12.05
秘境シップレックビーチの難破船 (ギリシャ・ザキントス島)
絶景写真でお馴染みの シップレックビーチ Shipwreck Beach。
断崖絶壁に囲まれた小さな真っ白の砂浜にポツンと打ち上げられた難破船はあまりにフォトジェニックで、旅人ならずとも一度は行ってみたい場所!そこはまさに秘境、ギリシャの最果てイオニア海に浮かぶザキントス島にあります。
Navagio Beach (Shipwreck Beach)
ギリシャ共和国 ザキントス島
【行き方】
ギリシャの首都アテネまで空路、アテネ国際空港からオリンピック航空の国内線に乗継ぎザキントス空港へ。詳しくは ザキントス島アクセス の旅行記をご覧ください。
シップレックビーチ、こと ナヴァイオビーチ Navagio Beach はザキントス島の人里離れた北西岸にある小さな入り江。崖の上からの俯瞰が世界的に有名で、まずは遠くから ギリシャの絶景・ザキントス島のナヴァイオビーチ を楽しみました。でもここまで来たからには…あの難破船の上に自分の足で立ってみたいと思いませんか?
ところがこのビーチ、秘境と言われるだけあり道が一つも通じていません。
となると海からアプローチすることになるのですが、これまた周りも峻険な地形で下に降りられる場所は皆無。それでも時々船がやってくるのを見つけたので日を改めて出直しました。
波が高い日が続いて半ば諦めかけていたところ、ようやく船が出たのは最終日。
シップレックビーチ往復のクルーズがまた素晴らしく、途中で洞窟を覗いたり岩場で海水浴をする時間も観光客に人気です。そして見えてきた憧れの入り江は凄い色!まるで絵の具を流したようなコバルトブルーの水面がキラキラ光って美しい。上から見ると分かりますが、この入り江の中だけなぜか水が不透明で不思議です。
真正面にどーんと絶壁。
遠近感が狂いそうな切り立ち方ですね~いよいよ“上陸”です。
着いてみると結構な広さ!
荷物をその辺に放り出して難破船の周りを一回り、ビーチのど真ん中に上手く船が横たわっていて感心してしまいました。落書きはいただけませんが朽ち果てっぷりがロマンを感じさせます。
船の周りで思い思いに遊ぶ人たち。
滞在時間に限りがあるせいでしょう、寛いでいる人より写真撮影に熱心な人が多めです。波は高めで小石が多く、裸足で来てしまいましたがサンダルがあった方が歩きやすい。
見上げる断崖絶壁。
とんでもない高さがあり、随分と恐ろしい場所から見下ろしていたんだと気付かされます。上からの眺めは ギリシャの絶景・ザキントス島のナヴァイオビーチ に写真をまとめています。
Kitagawa、ビーチの名前の由来にもなっている難破船(シップレック)に登ってみました。
甲板が傷んでいるので怖かった…
こんな写真をインスタグラムにアップしている方がいたので真似してみました。
穴から覗いたコバルトブルーの海!
この船は密航船らしく、ここに打ち上げられて既に30年以上。
日本だったら封鎖されるか即撤去という荒れ具合ですがさすがギリシャ、観光客の遊び場と化しています。もしこれが無くなっちゃったらビーチの魅力も半減ですよね、船が転がっているうちに来たいところ。
絶壁が魅力的な秘境系ビーチは昨年 ポルトガルのアルガルヴェ でいくつか巡っており、崖に囲まれた プライア・ド・カルヴァーリョ に近い地形ではありますが、ザキントス島は海の色と砂浜に横たわる難破船が独特でその魅力を何倍にも引き立てているようです。ここまで来たらぜひビーチにも上陸してみてくださいね!
行き方
シップレックビーチに行く船は アギオス・ニコラオス Agios Nikolaos や ポルト・ヴロミ Porto Vromi の桟橋から出ています。アクセスは島の北端のアギオスニコラオスが分かりやすく多くのツアーがこちらを使います。ただしお天気がどんなに良くても波が高ければビーチに上陸できず、せっかく来たのに近くの青の洞窟だけを見て終わってしまいガッカリ。船は頻発しているので予約は不要ですが、ザキントスタウン からアギオスニコラオスは車で1時間以上かかるので日程がタイトな場合は出発前にホテルから港に電話して状況を訊いてもらった方が無駄がありません。
僕らは改めてナヴァイオビーチの南方にあるポルトヴロミからの船を利用しました。
こちらは ザキントス島でレンタカー旅行 をされる方にオススメ。夏なら1時間に1本くらい船が出ており料金は15ユーロでした。ポルトヴロミのビーチそのものが可愛らしく、周辺も素晴らしい景色が広がっているので来る価値あり!
ボートツアーだとシップレックビーチでの滞在時間は1時間ほど。
1時間なんてアッという間で全然足りないと思いますよ。僕らは行きと帰りを違う船でアレンジしてもらい、日が傾くまで遊びました。来られて良かった、大満足!その他の見どころは ギリシャ旅行記 に順番に掲載していきます。
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