06.09
トーゴ共和国ロメの市場、グランマルシェ (動画あり)
西アフリカのギニア湾に面するトーゴ共和国。その首都 Lomé ロメ は大きな港湾を持つことから物流の拠点になっているようで、市中には巨大な市場 Grand Marché グランマルシェ が形成されていました。
今日はロメの町を歩いた雑感と共に、グランマルシェの写真と動画をアップします。
コトヌーからロメへのタクシーが着いたその足で、ここグランマルシェを一回りしました。
案内役は車中で隣り合わせたナイジェリア出身のビジネスマン、Chineさん33歳。やはり彼も買付けに来ているそうで、ここに物や人が集まるのは関税の低さを理由に周辺国向けの物資がロメ港で荷揚げされることに拠るのだとか。
地図でイメージした以上に広範なエリアに渡ってマーケットが形成されており、ざっくり歩いてみたところ500m四方は問屋さんと思しき小さな商店が軒を連ねていました。露店が並ぶ路上にも行商人が行き交い、その合間をバイクや車がクラクションを鳴らして人を撥ね飛ばさん勢いで通り抜けて行きます。ガーナのMakola Marketには及びませんが、どの通りもそれなりの賑わいを見せていました。中には頭にとんでもない高さで物を載せて歩いている人もいて、どうやって積み上げるのか一度見てみたいものです。
歩きながら動画も撮ってみました。
コンデジでの簡易撮影なので画質がイマイチですが、短めのものを1本アップしておきます。雑然とした雰囲気や活気に溢れる音を感じていただけるかと。
一人で歩いていれば「おい中国人!何を探している?」と声がかかることも多く、もちろんフランス語ではありますがしばしば立ち止まることも。相手は鍵屋のお兄ちゃんだったりバイタクのドライバーだったりするのですが、きちんと日銭を稼いでいる人達で、隣国ベナンのコトヌー市内では感じられなかった商売っ気です。
市場に並ぶ商品のほとんどは資材や日用品であり、僕らが見て面白いと思えるようなものは皆無。そもそもトーゴ自体が観光に来るような国ではありませんが、それでもPalm Beach Hotel近くに申し訳程度のお土産物の露店も並んでいました。そこら中にバイタクも屯っているので移動にも困りません。これが西の隣国、ガーナまで行くと発展の度合いが進んで市中のバイタクが姿を消します。ちなみにロメはガーナの国境まで1km足らずなので、ビザさえあればトーゴからガーナへの国境越えは容易です。
人通りが多いので日中は治安の懸念を感じることもありませんでしたが、グランマルシェ周辺ではスリへの注意が必要です。やはり夜間の一人歩きは避けるべきで、特に海岸はたとえ日中であっても一人歩き厳禁。もしビーチでリゾート気分を楽しむなら Coco Beach ココビーチ へ足を延ばすのがオススメです。
Kitagawaは当初、Hotel ibis Lome Centre に泊りましたが、あまりのネットの遅さに嫌気が差してグランマルシェ近くにあるHotel Magnificatに移って来ました。Wi-Fiも早く美味しいレストランもあって機能的です。特にレストランは日中からエアコンもギンギンに効いているので、市場の散策に疲れたら休憩に利用しても良いかも知れません。
ブラックアフリカの多くの首都と同様、トーゴのロメも雑然とした町で見どころらしい見どころはありません。そんな中、市場は国や人の勢いや性格が如実に表れる場所。数日続けて歩くだけでも顔を覚えてもらえたりして、貧相な街並みながらそれなりに楽しく滞在できました。そしてグランマルシェを案内してくれたChineさんには心より感謝!彼との出会いもまた、今回の西アフリカ旅行での大切な思い出です。
Grand Marché
西アフリカ、トーゴ共和国 ロメ市の中心部
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