ブラチスラヴァ城 （スロヴァキア）

Kitagawa＠スロヴァキアです。
ドナウ川に面した岩山の上に建つブラチスラヴァ城に登ってみました。1000年を超える歴史がありますが、再建や改修により端正な佇まいが印象的です。

その名の通りスロヴァキアの首都ブラチスラヴァにあるお城で、市内きっての観光名所となっています。
とても目立つので、ブラチスラヴァの旧市街から徒歩でお城を目指してみます。

歩きながら、お城の形は違うもののチェコのプラハ城に向かうシーンに似ているなぁなんて感じました。
こちらがプラハ城の写真です。

さてブラチスラヴァ城ですが、巨大な長方形の建物の四隅に塔を持っており、その姿から“upside-down table”なんて称されたりするようです。つまり「裏返したテーブル」ですか…これは上手な表現ですね！

ここにゴシック様式の城が築かれたのは10世紀頃のこと。16世紀の中頃にブラチスラヴァがハンガリーの首都となると、王の居城となったブラチスラヴァ城もルネッサンス様式に改築されます。最も大掛かりな改築はマリアテレジアによるもので、今度はバロック様式にされたそうです。
残念ながら失火による1811年の大火災で焼失しており、現在のお城は1956～68年に再建されたもの。かつては茶色い外観だったようですが、2008年に始まった大規模な改修工事によって外壁が白く塗られ、ずいぶんと新しい印象のお城に生まれ変わってしまいました。

お城の建つ丘の上からはブラチスラヴァの街並みを一望できます。
天候が良い日にはお隣のオーストリアや、さらにハンガリーまで見渡せることもあるそうです。

夜にはライトアップもされ、遠方から望むブラチスラヴァ城の姿も優雅です。

聖マルティン大聖堂の前からブラチスラヴァ城を見上げる。

ブラチスラヴァ城の周りには遊歩道が整備されています。
聖マルティン大聖堂の前から幹線道路の下を潜り抜け、この遊歩道を通ってお城に行くこともできます。

なお2013年5月現在も改修工事が続いており、今のところお城の内部は公開されていないようです。

2013年, '13 スロバキア