01.19
自由の女神 Statue of Liberty (ニューヨーク)
Kitagawa@U.S.A. です。誰もが知るニューヨークのシンボル、そしてアメリカを代表する名所と言えば、自由の女神 Statue of Liberty ではないでしょうか?独立宣言書を持ち、夢と希望を象徴する女神像。1984年にはユネスコ世界遺産にも指定されています。
Statue of Liberty
自由の女神像はアメリカ合衆国ニューヨークのマンハッタン最南端、バッテリーパークの沖合いに建っています。おもな見学方法は以下の4通りです。
【定番!リバティ島フェリー】
足元から見上げてみたい、中にも入ってみたいなら、専用フェリーに乗って像の建つリバティ島へ。バッテリーパークの乗り場から15~45分おきに運行、所要15分。混雑することもあるので事前の予約をおすすめします。
【お手軽!リバークルーズ船】
イースト川やハドソン川を運航するクルーズ船の多くは、マンハッタン島を眺めるだけでなく自由の女神もコースに含まれています。下船せずデッキから見学できるので、他の見どころと合わせて観光を手軽に済ませたい方には良い選択肢です。
【空から!ヘリコプター】
マンハッタンにはいくつものヘリ会社が営業しており、空から自由の女神を眺めることも可能。後姿など様々なアングルから女神像を堪能できるヘリクルーズは所要15分、150ドル程度と意外にお手頃です。
【無料!スタテン島フェリー】
マンハッタンとスタテン島の間に通勤用のスタテンアイランドフェリーが運行されており、これを利用するという裏技も。航路は像から少し離れていますが、24時間・年中無休でしかも無料なので、バジェットトラベラーには人気の方法です。
自由の女神はアメリカ独立100周年を記念して、独立運動を支援したフランスから贈られたもの。
完成は1886年4月で、高さ46.05メートル、台座を合わせると93メートルもの高さがあります。
デザインはフランス人建築家フレデリック・オーギュスト・バルトルディ、内部の設計はエッフェル塔で知られるアレクサンドル・ギュスターブ・エッフェルによって行なわれたそう。
ちなみに像のモデルはウジェーヌ・ドラクロワ作の 民衆を導く自由の女神 La Liberté guidant le peuple と言われています。実際の作品はこちら、パリのルーヴル美術館で見ることができますのでお立ち寄りの際はお見逃しなく!
自由の女神像
ここからは自由の女神像 Statue of Liberty の各部をアップで。
たいまつは世界を導く光を放ち、移民の希望の象徴。24金メッキされたたいまつは1984~86年の修復工事で取り付けられたものだそうです。腕の長さは12.8メートル。
王冠からは7つの角が出ていますね。
7つの大陸と7つの海に自由が広がることを祈念したもので、その長さは3.7メートル。
左手にはアメリカ合衆国の「独立宣言書」。
表紙には独立宣言が行なわれた1776年7月4日の日付が。これはアメリカの独立記念日で、祝日にもなっていますね。
台座のみはアメリカ自国によって造られたもの、重さ225トンの女神を支えます。
左足が、奴隷制度を象徴する鎖を踏みつけているのが分かりますでしょうか?これはリバティ島からでは見にくいので、フェリーに乗った時によく見てみてください。
なお、台座の中は博物館と展望台になっており、予めチケットを入手しておけば見学ができます。
改めて、自由の女神の全体像です。
アメリカを目指して航海をしてきた移民がまず目にするのがこの女神像、大きな希望と勇気を与えたことでしょう。連邦政府移民局はリバティ島のお隣、エリス島にあって1892年~1954年の間に1200万人を超える移民を迎えたのだとか。今はエリス島移民博物館となっています。
船上から自由の女神を見学しよう!
自由の女神はこれまでも見に来ていますが、2014年12月~2015年1月のマンハッタン滞在は1か月と長かったのですべての写真を撮り直してみました。サークルラインクルーズの船上からの撮影です。
カメラをちょっと引いて…船上の様子も残しておきます。凍てつく寒さ、なんと気温は氷点下10℃でした。(笑
近年セルフィーが一般的になって「すみません、カメラお願いできますか?」ってのがすっかり減ってしまいましたね。
最後に、マンハッタンと女神像の建つリバティ島の距離感はこんな感じ。
マンハッタンの摩天楼や橋も一緒に眺められるリバークルーズはオススメです!詳しくは サークルラインクルーズ Circle Line Sightseeing Cruises のページでご紹介しますので参考としてください。
また、もし安く見学したい、という場合は先述の通り無料のフェリーを利用する方法もあります。
こちらも以前乗船していますので、無料のスタテン島フェリーで自由の女神を見よう のページにまとめておきます。今後夏場にニューヨークに立寄る機会がありましたら、リバティ島フェリーに乗って女神像の台座やエリス島移民博物館を訪れてみたいと思います。
更新履歴
2015年1月01日 写真撮影
2015年2月21日 最終更新
2015年, 2014年, アメリカ合衆国, '14 アメリカ合衆国, '15 アメリカ合衆国
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