2025
04.26
エバー航空ビジネスクラス搭乗記ブログ

エバー航空B787-10ロイヤルローレルクラス搭乗記(ブリスベン-台北)

新型のフルフラットベッドが想像以上に快適なエバー航空のビジネスクラスに初搭乗!オーストラリアからの夜行便。機内ではパジャマが提供され、ベッドメイクまでしてくれるという…まるでファーストクラスのようなサービスでぐっすり休むことができました。

21日間をかけてオーストラリアからポリネシアの島国を巡る旅。
最後を ゴールドコースト で過ごしてから、のんびりとブリスベン空港にやってきました。エバー航空はスターアライアンスに加盟しているため、搭乗までの時間を ニュージーランド航空インターナショナルラウンジ で過ごすことができます。

エバーエアーB787-10ビジネスクラス
EVA AIR B787-10 Business Class

BNE 22:35発、TPE 5:05着のBR316便。
シップは781ことボーイング787-10型機です。エバー航空でビジネスクラスに乗るなら、現在のところこの機材が最高の選択肢でしょう。ボーディングの際の優先搭乗もしっかりコントロールされており、スタアラゴールドを排除してビジネスクラスパッセンジャーを最優先で案内していました。

EVA AIR B787-10

ビジネスクラスキャビンの様子。
まずは画面のでかさが目を惹きます、18インチのHDスクリーンです。

エバー航空ビジネスクラス キャビン

とてもスッキリとした印象を受けるのは、スタッガード配列においてできがちなシート背面のでこぼこがないせいでしょうか。キャビンの見通しの良さは好みの分かれるところかも知れませんが、詰め込み感がなくシートの前後間隔も広く感じられます。
コーポレートカラーの緑色がシートのふちにさりげなく入っているのがお洒落ですね。

エバーエアービジネスクラス キャビン

サイドにある収納スペースの扉が軽く開けられており、そこにアメニティや収納があることが分かるようにされていました。
職業柄か、つい「説明しなくてもわかる」ようなオペレーションの工夫が刺さります。

エバーエアービジネスクラス アメニティ

シートは窓側にオフセットしている2Aを選んでみました。
メニューがサイドテーブルに用意されており、これも何も言わなくてもパッセンジャーがそのうち手に取りそうですね。シートベルトは三点式でした。

エバーエアー スタッガードシート

ロイヤルローレルクラスの名前を冠するビジネスクラスはB777-300ERにも設定されていますが、そちらはヘリンボーン配列になっているので座った感じはまったく異なります。個人的にはB787のほうが断然快適。シートの違いは当ブログ内の エバー航空B777-300ERロイヤルローレルクラス搭乗記 と比べてみてください。

フライトマップ

ブリスベンから台北まで8時間半のフライト。
なんと日本語で挨拶をされて驚きました。オーストラリア線にもかかわらず、この日は日本語を話すクルーが2名乗っているとのこと。台湾の航空会社らしくクルー同士の会話の声が割と大きめで全体的にがちゃがちゃとした感じは否めませんが、僕も割と適当な性格なので中華系の賑やかさは嫌いではありません。

エバー航空ビジネスクラス搭乗記ブログ

ウェルカムドリンクはスパークリングワインを。
少しでって言ってるのに、お代わりまでなみなみと注ぎやがって(笑

機内エンターテインメント

大きなIFEの画面はタッチスクリーンで、しっかり日本語対応。
離陸後のサービスを選んだりシートのあちこちをいじくりまわしているうちに出発です。22:39プッシュバック、22:53に離陸しました。

機内食

夕食のサービスがあり、チキン、ビーフ、シーフードヌードルという品揃え。
せっかくオーストラリア発のフライトなのでもう一度お肉にしてみました。サービスのタイミングは完ぺきで、ドリンクの勧め方なども実に自然です。惜しむらくは、肝心のステーキがオージーにしても硬すぎるかな。エバー航空は台湾発の機内食に外れが無いだけにちょっと残念です。

EVA AIR Business Classエバー航空ビジネスクラス 機内食
エバーエアービジネスクラス 機内食デザート

先ほどシートは781のほうが良いと書きましたが、唯一773のほうが優れていると思う点は、テーブルが出ていても席から立てる点です。当機はテーブルが大きくて良いのですが、片付けない限り席からは立ちあがることができません。

アメニティ

食後は寝るだけなので快適に過ごすためのアイテムを見ていきましょう。
エバーエアーの機内アメニティは…これはGIORGIO ARMANIのロゴですね。

エバーエアー アメニティ

中身はこんな感じ。
耳栓やアイマスクなどは使い慣れたものを持ち歩いていますが、ポーチの中に入っていたキーホルダーが格好良かったのでさっそく自宅の鍵に取付けてみました。タダの割に結構気に入っています(笑

エバー航空ビジネスクラス アメニティ

機内着

かつてはファーストクラスのみで提供されていたパジャマがロイヤルローレルクラスで復活したそうです。さらっとした肌触りが良くて、使い捨てにしてしまうのはもったいない質感。サイズも選ぶことができました。

エバーエアー機内着

エバー航空ビジネスクラス 機内着

着替えている間にベッドメーキングをしていただけて、毛布もふかふか。エバー航空がサービスや機内環境にとても力を入れていることが伝わってきます。
B787なのでライティングにもオリジナリティが出ますね。この便は機内アナウンスがほとんど入らず、アナウンスが大嫌いな僕にはとても快適でした。

エバーエアービジネスクラス

エバー航空ビジネスクラス

あまりに快適なシートのせいか熟睡しており、起こしてもらうように頼んでおかなければきっと目覚めなかったはず。着陸の1時間半前に起こされて、すぐにキャビンの照明も明るくなりました。

朝食

朝はChinese Congeeを選択。
お腹に優しいかなと思ったのですが、量が多いしかなり辛い。寝起きの身には刺激が強すぎました。せっかく準備してもらったのに申し訳ないと断って、コーヒーとフルーツを用意していただきました。この便に限らず、エバーエアーでは最後にキャンディーが配られます。

エバー航空ビジネスクラス 朝食フルーツ
紅茶キャンディ

ポリネシア旅行を終えての復路なので欲張ってサービスを受けてみましたが、機内食を二度食べるにはフライト時間が短く、ぎりぎりまで寝ているのが正解だったかも知れません。着陸の52分前に着替えなどの身支度を済ませました。
オーストラリアと台湾の間の時差は二時間。台湾時間で4:46着陸、4:53スポットに停止。夜に出て早朝に着くBR316便。台湾に住んでいたらとても時間を有効に使える時間帯のフライトだと思います。

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2025年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を18177枚と心に残った体験を1157件公開しています。(2025.04.28)

2025年, 2024年, '24 台湾, '25 オーストラリア

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