10.25
ニューヨーク交通博物館 New York Transit Museum
ブルックリンに滞在中、前々から気になっていた ニューヨーク・トランジット・ミュージアム New York Transit Museum を見学しました。ここは古い地下鉄の駅を使ったミュージアムで、実車をはじめニューヨークの鉄道やバスなど交通網について展示。乗り物好きなら楽しめること請け合いです!
New York Transit Museum
【住所】 Boerum Place & Schermerhorn Street, Brooklyn, New York 11201 U.S.A.
【開館時間】 午前10時~午後4時 (土日: 午前11時~午後5時)
【休館日】 月曜・祝日
【TEL】 +1 718 694 1600
【URL】 www.nytransitmuseum.org/
最寄り駅は Borough Hall 駅または Jay St.- MetroTech 駅ですが、宿泊先の アロフト ニューヨーク ブルックリン ホテル から近いので歩いて来ました。
交通博物館のエントランスはまさに地下鉄の入り口そのもの!最初うっかり通り過ぎてしまいました(笑
入場料は2017年現在、大人10ドル・子供(2~17歳)5ドルでした。
ニューヨークにあるミュージアムとしては安いと言えましょう。
中に入ると地下鉄工事のジオラマや解説から始まります。
体験型の展示になっており、ギミックも仕掛けられているのであちこち触ってみると面白い。
Bringing Back The City:
Mass Transit Responds To Crisis
続くホールでは特別展が行なわれていました。
これは Bringing Back The City: Mass Transit Responds To Crisis と題して、9・11 のテロによる被災をはじめブリザードやハリケーンなどの災害と復旧をテーマとした展示。2017年~2018年9月まで開催されており、Web上にも特設サイト bringingbackthecity.com/ が公開されています。
こちらは指令所でしょうか、受話器を取ると緊迫した音声も聞こえてきました。
交通網が寸断された9月11日当日のブルックリンブリッジの写真です。
ちなみにKitagawaは2001年9月11日、南アフリカのヨハネスブルグでテロの速報を見たことを今でも覚えており、翌日のフライトは大幅に遅れたうえにブエノスアイレス行きの飛行機がブラジルにダイバードしてしまい交通網は世界的に混乱を極めました。
損傷を受けた通信・制御機器。
こちらは地下鉄工事のパネル展示。
以下は常設展です。
手前は歩行者用の信号機ですね~そのほかパーキングメーターや消火栓など市中のストリートで見かけるようなものが並んでいました。
保存しているニューヨーク市バスの実車は年に一度だけ公開されるそうです。
火災報知器、これは展示品ではなく本物ですよ(笑
多目的スペースの壁はサインシステムで埋め尽くされていました。
無骨ながら今も昔も見やすいのが特徴で、古いものは書体に味があります。
86th St.駅の模型。
マンハッタンの地下鉄の断面図、結構起伏がありますね~
精巧な鉄道模型が50台以上、かつてブルックリンを走っていた路面電車たち。
実は今ブルックリン地区とクイーンズ地区を結ぶBQXの計画が進行中で、完成すればニューヨークで半世紀ぶりとなる路面電車です。一体どんなデザインになるのか?今から楽しみです。
コート・ストリート駅
さらに下のフロアに降りると本物の地下鉄ホームがあり、1946年に廃駅となった Court St.駅のプラットホームです。ここには20世紀初めに活躍した車輌が20両停められており、そのほとんどが車内も公開されていました。広告もリアルに再現されていてそのデザインや内容が興味深く、ニューヨーク交通博物館のハイライトです。
Brooklyn Rapid Transit で活躍した1916年製 BRT “Standard” Car、2204号。
Brooklyn Rapid Transit の1910年製電気機関車、5号。
とても保存状態が良く、ホームの端に停まっていたので今も動かせるのかもしれませんね。
こちらは見学時のちょうど100年前に造られた Interborough Rapid Transit 時代の客車。
見学コースの終わりには歴代の改札口が並べられていました。
かつて切符代わりに使われていたトークンですね~
僕が始めてNYCに来たときは既に Metrocard の時代でした。
展示されている自動改札に自分のMetrocardを通してみると…
現在のバランスが表示されるギミックがありました!
来ているのはファミリーが多かったものの、大人でも楽しめる内容です。
入場料が安く気軽に見学できるのも良いですね。MTAのグッズを売るショップを併設しており、乗り物ファンにはオススメのニューヨーク交通博物館。ブルックリン観光の合間にぜひ立ち寄ってみてください。
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