06.06
アシアナ航空ビジネススマーティウムクラス
アシアナ航空の新しいビジネスクラス、ビジネススマーティウムクラス Business Smartium Class。
従来の32席を24席まで減らし、キャビンにゆとりが生まれました。大幅なパーソナルスペースの拡大と全席からの通路アクセスが図られています。収納スペースやテーブルの位置など、よく考えられていて使いやすいと感じました。
こちらがアシアナ航空のボーイングB777-200ER型機、ビジネスクラスキャビンの全景です。
シートがジグザグに配置されているのが分かるでしょうか?最近増えているスタッガードシート配列と言われるもので、アシアナ航空ではこのタイプのビジネスクラスを ビジネススマーティウムクラス Business Smartium Class と呼んで区別しています。2人で並んで乗るときや窓側が希望の場合はシートがどちらにオフセットしているか少し注意した方が良いかもしれません。大きめのサイドテーブルはグラスや小物を置いておくのに便利でした。
シートコントローラーはとてもシンプル。シートのフットレストが省略されており、オットマンと一続きでベッドを構成するためボタンが少なめになっています。割と使いやすく、フルフラットでの寝心地も快適でした。フットレストを省略してオットマンと一続きでベッドにするシートはキャセイパシフィック航空のヘリボーン型シートも面白い作りです。他にはシートベルトが3点式になっているのが珍しいかと思います。
ヘッドホンは予めシートに用意されており、機内エンターテインメントは着陸後もギリギリまで楽しめます。
メニューはもちろん日本語化されており、コントローラーだけでなくタッチパネルになっている画面を直接触れての操作もできます。画面は手が届かないくらい遠いですけど…
スリッパが用意されているのも嬉しいところ。オットマンの下の収納スペースも大きめで便利です。
機内食や機内サービスについては、アシアナ航空B777-200ERビジネスクラスのページをご覧ください。
ビジネススマーティウムクラスは韓国のソウル、仁川(インチョン)空港から就航しています。
2014年6月現在、主な路線は ニューヨーク(OZ222/221便)、サンフランシスコ(OZ212/211便)、ロサンゼルス(OZ204/203便)、ロンドン(OZ522/521便)、ホーチミン(OZ735/736便)となっています。日本路線は今のところ大阪発着のOZ112/111便のみなので、今後の拡充が期待されるところです。
ところでアシアナ航空の便名につくOZ。アシアナという名称といまいち結びつかないキャリアコードですが、“オズの魔法使い”に由来して付けられたものだそうです。正規割引運賃の名前が「OZまほうSKY」となっていたり、面白いですね。
最近は各社でスタッガードシート配列が増えており、Kitagawaのお気に入りはキャビンに開放感のあるフィンエアー(フィンランド航空)のスタッガード配列ビジネスクラスです。今後もできる限り色々な航空会社の新しいシップを選んで乗比べしてみたいと思います。
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