンパスの工学部の様子と、それぞれの図書館や学食をご紹介します。
うちは私大なので、国公立大の学生気分も味わってみたいな~と思っていました。もちろん昨年度から授業を受けている東京外国語大学も国立ですが、僕はもともと理系なので環境や電子工学の授業を取ってみたくなり、所属大学を通して農学部・工学部がある東京農工大に履修申請を出して許可を得ました。専門性の高い講座が多く、今回は成績証明書が必要でした。
授業のある建物のエントランス。教室や授業中の写真もいっぱいあるのですが、現在進行形で通学しているので掲載は差し控えます。
農工大は理系単科大学ですが、女子の割合が多くて驚きました。農学部は男女比が1:1だそうです。工学部も3割が女子で、私大である 上智大学の理工学部 と同じくらいの男女比となっています。
農学部
府中キャンパス
駒場にあった東京帝国大学農学部の実科が移転する形で、1935年ここに東京高等農林学校が設立されました。その後、1949年から農学部と工学部を持つ東京農工大学となっています。
農学部があるのが府中キャンパスで、これだけ敷地が広大なのに一学年320人前後しか学生がいないという少人数教育の大学です。
キャンパスマップ
本館
農学部の本館は1934年築で、登録有形文化財にも登録されています。
タイル、窓、アーチなど、昭和初期に作られたとは思えないモダンなデザインですね!塔の時計は四面にあって、きちんと時を刻んでいました。
展示室
本館の二階にある展示室は誰でも見学できます。
農場
キャンパスの裏に広がる広大な農場。近所の人が犬の散歩をしていたり、めっちゃ長閑でした。
Kitagawaの専攻は統計学や計量社会学なので農学部とはまったく関係ないのですが、先日うちの大学に新しい研究棟が完成してできたピカピカの実験室を使ってみたいので、それだけのために生物を履修しており来年は虫さんを捕まえたりDNAを分析したりしてみる予定です。
学食
お昼の食堂は非常に混みます。
今週のおすすめメニューだったチーズメンチデミソースは、生協の組合員価格だとセットで税込み473円と格安でした。
鐘
かつて授業の開始・終了を知らせていた鐘が今もキャンパス内に残っていました。
図書館
学生数が少ないので図書館もコンパクトにまとまっており、大学図書館にしては珍しく有人カウンターでの貸出し手続きを行なっていました。
工学部
小金井キャンパス
続いて工学部のある小金井キャンパス。
ケヤキ並木のメインストリートがキャンパス内を貫いており明るい雰囲気です。
キャンパスマップ
図書館
学食
食堂は総合会館に入っています。
余談ですが、学生が書く「ひとことカード」への返答がユニークで有名になった『生協の白石さん』がいらっしゃったのは、ここの生協ですね(笑
学生数が少ないので少人数教育で丁寧に面倒を見てもらえそう、特に農学部の就職は非常に良いようです。でも農学部と工学部でキャンパスが分かれていて、サークル活動などは盛り上がるのかな?と余計な心配をしてしまいました。良く言えば静かで落ち着いているのですが、全体的に活気が無く薄暗い印象を受けました。まぁこれは東京外大も 筑波大 も似たような雰囲気なので、農工大がどうこうというよりは単に私大の方が学生数が多く建物のリノベーションなどに無駄なお金を使っているだけかも知れませんが。
クラスメイトは授業中の私語もなく真剣にノートを取っており、加えてほぼ全員がノートPCを開いていました。これほどPanasonicのLet’s noteの割合が高い大学は珍しく、生協が新入生向けに販売していることが影響しているようです。ただし完全にオンラインには移行しておらず、時間割が印刷物で配布されたり、授業にもよりますが手書きの「出席票」を集めたり期末レポートも印刷物で提出したりと、まだまだ紙媒体が活躍していました。
授業はテストで成績が決まるものが多く、内容の難易度も高め。しかも時間割を見ると学生生活は結構忙しそうです。授業は前期・後期の二期制で、1コマ90分、一学期あたり16週もあります。今年は自大学を含めて7つの大学に通っていますが、農工大の授業時間が一番長いですね…ていうか今この時期に夏休みに入ってない大学って農工大だけっすよ?結構軽い気持ちで理系国立大に来てみましたが、めっちゃ大変!というのを痛感しており、良い体験になりました。
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