03.03
動かない鳥「ハシビロコウ」と賑やかな関西のオバチャン達
ハシビロコウ Shoebill Stork は“動かない鳥”として動物園で密かな人気を集めていますが、見に行ったところ歩き回って愛嬌を振りまいてくれました。それより一挙手一投足ごとにおしゃべりするオバチャン達のトークが面白く…まずは動画をご覧いただきましょう。
初めて生の関西弁を聴きましたが、まるでコントみたい(笑
アフリカの絶滅危惧種とテンポの良い関西弁とのコントラストがあまりにシュールですが、動画内で聞こえてくる「魚が欲しいんちゃう?」の声は大正解!
アフリカ大陸の湿地帯に生息する怪鳥ハシビロコウは魚ハンター
彼らは主にハイギョを食べますが、大きな体はとても目立ちます。そのためお魚が水面に顔を出す瞬間を狙い、何時間でもじっと動かずに待ち続けるのです…風が吹こうが雨が降ろうが動じることはなく、動かない鳥と言われる所以ですね。いざ魚を見つけたら水面に倒れ込むようにして大きなお口で丸呑みするのだとか(怖っ
Kitagawaは彼らの暮らすケニアやタンザニアも訪れましたが、今のところサファリでは野生種を発見できていません。レッドリストに載るほど個体数を減らしており、そう簡単には会えない鳥なんです。
という訳でやって来たのは 神戸どうぶつ王国。
日本国内では上野動物園にもいますが、ここは非常に近い距離で観察できるのでオススメです。
神戸どうぶつ王国のハシビロコウはタンザニア出身。
数羽いるうちの二羽がこのコーナーで放し飼いになっていますが、ほとんどの見学客は木の下にいるもう一羽には気付かず立ち去っていました…さすが動かない鳥、まるで彫像みたい!微動だにしません。
写真で見ると眼つきが険しく、特に顎を引くと怖いくらいの眼差し。
でも観察しているとゆっくり瞬きするクリクリした目は可愛らしく憎めない表情です。大きなくちばしは鳥類最大で、指も鳥類で最大。湿地でも沈まないように長い指をしているそうです。
飼育下とはいえ、こうして本物を目の前にするとますます会いに行きたくなってしまいます!
単独行動を好む孤高の怪鳥ハシビロコウはアフリカ大陸の奥深く、マバンバ湿地 に多く生息しているそうです。そろそろウガンダの再訪を計画していますので、その旅のご報告はいずれまた。
ここ 神戸どうぶつ王国 は間近でハシビロコウを見られるだけでなく 手に乗って餌をついばむトゥーカン や可愛らしいカピバラも大人気!犬や猫と遊べるコーナーもあってファミリーで訪れると楽しめます。地味な存在ですが、まるで彫刻のようなハシビロコウも忘れずに探して見てくださいね。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。