2015
01.04

ニューヨーク公共図書館 New York Public Library

ニューヨーク公共図書館

Kitagawa@New Yorkです。今日はマンハッタンの穴場、ニューヨーク公共図書館 New York Public Library をご紹介。ここはリーディングルームがあまりに豪華で素晴らしく、さすがアメリカと思わずにはいられない空間です。誰でも入れますので、ニューヨーク滞在中の勉強や調べ物に立寄ってみてはいかがでしょうか?貴重書に囲まれてペンを走らせれば、何か新しいアイデアが浮かぶかも。

New York Public Library

ニューヨーク公共図書館の本館は5番街と42丁目の角にあります。
昨日取り上げたグランドセントラル駅からはわずか2ブロック西、タイムズスクエアからもハーフマイルの距離なので観光がてら歩いてくることも可能です。

ニューヨーク公共図書館

1911年にオープンした本館。
正面玄関の左右にはNYPLのシンボル、ライオンが座っています。

New York Public Library

年末年始ということで見物客も多く、ロビーは混雑していました。
入館に当たって特に手続きは不要ですが、中はいくつもの専門的な部屋に分かれています。それぞれ面白半分に覗いて廻る雰囲気ではありませんので、初めての方はインフォメーションで目的を伝えてアドバイスをもらうと良いでしょう。公式サイトのこちらでも書庫や閲覧室の情報を得ることができます。

ニューヨーク公共図書館

内装は重厚で、艶やかな天井画を見ているだけでも楽しい。
夏ならセントラルパークでの読書も良いのですが、寒い時期は図書館の方が落ち着きますね。

ニューヨーク公共図書館

残念ながら現在、一番大きなRose Main Reading Roomはクローズしています。
スタッフの話では2015年の春ごろまでは入れない見込みとのこと。

ニューヨーク公共図書館

当サイトの読者様は旅好きの方が多いと思うので、ここでは1階の角にある Lionel Pincus and Princess Firyal Map Division をおすすめしておきます。名前の通り地図を専門とした分室で、15世紀~21世紀に出版された地図帳など2万冊と40万枚以上の地形図を収蔵しています。

Lionel Pincus and Princess Firyal Map Division

中はこじんまりとしており落ち着いた雰囲気。デスクは空席があれば自由に座れます。
奥にはPCも用意されており、Wi-Fiによるインターネット接続も無料です。

大日本道中細見記 鎌田酔翁

ここにはガイドブックの類はありませんが、古い地図ならたくさん。開架書架にも世界のユニークな地図帳が並んでいるので、手に取ってパラパラと見るだけでも新しい発見があるかも知れません。
上は鎌田酔翁の大日本道中細見記、下は葛飾北斎の木曽路名所一覧の写しです。

木曽路名所一覧 葛飾北斎

さすがにリーディングルームで観光客の姿を見かけることは少なく物見遊山での入室はおすすめしませんが、もしニューヨークでゆっくり読書や勉強の時間を過ごすならカフェではなくニューヨーク公共図書館を訪れるのがベストです。ぜひ上手く活用してみてください。

ニューヨーク公共図書館

ニューヨーク公共図書館 (本館)
New York Public Library, Stephen A. Schwarzman Building

ニューヨーク、マンハッタン島 5番街と42丁目の角

【住所】 5th Avenue at 42nd Street, New York, NY 10018 U.S.A.
【開館時間】 午前10時~午後6時 (日曜日: 午後1時~午後5時)
【TEL】 +1   917 275 6975
【URL】 www.nypl.org/

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2024年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を17405枚と心に残った体験を1110件公開しています。(2024.11.21)

2015年, 2014年, '14 アメリカ合衆国, '15 アメリカ合衆国

コメント

    • 東人
    • 2015年 2月 01日

    NYCの図書館というと映画The day afterをまずは思い出すんですが、こことは違うみたいですね。あれもかなりゴージャスでしたが。

    • kitagawa
    • 2015年 2月 01日

    おっしゃる通りThe Day After Tomorrowで暖をとった図書館はNYPLがモデルだったハズ。
    本を燃やすシーン、司書との攻防はセリフがなかなか印象的でした。
    たしか税金だか法律関係の本から火を点けたんでは無かったでしょうか?(笑

    • 東人
    • 2015年 2月 02日

    Tomorrowが抜けてました(苦笑)
    ニューヨーク連銀に避難したら、ドル紙幣を燃やして暖をとったかもしれませんね(^^

    • こたろう
    • 2015年 2月 02日

    Kitagawaさま 東人さま

    こんにちは! 私も写真を拝見してあの映画の場所だ!!と思いました。Kitagawaさんの書かれているとおり 税法の本を燃やそうとしていましたねwww 欧米の図書館は造りも重厚で素晴らしく いつか見学してみたいです。

    • kitagawa
    • 2015年 2月 02日

    東人さん、こたろうさん、こんにちは。
    ニューヨークのほか、ボストンの公共図書館もかなり立派だそうです。僕はボストンにはまだ行ったことが無いのですが、アメリカでもっとも古い図書館とのことで、いつか訪れてみたいと思います。

    ところで昨夜、少し気になって映画をもう一度見てみました。(笑
    やはりセリフや内装からモデルはニューヨーク公共図書館で間違いないみたいです。ただ、イーストリバー側の東41丁目から水が直撃したり、バスの運転手が津波を見つけるシーンは五番街の一方通行から考えるとバックミラーではなく正面から来ないとおかしいかな、なんて細かな突っ込みを入れてみたり。

    ついでに、ニューヨーク公共図書館の中の雰囲気が分かる面白い動画を見つけましたので貼り付けておきます。曲ですぐに元ネタが分かるかと思いますが…この映画もニューヨーク公共図書館が舞台だったんですね~気付きませんでした。

    • 東人
    • 2015年 2月 05日

    NYCには映画がよく似合いますね。
    というか、何本の名作がNYCを舞台にしたのでしょうか!?

    ところで、レイ・パーカーJr.って、もう還暦なんですね(^^)

    • こたろう
    • 2015年 2月 12日

    Kitagawaさま

    こんばんは。ゴーストバスターズ レンタルしてがっつり見ちゃいましたwww
    懐かしすぎました。
    知らなかったんですが ゴーストバスターズって3まであったんですね。

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