01.08
オルホン滝 (モンゴル)
モンゴルの大草原に忽然と現れる オルホン滝 Orkhon Waterfall。遊牧民が暮らす以外はどこまでも豊かな自然が広がっており、一帯は「オルホン渓谷の文化的景観」としてユネスコ世界遺産に登録されています。
Орхоны хүрхрээ
【住所】 北緯 46度47分15秒、東経 101度57分37秒
モンゴルのハラホリン(カラコルム)から120km(車で約3時間)
モンゴル旅行でもなかなかオルホン渓谷まで足を踏み入れることは稀かもしれません。パッケージツアーがよく訪れるハラホリンからあと一息なんですが、なにぶんオフロードなのでその“あと一息”がけっこう大変なわけで(笑
3日目の最終目的地をここオルホン滝に定めてオルホン渓谷を突っ切ってきて、この日は滝のすぐ近くのツーリストキャンプのゲルに泊まりました。オルホン滝までのアクセスや宿泊先は 世界遺産オルホン渓谷を4WDで疾走!水も電気も無いゲルに泊まって遊牧民の生活を体験 の旅行記にまとめてあります。
オルホン滝
まずは滝と周辺の様子を動画でご覧ください。
周りの景色の美しさと、ざぁーっと響く単調な水の音が耳に心地よい。
オルホン滝はモンゴル語で Улаан цутгалан とも呼ばれ、そのままキリル文字の読み方をすると“ウラーン・ツットガラン”って感じかな、直訳すると「赤い支流」です。色が赤いのかな?と思ったのですが、調べてみるとどうやら単に Улаан гол つまりウラーン川の支流という意味のようです。
落差は22m、幅10mなので、決して巨大ではありませんが、それでもモンゴル最大の滝。モンゴル中央部では指折りの見どころの一つと言って良いでしょう。オルホン川もまた、モンゴル最長の川です。滝の下流側の渓谷には松が生えていて、トレイルがあるので降りて行って散策することも可能です。
上流側は実に穏やかな流れ。水はめちゃくちゃ冷たいです!
真夏なので日中は半袖でも過ごせますが、夜は信じられないくらい冷え込んで薪ストーブを点けてもらわないととても眠れないほど。こういう寒暖差や空気感は、まさに「来ないと感じられない」もので、だから旅を止められません。
周辺の様子。本当に何もありません。
モンゴル乗馬体験 でも馬に乗ってこの辺りを散策してみました。
ガイドさん曰く、常に十分な水量があるわけではないそうで、初夏の降雨のあとに限って滝が見られるのだとか。訪れた8月はまさにベストシーズンでした。反対に冬は完全に凍り付くそうで、それはそれでいったいどんな景色が見られるのか興味があります。きっと足も宿泊先も無くなってしまうと思いますが、この滝はアイスクライミング競技会の会場になっているという記事も見かけたので、もしかすると来る方法があるのかもしれません。
夏でもアクセスが大変なのと整備された宿泊施設がまったくないので、オルホン渓谷は誰にでもおすすめというわけではありませんが、Kitagawaは来て良かった(もしオルホン滝に来てなければモンゴル旅行の楽しさが半減だった)と思っています。
以上、オルホン滝の紹介でした。より詳しく知りたい方は、以下の動画も参考にしてください。
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