2025
05.07
グアム ブルーホール

神秘のハートに潜る――グアム・ブルーホールで体感する青の世界

見上げた時に“ハートの形”に輝いて浮かび上がるという、かねてから憧れのブルーホールへのダイビングに挑戦しました。実際に潜って撮影した水中映像をぜひご覧ください。青に包まれる感覚を少しでも感じていただけたら嬉しいです。

ハート形の穴からは幾本もの光線が差し込み、静けさの中に響くのは自分の呼吸の音だけ。見上げればその泡がまるでシャンパンのように視界を満たしました。さらに深くへ降りていくと、無限の青に吸い込まれるような感覚――地上では絶対に味わえない没入体験。自然が作り出した神秘的な地形は、まるで異世界への入口のようでした。

普段は多くのダイバーが集まるポイントですが、この日はほかに誰もおらず、ガイドさん曰くこんなことは初めてとのこと。ダイバーが多いと縦穴ゆえにほかの人の吐く泡で視界が遮られてしまいますからね、とてもラッキーな体験でした。

ブルーホールとは

グアムのブルーホールは水深およそ18mの海底にぽっかりと開いた巨大な縦穴です。その形がハートに見えることもあって、世界中のダイバーが憧れるスポットの一つになっています。穴に入って下降すると、水深およそ40mほどに横穴があり、そこから水深90mへと落ち込むドロップオフに出ることができます。お魚さんは少なめですけどね、その地形のユニークさと突き抜けるような透明度の高さを体験しにグアムに来る価値はあるでしょう。

Guam Blue Hole

開口部の水深がすでに18mありますので、ブルーホールの中に入るには少なくともアドヴァンスドを取っている必要がありますが、スキルのあるダイバーにとっては忘れられない一本になること間違いありません。この水深だとエンリッチドエアの使用が望ましいものの、グアムのダイブショップはあまりナイトロックスを用意していないようです。安全のためにダイブコンピュータも各自必須でしょう。

ブルーホールの場所と行き方

ブルーホールはオロテ半島の外洋側にあります。
別日に自分でセスナを操縦してわざわざ真上を飛んでみました。

グアム ブルーホール 空撮

グアムへの旅客機がRWY 6にアプローチする際も、ポートサイドの座席なら下の写真のようにオロテ半島を望めるかもしれません。白い丸がブルーホールのある辺りで、矢印の先にグアム国際空港の滑走路が見えています。

Guam Blue Hole

切り立った崖の下にあるためアクセスはボートのみとなりますが、グアムのダイビングスポットとしてはもっとも有名な場所なのでどこのダイブショップのボートダイブでも行くことができるはず。

Kitagawaが利用したところだと、ボートダイブ2本(フルレンタル、お弁当、送迎付き)でUSD 170でした。僕は当日リクエストして連れて行ってもらいましたが、中~上級者向けのポイントなので、滞在が短い方で絶対に潜りたいという場合は事前にショップに相談されると良いでしょう。

ブルーホール
Blue Hole

アメリカ合衆国 グアム島 オロテ半島

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2025年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を18237枚と心に残った体験を1161件公開しています。(2025.05.10)

2025年, '25 アメリカ合衆国

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