05.05
ゴールデンウィークはオーストリアのシュトゥーバイ氷河で絶景春スキー!(動画あり)
今年はオーストリアを車でぐるりと旅行し、ゴールデンウィークはシュトゥーバイ氷河で春スキーを楽しみました。ここは初夏まで滑ることができるオーストリア最大の氷河スキー場で、頂上のトップオブチロル展望台からは絶景を望むことができます!
Stubaier Gletscher
オーストリア共和国 チロル州
チロル州の州都インスブルックが拠点となります。
車でオーストリアを周遊しているため首都ウィーンからリンツやザルツブルクを経てインスブルックまで数日をかけて来ましたが、距離は480kmもあって鉄道でも5時間かかります。氷河スキーが目当てならドイツのミュンヘンからの方が近く、鉄道ならミュンヘンからインスブルックまで乗換えなしに2時間で来られます。
インスブルックからシュトゥーバイ氷河への行き方
インスブルックで泊まったマリオット系の ACホテル・インスブルック で春スキーを楽しみたいと相談したところ、Stubaier Gletscher のケーブルカー乗り場に直行すれば良いと言われてパンフレットをくれました。インスブルックから直通のバスも運行されていますが、路面が凍結している心配もない季節なのでレンタカーで行くことにしました。
車で片道1時間。(高速道路を降りた先の谷間を往く道は有料で片道€3)
道中の Stubaital シュトゥーバイタール の村は景色が美しくドライブも気持ち良い!この道が行き止まりになるまで走って行けば Stubaier Gletscher のロープウェイ乗り場に着きます。駐車場は無料で、スキーヤー用のリフト券は€47でした。
ちなみにロープウェイは2つあり、手前の Eisgrat アイスグラート 行きと奥の Gamsgarten ガムスガルテン 行きで乗り場が離れています。途中駅で相互に乗換えできるので好きな方(または夏で片方しか運行していない場合は営業している方)に乗ると良いでしょう。下の写真は手前から出ているアイスグラートのゴンドラで、僕らは駐車場に空きの多かった一番奥のガムスガルテンのものを利用しました。
天候が変わりやすいので余裕をもって旅程を組みたいところ。
各種アクティビティや料金など詳しい情報は以下の公式サイトをご覧ください。
www.stubaier-gletscher.com/
オーストリアの氷河スキーについては日本のガイドブックや旅行代理店でも情報が少ないものの、とりあえず来てしまえば何とかなるもので、今まで訪れたスイスやフランスやイタリアのスキー場と同様に下調べや予約はせずに現地に到着。5月1日はメーデーですがちゃんと営業していました!
ホテルでのんびり朝食をいただいてから来たので既にお昼に近く乗客は少ないものの、この時間から遊びに来ている遅出のスキーヤーもいて浮き足立ってしまいますね。
リフト券を買ってさっそくケーブルカーで山の上へ。
スキーはレンタルを利用しますが、ショップは麓ではなく山の上のゲレンデにあるそうで、手ぶらでゴンドラに乗り込みました。
駐車場を背後に見ながらぐんぐん高度を上げていきます。
途中駅の Mittelstation Fernau は標高2,300m。平行して運行されているロープウェイと乗換えができるようになっています。僕らはここから右手のゲレンデに向かうのですが、ゴンドラから降りて乗り直さなくてもケーブルから外れたゴンドラが次のケーブルに引き継がれるようになっていました。
辺りは険しい山に囲まれて雪景色。
一番上、標高3,210mの場所には展望台 Top of Tyrol トップ・オブ・チロル があります。たとえスキーをしなくても来る価値は高いと思いますが、やはりお天気が重要でしょう。前日は雲が厚く雨も降って凍えるほど寒かったので晴れてくれて助かりました。
シュトゥーバイ氷河スキー場
まずはケーブルカーの終点、Gamsgarten ガムスガルテン にあるスキーショップ Inter Sport でウェアやスキーをレンタルしました、一式で€40なり。機材のコンディションやスタッフの対応は素晴らしく世界でも最高レベルです。ヘルメットの着用は必須、スキーゴーグルはレンタルがなく販売のみ。リフト券を鍵代わりに何度も開け閉めできるロッカーも合わせて借りておくと便利です。
すっかり設備の写真を撮るのを忘れてしまいましたが、トイレやレストランもあって賑わっており前線基地のような感じ。スキーを楽しむならここ Gamsgarten ガムスガルテン を起点に遊ぶと良さそうです。
ここからあちこちに向けてリフトが設置されていますが、それぞれは乗継ぎがしにくく、また難易度が高いコースも多いのでどの辺りで遊ぶか考えてから登った方が良さそう。地図で初心者向けの色になっているコースも日本だと中級以上のレベルに感じられました。
Kitagawaは主にRotadlのリフトを使って7番のコースで遊びました。
標高3,011mからの滑走で十分な距離があり、広々としたゲレンデでスピードも出せるので気持ち良い!子供やスノーボーダーもいますが皆さんお上手。YouTubeに動画をアップしたので景色や雰囲気を感じてみてください。実際と同じ等倍速の動画ですが時間は約半分になるよう編集してあります。
現地からTwitterでもつぶやいた通り今回はスキー初めて女子がいたのでキッズゲレンデで基礎を教えてからここまで連れて来たのですが、さすがに降りるのに苦労しました…とは言えその後はMurmeleのリフトで12番のコースを何往復もして営業終了まで遊んでいたので初心者でも十分楽しめますよ。
大自然を活かした粗削りなゲレンデは広大で、標高の高い山中のため景色も素晴らしく爽快。初夏までスキーを楽しめる世界でも珍しいオーストリアの氷河スキー場。拠点となるインスブルックの町は徒歩で回れる規模ながらデパートやホテルも揃っていて滞在も快適。ドイツのミュンヘンからのアクセスが良く、今後はスイスまで行く余裕が無い時にオーストリアへ遊びに来たいと思います。
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