12.03
老舗フランス料理ブラッスリー Léon de Lyon (フランス・リヨン)
美食の町と言われるリヨンでお気に入りのブラッスリー、レオン ド リヨン Léon de Lyon をご紹介します。完成度の高いフレンチを温かみのある雰囲気の中でいただける老舗のレストランで、本当は人に教えたくないくらいです(笑
Léon de Lyon
【住所】 1 Rue Pleney, Lyon 69001 FRANCE
【営業時間】 正午~午後2時半/午後7時~11時
【定休日】 なし
【TEL】 +33 4 72 10 11 12
【URL】 www.leondelyon.com/fr/
フランスはリヨンの中心部、ローヌ河とソーヌ河に挟まれたプレスキル地区に位置し、リヨン美術館にもほど近いレオンドリヨン。多少リヨンでの運転に慣れているので車で来ましたが、付近で縦列駐車できるスペースを見つけるのに三周もしたのでタクシーの方が無難かも知れません…お酒も飲みますしね。
当ブログに掲載するにあたり、1904年創業の Léon de Lyon の歴史を少し調べてみました。有名になるのはラコンブ家の経営となる1949年以降のようで、先代の Paul Lacombe 氏によって1955年にミシュランの一つ星を獲得します。1972年に氏が亡くなると家族がお店を引き継ぎ、息子の Jean-Paul Lacombe 氏が若くして二つ星を獲得するという快挙を1978年に成し遂げます。父子揃ってミシュラン星付きシェフとは凄いですね。
その後はフランス大統領をはじめ著名人も訪れるリヨンの高級店として広く名が知られるものの、なんと2007年に星を返上!改装を経て2008年以降はブラッスリーとして生まれ変わり、現在は Olivier Bourrat 氏がシェフを務めています。なお、Jean-Paul Lacombe 氏はリヨンの Bistrot du Palais と Bistrot de Lyon を経営しており、お店の略歴も こちら の情報を参考にまとめてみました。
レオンドリヨンに足を踏み入れると落ち着いた待ち合わせ用のバーが控えていて、まるでグランメゾンの様な造りに最初は驚きました。ちょっと気後れしそうですが、全体的には親しみのあるサービスなので皆さんも気に入ること間違いありません。
メニューも分かりやすくて注文しやすいお店です。Entrée(アントレ:前菜)、Plat(プラ:メイン)、Dessert(デセール:デザート)から一つずつ選べばOKです。2020年現在は前菜が13ユーロ~、メインが24~36ユーロなので、好みで適当にコースを組み立てても驚くようなお会計になることは無いはず。フランス語だけでなく英語も通じますが、公式サイトにもメニューが掲載されているので何を食べるか決めてから訪れても良いと思います。
いかにもフレンチっぽいお皿が多く、奇を衒ったものを押し付けられることは無いので観光客でも安心して食事ができるレストランです。季節柄、付け合わせのアスパラガスが非常にフレッシュでお肉やソースとも良く合いました。ポーションも大き目で食べ応えがあり、本当はチーズもいただきたいところですがデザートまででお腹いっぱいになってしまいました。ご参考までに、掲載したディナーのお会計は二名で153.30ユーロ、19,549円でした。
全体的には地元のお客さんが中心で、小綺麗な服装なら普段着で来てもOKという雰囲気が僕らをリラックスさせてくれます。なお、ワインに力を入れているレストランらしく(お料理に対して)高価なワインが多く、それなりの知識が無ければワインリストから選ぶのではなく平均的なワインをグラスで頼んだ方が無難かも知れません。料理の味や盛り付け、ボリュームや価格、レベルの高いサービスに立地など、総合的にはとても満足度の高いリヨンでおすすめのフランス料理レストランの一軒です。
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