モン・サン・ミッシェル
Kitagawa@フランスです。
パリから1泊2日でノルマンディー(フランス北部のイギリス海峡に面した辺り)まで足を伸ばしました。最大の見所は、世界遺産「モン・サン・ミッシェル」。テレビで何度も見て、フランスに行ったら絶対に見たいと思っていた憧れの地です。
モン・サン・ミッシェルは砂地の岩山に建てられた修道院。かつて満潮時には海水が押し寄せて、陸と切り離されて孤島となったそうで、多くの巡礼者が命を落としたとのこと…。中世に増改築を繰り返された修道院はまるで迷路のように様々な建築物が重なっています。時代ごとに建物の様式が異なる点も必見。
(以下はモンサンミッシェル観光に興味がある方へ)
ツアーを利用せずにモン・サン・ミッシェルを訪れるには、鉄道とバスで行くのが一般的です。(パリから日帰り往復も可能。)
パリのモンパルナス駅からレンヌ(Lennes)駅までは、TGV(高速鉄道)で2時間の距離。またレンヌの駅からモンサンミッシェルまではKeolis Emeraudeの直通バスの利用となります。バスは予約無しで乗れますが、午前と午後で1本ずつ程度しかないので、必ず事前にホームページで列車とバスの乗継ぎスケジュールを調べておくこと。
TGVのチケットはSNCF(フランス鉄道公社)のホームページで予約・購入が可能です。ただし予約画面は2009年夏現在でフランス語のみのため何かと苦労するのですが、早めに予約するとかなり安く買えたりするので、挑戦してみて損はありません。(1等車で、行き65ユーロ、帰り34ユーロでした。帰りはPREM'Sというキャンセル不可でPDFファイル発券のチケットのため、特に安くなりました。2等に比べて1等はかなり高いので、鉄道好きでなければ2等車でも十分だと思います。)
TGVの走行速度は非常に高速で、個人的にはこれに乗れたことも大満足。2階建ての車両で超カッコいい!車窓からの眺めも長閑でいかにもフランスって感じです。
島の修道院の周りにはレストランやおみやげ物屋の他、何軒かホテルがあります。今回はせっかくなので島に泊まってみました。宿泊先は3つ星ホテル「オーベルジュ・サン・ピエール(Auberge Saint Pierre)」。場所柄、結構せまいのですが、無線LANがお部屋で使える(有料)ということとネットでの評判も割と良かったので選びました。booking.comで予約したところ、ダブル2名1室 106ユーロなり。
見所は修道院だけなので、旅程に余裕が無い人はパリからの日帰りツアーでも良いかもしれません。(日中は、どこからこんなに沸いてきたんだ!というくらい日本人で溢れ返っています。)しかし、ここはとにかく「絵になる」ので、日程にゆとりがあれば是非ゆっくり滞在して景色を楽しんでほしいところです。素晴らしい背景を利用して、モデル張りの写真が撮れますよ!
【余談】 僕がよく着ているシマシマ模様のシャツは セントジェームス というフランスのブランドのもの。本社はノルマンディにあって、タグに入っている不可思議な線画は実はモンサンミッシェルだったりします。セントジェームスはコットンボーダーシャツで歴史あるブランドで、非常に着心地が良くおすすめ。日本ではユナイテッドアローズなどで購入可能です。
【参考】 モンサンミッシェル観光の情報やSNCFホームページでの列車予約手順などは、フランス・ツーリズム旅行情報局さんのホームページが大変参考になりました。