01.14
プレミアスイート@東京エディション虎ノ門ホテル宿泊記
お部屋もサービスも素晴らしい!東京エディション虎ノ門ホテルのプレミアスイートルームに泊まりました。ジャングルのようなロビー、スタイリッシュなプール、シンプルながら質感が高くぜいたくな空間の使い方がされたスイートルームなど、なかなか大胆で多彩な魅力をもつホテルが都心に誕生しました。バーやレストランも使い倒して、記憶に残るホテルステイとなりました。
Tokyo Edition Toranomon
【住所】 東京都港区虎ノ門4-1-1
【TEL】 03-5422-1600
【URL】 www.editionhotels.com/tokyo-toranomon/
日本初上陸の「エディション」ブランドの第一号ホテル、東京エディション虎ノ門。
イアン・シュレーガー Ian Schrager とマリオットホテルとの協業とあって関心を持っていました。いくつかコンセプトを拾ってみると「自分の家のような旅先のホテル」というわかりやすいもののほかに、lobby socializing や cheap chic なんてキーワードが僕の目を惹きます。これほどモノに溢れた現在、はたして唯一無二のブランドを新たに生み出せるものなのでしょうか?
イアン・シュレーガーについてはインタビュー記事がありますので、興味があれば以下のリンク先をチェックしてみてください。
“美は細部に宿る”-これが私の好きな言葉, Vogue, Japan
こちらのblogの記事もよくまとまっています。
How Ian Schrager Unlocked His Creative Potential, Alan Philips
東京に自宅を買って以来、めっきり都内のホテルに泊まらなくなってしまい、ホカンスは久しぶり。この3年間にホテル代はすっかり騰がってしまいました。インバウンドによる客層と稼働率の高さから、恐らくアップグレードやスイートナイトアワードではスイートルームにならないので、最初からプレミアスイートを指定して予約を入れました(前後1か月で一番安い日でした)。
迷ったのはバルコニーがある「スタジオテラス」ですが…下の写真のような造りで、東京タワーは見えない方角です。プライバシーの都合かと思いますが、角のお部屋以外は隔板になかなかの圧迫感がありそう。頑張ってスイートにして正解でした。東京エディション虎ノ門の室料は、もっともリーズナブルなお部屋&日付けで1泊8万円前後~(税金サービス料別)が目安となります。
場所は虎ノ門で、2022年に建った東京ワールドゲートに入っています。
周辺もよく整備されていてゴミ一つ落ちていません。
ホテル周辺はこんな感じ。
Kitagawaにはまったく縁のないエリアですね…虎ノ門ヒルズからは500mの距離で、東京メトロ「神谷町」駅の入り口がビル前の広場までつながっているようです。
東京エディション虎ノ門
Tokyo Edition Toranomon
泊まったのは週末ですが、平日だともう少しビジネスパースンの姿が見られるのかも。
地上階にいたスタッフが31階にあるロビーまでエスコートしてくれました。車寄せとパーキングは地下1階にあります。
エントランス
ロビー
観葉植物がびっしり並んでいて度肝を抜かれました。
まったく日本っぽくない…まるで秘密のパーティールームのような雰囲気。それもそのはず、シュレーガー氏はナイトクラブの仕掛人で、彼のセンスが一番感じられるのがこの31階だと思います。しかし、東京タワーを望めるフロアをあえて植栽で見通しを悪くするとは(笑
チェックインは丁寧で好感を持てるものでした。型通りではなく、きちんと目の前にいる人と対話をしようという姿勢が良いですね。フレキシブルに対応できる余裕と裁量があるようで、あれこれ先回りして提案してくれて満足度の高い滞在になりました。詳細は割愛しますが、かなり融通を利かせてくれたと思います。都内在住だと正直、宿泊の部分には価値がありませんのでほぼサービスの部分を受けに来ているのですが、料金に見合うものを提供できていると評価します。
キーカード
木目のキーカード、流行ってますね。
最近だと ウェスティン宜蘭リゾート でも見かけました。
廊下
フロアマップ
ゲストルームは31階から36階に位置し、全206室。
今回は32階に泊まります。
プレミアスイート
Premier Suite
お部屋に入ってから程なくして、ウェルカムギフトが届きました。
マスカットの自然美と、四角く整えられた抹茶スイーツの職人技が織りなすコントラスト。一気に非日常のモードに切り替わります!このほかボトルシャンパンのオファーもいただきました。
面積は90㎡もあるので圧倒的な広さ。
東京エディション虎ノ門では内装デザインを隈研吾が担当しています。お得意の「取りあえず木を貼っておけ」という投げやり感を覚えなくもありませんが、和にも洋にも寄せすぎずに最近の東京っぽいモダンさを感じます。
変な造作を行なわずにソファとローテーブル、そしてデスクだけを置いたのは正解だと思います。我が家はこんなに広くはありませんが、モノを置くのが大嫌いなのでリビングにはソファとテーブルしかありません。確かに多くの人にとって「自分の家のような旅先のホテル」を目指すと、自ずと“ホテルっぽい”もの、例えばミニバーやブローシュアなどのごちゃごちゃしたものを排除する方向に至りそうです。
東京タワーも見えます!
って、東京タワーは自宅からも毎日見ていますが、さすがにこれだけ近いと迫力があります。
一生懸命、写真を撮っていたらその姿を撮られちゃいました(笑
ミニバー
パック入りのお水がありますが、ミネラル分が強いのか僕の口には合いませんでした。
スタンダードなお水も用意されていたら嬉しいかも。
フリッジ
スナック
ルームサービス
嬉しい24時間対応です。
朝食が高めのホテルなのでルームサービスの利用も一考です。
クローゼット
ベッドルームのウォークインクローゼットに加えて、エントランスからリビングまでの廊下もクローゼットになっていました。収納力は抜群で、まず使い切れないと思います。
お手洗い
同じく廊下のお手洗い。
リゾートなんかに滞在するとよく思いますが、トイレも2つあるとかなり過ごしやすくなりますね。
ベッドルーム
こちらがリビングから続くベッドルーム。
ロビーのソファでも見かけたファーがベッドにかけられていました。
ウォークインクローゼット
バス
ベイシンはダブル。
タオルも大量に用意されていました。
アメニティ
プール・フィットネス
プールは完全予約制になっています。
午前7時から午後10時のオープンで、入場は午後9時まで、利用は最長1時間まで。希望のスロットに予約が入りました。
ちょうどほかのゲストがプール全体の写真を撮っていたので、そのタイミングで記録しました。
場所も時刻も忘れさせるような、少し閉塞感があって無機質な空間が良いですね。僕らが使ったときはほかに2組いて、声掛けこそしませんが空気を読みあって交代にみんながジャクージを楽しめました。
ジャクージ
ジム
こちらは24時間オープン。
スポーツウェアも持ってきていますが、夜はマックス酔っぱー、日中もお昼寝で運動はパスしました。
バー
31階にある「ロビーバー Lobby Bar」もぜひ利用したい。
インハウスゲストなら、東京タワーのライトアップが見えるテーブル席に案内してもらえるかもしれません。詳しくは当ブログの ロビーバー@東京エディション虎ノ門 のページをご覧ください。
朝食
面白いことに、朝食はスタッフの対応が英語でした(汗
僕らは大学の授業も英語で受けているのでそのまま応じましたが…さすがに日本では初めての体験。そういえばレストランでもサーブの際に英語でお料理の説明をしようとしていましたっけ。
朝食は有料で、洋朝食が6,300円、和朝食が6,300円でした。
東京エディション虎ノ門では、残念ながら会員プログラム Marriott Bonvoy のプラチナ以上のメンバーでも朝食は無料になりません。
バッフェはサラダなどのコールドカッツのみ。
最近の一部の高級ホテルは、こんな感じに無駄なものを置かない方向にシフトしつつある気がするのは僕だけでしょうか。そんな変化を感じるのも悪くありません。
周りのテーブルは外国人だらけで日本語を話している人はわずか。
アボカドのオープンサンドを注文してみました。
ほかにも東京エディション虎ノ門は Lobby Bar でのアフタヌーンティーやレストラン The Jade Room も人気ですね。自然の恵みを活かしたメニューを美しいプレゼンテーションで提供しており、久しぶりに本格的なグルメ体験をしました。Xにはポスト済みですが、後日改めて写真をアップする予定です。
個人的には高評価のホテルです。マリオットでブティックホテルというとWホテルですが、既にアジア圏内は泊まり尽くしているので新しいブランドの誕生は大歓迎!エディションは各国に開業が決まっているので、今後少しずつほかのプロパティにも訪れてみたいと思います。
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