2013
05.18

エリザベススイート@ホテル インペリアル ウィーン

インペリアルホテルウィーン宿泊記 Hotel Imperial, Vienna

Kitagawa@オーストリアです。
ウィーンで泊まった インペリアルホテル Hotel Imperial, Viennaをご紹介します。重厚な外観に煌びやかなお部屋、ウィーンで最高の伝統と格式を誇るクラシックホテルのスイートルームを覗いてみましょう!

ケルントナーリング通り沿いに建つホテル インペリアルウィーン。オーストリアの首都ウィーンの中心部に位置し、徒歩で市内を観光できるだけでなく、地下鉄やトラムの乗り場にも近い便利な立地です。
入口にはドアマンやベルが常時待機しており、ゲストを丁重に迎えてくれます。ロビーはいかにもヨーロッパのクラシックホテル、かなり小さなものです。

ホテル インペリアル ウィーン

最高級ホテルらしく、チェックインを担当したスタッフがそのままお部屋までエスコート。その際、インペリアルホテルの歴史や伝統についてもあれこれ教えていただけました。1873年のウィーン万博の際に、フランツ・ヨーゼフ皇帝により設立されたホテルだそうです。

オーストリア インペリアル ホテル

ちなみにこのホテル、エントランスに近づけばすぐに挨拶、荷物があればお手伝い、レセプションに近づけばすぐに鍵を…という流れで、ロビーを写真に収める余裕は一瞬たりともありませんでした。エレベーターすら、常に扉を開いて待ち構えているほどですから。(笑
ゲストはスマートな方が多く、日本人の宿泊客も見かけましたがビシッとスーツで決めていました。

ホテル インペリアル ウィーン

こちらはロビーの奥にあったサロン。
ホテルゆかりの品々や、かつて宿泊したVIPのサインが展示されているそうですが…
うーん、まったく落ち着きません。Kitagawa、既に場違い感で胸いっぱいです!

フロアマップ

インペリアルホテルには、スタンダードなお部屋が76室、スイートルームが62室あります。

インペリアルホテルウィーン Hotel Imperial, Vienna

僕らのお部屋は2階ですが、日本でいう所の4階に相当します。最上階の5階は7階に当たります。

エリザベススイートルーム

お部屋はこちら、65㎡の広さがあります。

エリザベススイート@ホテル インペリアル ウィーン

なんとも豪華な内装で、えんじ色のカーペットとシャンデリアに目がくらみそう。

エリザベススイート@ホテル インペリアル ウィーン

天井がめちゃくちゃ高く、壁にはシルクが張られて、まるで宮殿です。
僕のホテルライフに慣れている連れも、さすがに少々呆れ気味。

お部屋のキーがこれまた重たく、今時珍しく外出の時はレセプションにドロップします。ただしキーの先端部はUSBメモリーのような端子になっていて、新旧が融合したキーでした。

インペリアル ウィーン アメニティ

お部屋にクラシックのCDが置かれているところは、さすが音楽の都ウィーンです。
調度品は本物のアンティーク。良いものを修理しながら大切に使っていることが窺い知れます。

ウィーン インペリアルホテル 宿泊記

装飾はロココ調でありながら、どこか控えめで上品さも感じませんか?
リビングとベッドルームの間はスライドドアで仕切ることができるのですが、これまた鏡張りの両開きという重厚な代物です。

インペリアルホテルウィーン スイート ベッドルーム

こちらがベッドルーム。リネン類も申し分ありません。
ちなみにキングベッドではなくツインベッドのお部屋です。

エリザベススイート@ホテル インペリアル ウィーン

観光から帰ってお部屋に戻れば、既にターンダウンされており。
チョコレートはウィーンのハインドルHEINDLのものでした。お土産でも定番ですね。

スターウッドSPGプラチナメンバーベネフィット

窓は二重で防音や気密性も完璧、それでいて開けることもできます。夜はカーテンを閉めるのではなく電動シャッターが降り、枕元のスイッチで開閉する方式でした。古そうに見えて、かなり近代的だったりします。

ミニバー

お酒が充実したミニバー。グラスには曇り一つありません。
さすがにポットは置かれていませんね。

インペリアルホテル ミニバー

(高級ホテルではコーヒーメーカーなどがお部屋に用意されていたりするものですが、さらに高級なホテルともなれば暖かい飲み物はルームサービスで頼むことが前提とされ、あえて湯沸しなどが置かれなくなります。)

バスルーム

バスは照明がかなり明るく好印象。
大理石が使われ、ベイシンはもちろんダブル。トイレは個室でビデもあり、体重計も置かれています。バスソルトが用意されているのが嬉しいですね。

そして注目はバスアメニティ、なんとブルガリの オ・パフメ オーザベルテ Eau Parfumée au thé vertのシリーズが置かれているではありませんか!

ブルガリ バスアメニティ オ・パフメ オーザベルテ

爪やすりからシャワーキャップまでぜ~んぶブルガリです。
そう言えば、バリ島のブルガリホテルも確かオ・パフメだった気がします。オーザベルテはベースに緑茶を含み、ブルガリらしい上品で繊細な香りを楽しめます。

朝食

朝食は一階のレストランにて。
バッフェの種類は少な目、ただしオーダーで作っていただける品もあります。飲み物はホットチョコレートを気に入りました。

ウィーン インペリアル ホテル

ふと周りを見渡せば、スーツのお客さんが半数以上。
どうやらウィーンのエグゼクティブな皆さんが朝の一杯とともに商談でもされている様子でした。

感想

ウィーンでの滞在はザッハーとインペリアルで迷ったのですが、予約が直前ということもありラグジュアリーコレクションブランドであるホテルインペリアルウィーンを選択しました。
このホテル、さすが迎賓館としての機能を持つだけのことはあり、ゆったりとした廊下や高い天井は優雅です。お部屋の調度品も古いものが丁寧に使われており、宿泊する価値は大いにあると思います。空調、水回りや防音、オーディオ、そしてWi-Fiインターネット接続などは、最新ホテルのそれと何ら変わらない機能性です。スタッフにも気取ったところがなく、気持ちよく滞在できました。

上から下まで豪華絢爛、立地もよく静けさも併せもち、素敵なホテルなのは間違い無いのですが…僕の年齢では少しばかり周りから浮いてしまいます。ホテルなので気にすることは無いのですが、ここは安いお部屋でも1泊400ユーロ以上、スイートともなれば1泊10万円を越えますので、年齢が若いと目立つことは確実。こういうホテルが似合う大人になりたいものです。

そんな訳で後日、ホテルインペリアルウィーンからホテルブリストルウィーンにお引越しをします。ちなみにこの春滞在の13か国20か所のホテルのうち、スイートルームは8か所、スターウッド系は13か所となっています。印象に残った素敵なホテルは、できる限り記録を残していこうと思います。

ホテルインペリアル ラグジュアリーコレクションホテル ウィーン
Hotel Imperial, a Luxury Collection Hotel, Vienna

【住所】 Kaerntner Ring 16, 1015 Wien, AUSTRIA
【TEL】 +43   4315 01100

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更新履歴

2013年 5月18日 作成
2018年 8月25日 地図とリンクを追加

インペリアルホテルウィーン スイート リビングルーム

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2024年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を17205枚と心に残った体験を1101件公開しています。(2024.04.20)

2018年, 2013年, '13 オーストリア, '18 オーストリア

コメント

    • Toppi
    • 2013年 5月 19日

    kitagawaさん、素晴らしい旅行の記録の公開、ありがとうございます。私は三度の飯より旅行が好き、という思いは誰にも負けないと思っていましたが、kitagawaさんの熱意には脱帽です。いや、kitagawaさんの経済力と休暇を自由にとれる立場に脱帽、でしょうか(笑)。ウイーン、去年行きましたがこホテルには高くて泊まれませんでした。素晴らしいお部屋ですね。ウイーンは音楽会がどこもあまりに素敵で、ヨーロッパはもういい、と思っていた私にとっては目からうろこの楽しさでした。今年は2月にタンザニアで素晴らしい体験を仲間たちとしてきました。夏はニューカレドニアに行く予定です。秋はバリ島の予定で、kitagwaさんのHPを参考にさせていただき、セントレジスとオイヤルピタマハに行こうかと考えているところです。kitagawaさんにとって、美しい海とホテルのおすすめはありますか?

    • kitagawa
    • 2013年 5月 21日

    Toppiさん、こんばんは。コメントをいただき、ありがとうございます!
    旅のペース、凄いですね~。ディスティネーションを拝見したところ、既に相当な国に足を運ばれているのではないでしょうか?
    今年はバリ島に行かれる読者様が多いようで、案外ニアミスするかもしれませんね。(笑

    おすすめのリゾートとなると、僕は同じホテルに毎年通って数週間滞在するスタイルなので、実はそれほど情報を持ち合わせていないんです。いつ行っても間違いが無いのは、1アイランド1リゾートが基本のモルディブですが、さすがに既に行かれていますよねぇ…
    旅のスタイルにもよるかと思いますが、行きやすいところで挙げてみますと、雰囲気ならギリシアのサントリーニ島、潜るならホンジュラスのロアタン島、のんびりビーチで遊ぶならフィリピンのパマリカン島なんていかがでしょうか?

    そうそう、島と言えばちょうど今日の読売新聞 衛生版の裏表紙がタンザニアのザンジバル島の写真で、懐かしく見入っていたところだったりします。
    お仲間とタンザニアというと、もしかしてサファリではなく山登りに挑戦されたのでしょうか?さらっと書かれていますが、ケニアではなくタンザニアというところに、只ならぬものを感じてしまいました。

    • Toppi
    • 2013年 6月 05日

    kitagawaさん、丁寧なコメント、ありがとうございます!モルディブ、まだいったことないです。行ってみたいですね。パマリカンは去年行って感激しました。海と砂の色が本当に美しかったですね。タンザニアでは、豪華サファリロッジに泊まり歩いてゲームドライブ、揚句に乗り継ぎの飛行機に乗り遅れて4人で飛行機をチャーターしてザンジバルに行きました(笑)。アフリカならではの贅沢でしょう。今はまた毎日が忙しすぎてくたびれていますが、そんな時はセレンゲティの大地を思い、元気を出しているところです。旅行は私のエネルギー源です。kitagawaさんの旅行記事、今後も楽しみに時折拝見させていただきますね。

    • kitagawa
    • 2013年 6月 09日

    Toppiさん、こんにちは。
    まさにアフリカならではのダイナミックな旅を満喫されたようですね!コメントからもその充実ぶりが伝わってきます。
    僕の方はセレンゲティからキリマンジャロの登山に向かい、その後ケニアへとサファリを巡る旅を陸路で続けていきました。今思えば、20代だからできた体力任せのハードな旅ですが、改めてもう一度アフリカには訪れたいと思っています。

    まだ訪れたことの無い西アフリカを回ろうとなると、そろそろフランス語の勉強を始めなくては…という感じです。先に中東を潰して回るか、あるいは中米にするか、迷うところ。
    そう言いつつも、マダガスカルあたりにパッと行けるツアーを探していたりする今日この頃です。

    • Toppi
    • 2013年 6月 10日

    kitagawaさんは、中東・中米も狙っているでのすね。私は行ったことがありませんが、年に数回しか旅行できないので、この調子だと行かないうちに人生終わるでしょう(笑)私の旅行仲間の一人は世界中かなり回っていて、中南米はみな制覇しているようですが、アマゾンが特によいと行っています。kitagawaさんもいらしたことありますか?この仲間たちとは来年南アフリカ、再来年はナミビアに行こうか、と話しているところです。kitagawaさんはフランス語の勉強も考えているのですね、すごいです。私は英語のみ。あとはun poco de Espanolでなんとか世界を回っています。イタリア語をいずれ勉強してからちゃんとイタリアに、なんて考えているので、なかなかイタリアには行けません(笑)。

    • kitagawa
    • 2013年 6月 13日

    Toppiさん、こんばんは。
    ナミビアは素敵なところらしいですよ。僕は南アに滞在中、ナミビアまで砂漠を見に行こうと旅仲間に誘われたのですが、タイミングが合わずに一緒に行けなかったのが今でも心残りです。ちょうど今、タイ航空がジョバーグへの直行便のキャンペーンを打っているようです。

    僕も基本的には英語がメインですが、フランス語圏の後進国では不愉快な思いをしないためにも少しはしゃべれるようになってからなんて考えています。世界を巡るならスペイン語も必須ですよね、まさに南米を旅するために覚えたようなものです。(笑
    さて、次はどこに行きましょうか…

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