シェラトンホアヒンプランブリヴィラ宿泊記 （タイ）

タイのホアヒンにある シェラトン ホアヒン プランブリ ヴィラズ Sheraton Hua Hin Pranburi Villas の宿泊記です。ここは以前シックスセンシズホアヒンとして運営されており、シェラトンへとリブランドされました。全室プール付きのヴィラという隠れ家的な存在のホテルです。

場所はホアヒンのずっと南、周りに何も無いようなプランブリに位置します。
今回もバンコクから自家用車で来ており、所要３時間。場所が分かり難いのでGPSを頼りにパイナップル畑を通り抜けて到着です。ホアヒンのあるプラチュアップキリカン県はパイナップルが名産なんですよね。

以前ここは エヴァソンホアヒン＆シックスセンシズスパ として運営されていました。その北側半分をお部屋やファシリティはそのままにシェラトンへとリブランドされ、直後の2014年に当ブログで初めてご紹介しました。それから年月が経ち変わった点も多いので、最近の写真や口コミを交えて情報をアップデートしています。余談ですが、プーケットにある ナカアイランド もシックスセンシズからリブランドされたリゾートですね。

ゲストルームは「プールヴィラ」「デュープレックスプールヴィラ」「プールヴィラスイート」の３タイプ。デュープレックスプールヴィラは２階建て、プールヴィラとプールヴィラスイートは完全な戸建てとなっており、いずれも独立した屋外プールが付いているのが特徴です。

プールヴィラスイート

もっとも大きなプールヴィラスイートは２つの部屋を持つ構成となっており、敷地面積は376㎡。何度か泊まっていますが、しっかりメンテナンスやリフォームが続けられて以前より見た目が良くなっている点に驚かされます。大きなヴィラなので写真の枚数が多く、詳細は シェラトンホアヒンプランブリヴィラのプールヴィラスイート のページをご覧ください。

レストラン

かつてはダイニングが一か所しかありませんでしたが、その後オーシャンフロントに二か所目のレストランが増えて変化を楽しめるようになりました。こんな遠くまで来て１泊は有り得ませんが、それでも３泊を超えると食事に飽きてしまうので、週末にバンコクから２泊くらいで訪れるのがちょうど良さそうです。

Dalah

レセプションの近くにある Dalah ダラー は以前からあるオールデイダイニング。主に朝食で利用するレストランで、午前7時～午後11時のオープンです。

蓮池に浮かぶパビリオンで食事をいただくこともできます。
いかにも南国のリゾートという雰囲気ですね。

朝食

リブランド後はしばらくメニューから朝食をオーダーすることができ、日曜日のみバッフェという運用でしたが、現在はゲストの数が安定しているので基本的にバッフェとなっているようです。もちろん卵料理や麺類は頼んでから作ってもらえます。

2020年に泊まった時は前日までのリクエストにより朝食をルームサービスに無料で変更することができました。また、最近インスタグラムで人気が高い「フローティングブレックファスト」にも有料で対応しています。このホテルで プールの中で朝ご飯を食べるフローティングブレックファストを初体験 してみました。

Luna La Pran

新たに設けられたアラカルトのレストラン Luna La Pran ルナラプラン は午前11時～午後11時のオープンで、タイ料理を中心に軽食も提供しています。日没後は涼しくて開放的、味付けもマイルドで食べやすい。

クラブラウンジ＆プラチナベネフィット

シェラトンホアヒンプランブリヴィラにはクラブラウンジがありませんが、以前はスターウッドのSPGのプラチナ会員に対して午後2時半～4時半の「アフターヌーンティーサービス」と午後5時半～7時半の「イブニングカクテルサービス」を無料で提供していました。メニューにはカクテルも８種類ほどあり、ワガママを言ったらフローズンにしてもらえたのも良い思い出です。

マリオットの傘下となった現在はベネフィットのポリシーが新しくなり（改悪され）残念ながらリゾートに分類されるホテルにおける上記のようなサービスはすべて廃止されてしまいました。その代わり、マリオットの会員プログラム Marriott Bonvoy のメンバーは飲食が10%引き、ゴールドなら15%引き、プラチナ以上だと20%引きになるので、宿泊の際は登録しておくとお得です。

パビリオン

滞在時、ほとんど他のゲストを見かけませんでした。
そこで気分転換に、リゾートど真ん中の蓮池に浮かぶこの東屋でも過ごしてみました。すべてのスタッフやゲストはここを通るので、まるで番頭さんになった気分です（笑

ライブラリ

ジム

レンタサイクル

無料で自転車の貸出しサービスがあります。
昔に比べてホテル周辺の路面状態が良くなったので、サイクリングに出掛けてみても良いのではないでしょうか？

シャトルバスサービス

観光地とは言えない辺鄙な場所のため、基本的にはホテル内でのんびり過ごすタイプのリゾートです。以下の情報はかなり古い開業当初のものですが、ホアヒン中心部にある「時計塔」や シェラトンホアヒンリゾート＆スパ を結ぶシャトルサービスの時刻表です。2020年7月現在、シャトルバスは一時的に運行を見合わせているので、最新の情報はホテルでご確認ください。

プール

かつて存在しなかった共用のプールも海に面して造られました。
全室にプライベートプールがあるホテルなのであまり利用している人は見かけませんが、少しばかり海沿いのリゾートっぽくなりましたね～ただし視界を電線が横切っており、さすがに公式サイトの写真は編集し過ぎだと感じます。

以前はこんな感じでプールやレストランが存在せず、海に面して小さな入り口がポツンとあるだけでした。

ホテル前のプロムナードが屋台街に！

さらに、地面を掘り返して絶賛工事中だった海沿いにプロムナードが完成し、夕方以降は地元の人の憩いのスペースになっています。コンクリートで固められているので泳ぐことはできませんが、街路灯も点いて雰囲気が良くなりました。

タイなのでもちろん人が集まるところに屋台が立ちます。
お夜食や酒のつまみにちょうど良さそうな食べ物を手軽に買えるようになって旅行者気分～今年はエビが安値で、なんと焼き立てがパックで170バーツ（約600円）と激安でした！

また、ホテルからはかなり距離がありますがホアヒンでは Baan Itsara Restaurant のシーフードがKitagawaのお気に入り。車で来ている方はぜひ立ち寄ってみてください。

感想

お部屋のデザインやレイアウトはさすが元シックスセンシズ！自然と上手く調和した高い完成度です。コンディションも良好で、掃除も行き届いていました。詳しくは当ブログ内の シェラトンホアヒンプランブリヴィラのプールヴィラスイート のページをご覧ください。スタッフにはのんびりした感じがありますが、良い意味でこちらも寛ぐことができました。完全にプライバシーが確保された造りと静けさは大いに気に入りました。実は次の予約も入れており、バンコクの喧騒から逃れるための別荘気分で長めの滞在を計画しています。

ただし日本からタイへ観光にいらっしゃる方がわざわざ訪れるほどのリゾートかと言うと微妙です。まずアクセスが不便ですし、ビーチでは泳げず周りに見どころも無く、さらにエクスカーションの類も（自転車を除けば）一切無いので、すぐに飽きてしまいそう。僕は暇つぶしに来ているので空を見上げて日がな一日読書をしたり酒でも飲んでいれば満足ですが、そんな人は稀でしょう。

もしバンコクから、特に子供を連れてファミリーでホアヒンを訪れるなら、ホアヒンビーチど真ん中にあって砂浜が美しい ホアヒン マリオット リゾート＆スパ や、一回りするだけでも疲れ果てるほど長大なプールが開放的な シェラトン ホアヒン リゾート＆スパ も候補にしてみてください。ここ シェラトン ホアヒン プランブリ ヴィラズ も全室にプールが付いた贅沢な造りのホテルですが、どちらかと言うと在住者向けで少し楽しみ方が難しいリゾートです。お泊りになるなら、ワインと本、あるいはプレイステーションをお忘れなく。

更新履歴

2014年11月11日　作成
2020年08月08日　文章リライト、リンク修正、写真1枚削除、29枚追加

2020年, 2014年, '14 タイ, '20 タイ