01.13
フィジーエアウェイズの翼でポリネシアの島国4か国へ
今年はとうとうポリネシアの島々へ。フィジーエアウェイズ Fiji Airways の路線を活用して フィジー、トンガ、サモア、バヌアツ の4か国を廻るので、ルーティングや航空券代についてまとめました。
行ったことのある国の数が100を超えてくると、東南アジアやヨーロッパには未訪問の国がほとんどなくなり、時間やお金をかけて遠出する必要が出てきます。ガチの旅人でも最後まで残りがちなのが、カリブ海、西アフリカ、そしてポリネシア辺りでしょうか。
下の地図で緑の丸が行ったことがある国で、赤の丸が今年新たに行く予定の21か国。
前年中に、黒い線で示したロングホールのフライトは マイルを使ってビジネスクラスの特典航空券を発券しました。
最初に行くのがポリネシアで、Kitagawaにとって最後まで手付かずだったエリアです。
ポリネシアの主な路線を下に示します。(大学の授業中に作ったので雑ですみません…実線に比べて点線は運賃が高めです)
オーストラリアのシドニーが起点で、ブリスベンに戻ってきます。この地域ではフィジーエアウェイズのフライトが多く、フィジーをハブにルートを組みました。エアポートはナンディ国際空港で、空港コードはNANです。
ちなみにフィジーエアウェイズは2024年にJALと同じワンワールドに加盟しましたが、現在のところマイルの積算ができず、特典での予約もできません。ナウルやキリバスは運賃が結構高いので(往復10~16万円)今後のJALの動向に期待しており、マイルでお得に行ければと目論んでいます。
最終的なフライトは下図の通り。
シドニーからフィジーに入り、トンガ往復、サモア往復、バヌアツ経由でブリスベンに戻ります。旅程は21日間で、飛行機には11レグ搭乗、内7レグがポリネシア域内です。最後のピンクの路線はヴァージンなんたらが安いのですが、遅延・欠航しても面倒見てくれないのでカンタス航空にしました。
航空券の切り方で、運賃は5万円も下がる!
アイランドホッピングなので航空券は高めです。でも、まったく同じ日の同じ便に、同じ予約クラスで乗る場合でも、チケットの刻み方で運賃が変わる ので、少しコツをご紹介したいと思います。
フィジーエアウェイズはその名の通りフィジーの航空会社なので、フィジーを起点に各国への往復航空券を予約したり、あるいは片道で購入するのが一般的な発想ですが、これは最も高くなるパターン。なぜなら、大半の人がそのように購入するため、安くする理由がありません。
しかし航空会社というのは、座席を埋めるためにハブ空港でトランジットするさまざまな「乗り継ぎ便」を設定しており、これは時間がかかることや他社との競争の都合上、運賃を安く設定していることが結構あります。つまり、ハブ空港を起点とするより、ハブ空港を経由する航空券のほうが安いことが多いのです。
一例ですが、以下はフィジー発バヌアツ行きの片道航空券。
乗りたい11日は、運賃が高く39,160円です。(フィジーエアウェイズは、残席数だけでなく小型機で運航する日も運賃が割高になります。)
一方、これをサモア発フィジー経由バヌアツ行きで取ると、どの日に乗っても一律46,010円。
上のフィジー発バヌアツ行きに6,850円を足すだけで、サモアからの便が追加できてしまいます。(下の画面で下段のスケジュールは乗り継ぎ便が翌日なので、バヌアツ行きは上と同じ11日のフライトになります。)
もう少し区間を広げて、フィジー-サモア-フィジー-バヌアツという区間を考えてみましょう。
フィジー-サモア-フィジーの往復航空券とフィジー-バヌアツの片道航空券を買う場合、運賃は日によって合計で101,720~117,520円。一方、フィジー-サモアの片道航空券とサモア-フィジー-バヌアツの片道航空券を買う場合、運賃は便にかかわらず合計で89,570円です。まったく同じ便に乗るのに、最大で27,950円の違いが出ました。
このようにして、今回はシドニー-フィジー-トンガ/トンガ-フィジー/フィジー-サモア/サモア-フィジーーバヌアツという4つの予約に分けることで、一人当たり207,490円の運賃を157,990円まで抑えることができました。(約24%安くなってます)
※トンガ-フィジー-サモアという路線は(おそらく認可の関係で)設定がありません
ハブ空港を発着にしないメリットはもう一つあり、フライトが遅延・欠航した場合に乗り継ぎ便の“ケツ”を航空会社が持ってくれることです。乗り継ぎがタイトな場合、シドニー-フィジー/フィジーートンガーフィジーと航空券を分けるのではなく、シドニー-フィジーートンガと通しでチェックインしたパッセンジャーのほうを現場が優先的に対応することは想像に難くないでしょう。フィジーエアウェイズは割と遅延しやすいキャリアなのと、旅行の時期が台風シーズンなので、フィジーはできる限りトランジットにしてみました。
トランジットではもったいない?フィジー観光
一方で、トランジットは24時間以内に乗り継ぎしなければならないという制約があります。
上手くフライトを組み合わせると、このように宿泊を入れることもできるのですが、さすがにホテルに着くころは夕方なのでビーチで遊ぶことは難しく、空港の真ん前にあるホテル宿泊になりそうです。
でも、やっぱ海を見ないとフィジーに行ったことにはなりませんよね~
という訳で、実はトンガ-フィジー-サモアだけは乗り継ぎで予約が通らなかったので、幸か不幸かここだけは入国することにしました。Sheraton Fiji Golf & Beach Resort に滞在して、フィジーの海とビーチを見てこようと思います。
2025年, '25 オーストラリア, '25 フィジー, '25 サモア, '25 トンガ, '25 バヌアツ
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