フォーポイントバイシェラトン名古屋 中部国際空港ホテル宿泊記

中部国際空港に近い フォーポイントバイシェラトン名古屋 Four Points by Sheraton Nagoya, Chubu International Airport のホテル宿泊記です。空港から歩ける距離で、無料のシャトルバスも運行。セントレア発着の際に宿泊実績稼ぎもかねて？泊まれる格安のマリオット系ホテルができて助かります。最近の滞在ではジュニアスイートにアップグレードしていただきました。

エントランス前にはカーチス・ライト社製「ライトR-1820サイクロン9」エンジンが鎮座！
なんと本物ですよ。

レセプションは小さくまとまっており、迅速なチェックイン・チェックアウトの手続き。外国人スタッフも勤務しており、少し話しましたが国際水準の英語と感覚で対応していただけて正直驚きました。とてもオープン後２か月とは思えない余裕を感じます。

木とブリックを多用したデザインの館内は、エアポートホテルとしては珍しい温かみを感じさせます。ロビーの奥にバーがあり、ビリヤード台も置かれていました。

あちこちに飛行機をテーマとした装飾がなされているのがフォーポイント名古屋セントレアの特徴です。

２階のコーナーにあるちょっとしたスペース。
インスタ映えするのか外国人の観光客がよく写真を撮っていました。

空港送迎シャトルバス

セントレアのアクセスプラザ地上階にある10番乗り場にフォーポインツの送迎バスが発着しています。予約は不要で乗車は無料。時刻表は公式サイトにPDFがアップされているほか、空港内のインフォメーションも情報を持っていました。

空港発は午後1時以降、40分に1本。ホテル発は朝6時以降、午前中が20分に1本、午後は40分に1本の頻度。ただし発着とも12時台と午後6時台は運休です。
2019年2月現在、愛知県国際展示場の工事の影響で迂回して走る必要があり、片道10分ほどかかります。荷物が少ないなら歩いたほうが早いかも…と運転手さんが教えてくれました。

ホテルの前から左手を見ればターミナルへの連絡橋が見えます。毎度荷物が多いので時刻を合わせてシャトルバスを使いましたが、歩道の舗装がしっかりしているのでスーツケースを転がしても問題なく歩けるように見受けられました。

フロアマップ

ゲストルームは319室。
面積はスタンダードなお部屋で25㎡、広めのプレミアムは30㎡。リフトはキーカードでコントロールされておりセキュリティも安心です。

プレミアム キング
　フォーポイントバイシェラトン名古屋

７階の海が見えるプレミアムルームに泊まりました。
広さは30㎡。室内はガレージ風とでも言いましょうか、あえて無骨さを出してお洒落にまとめるコンセプトのようで、とてもシェラトンの廉価版であるフォーポインツとは思えない個性的な仕上り。差し色に青が選ばれており、ヘッドボードの壁紙やクローゼットの内側、椅子の背もたれなどが青系の色でまとめられています。

キングベッド

シモンズ製ベッドは広めで反発も良し。
空調も極めて静かでした。ただし風量の調整に少し戸惑ったので、外国人には日本のエアコンの操作が分かりにくいかも知れません。

クローゼット

アイロンや使い捨てスリッパも用意されていました。
バスローブはなく、代わりにワンピース型のパジャマが置かれています。

ミニバー

無料のお水は２本。
コーヒーはインスタントですね、フォーポインツなのでフリッジの中身は空っぽです。

ワークデスク

Wi-Fiによるインターネット接続は無料でパスワード不要。
引出しにセーフティボックスが収められていました。むき出しのパイプでコンセントを配置しているのが目を惹きますが、差込口が一つしかなく日本のＡタイプのみ。館内の外国人ゲストの多さを見ると、ここはマルチタイプを複数設けるのが正解だったと思います。

バスルーム

バスも作り込んであり、僕の大嫌いなユニットバスではなくタイル張りでしっかり施工されていました。ドアを閉めた状態なら水を溢れさせても外に漏れださない気密性の高さはさすが日本です。

トイレはTOTO社製ウォシュレット。
バスに置かれているグラスはプラスチック製です。歯ブラシや剃刀、ブラシなど使い捨てのアメニティも揃っていました。

お部屋からの眺め。

ジュニアスイート
　フォーポイントバイシェラトン名古屋

午前便の シンガポール航空ビジネスクラス への搭乗前泊で滞在したところ、ジュニアスイートをご用意いただけました。フォーポインツにしてはスイートルームが多めのホテルでジュニアスイートが９室あるので比較的アップグレードされやすいかも知れません。

角部屋にあたり二面が窓になっています。
広さは40㎡。ベッドのヘッドボードの裏がワークデスクになっているというユニークな作りでした。窓側にカウチもあって寛げます。

バスルーム

クローゼット

ミニバー

ミニバーが雑然としていますがデスクやベッドに近い位置のため使い勝手は悪くありません。コーヒーはエスプレッソマシーンが置かれており、我が家と同じillyのカプセルでした。

お部屋からの眺め。

朝食

２階にレストランがあり、朝だけでなく夜も営業しています。
Marriott Bonvoy（旧SPG）のプラチナ会員はベネフィットで朝食を選ぶことができ、クーポンを渡して入ります。コーヒーはセルフサービスで、エッグステーションも出ていました。

ご飯やみそ汁などの和食もあり、名古屋らしく手羽先など揚げ物も見かけました。食器はある程度まとめて一気に下げるようで、タイミングによっては周りのテーブルが食べ終わった食器で散らかっており…あまり気分の良いものではありません。

１階に売店もありました。
営業時間が限られており深夜0時以降は閉まります。最寄りのコンビニは1km離れていて空港まで戻った方が早いくらいなので、必要なものがあれば買ってからチェックインした方が良さそうです。

まとめ

2018年11月に開業したフォーポイントバイシェラトン名古屋 中部国際空港。すぐに来たかったのですがオープン以来日本に寄る機会がなく、年を越してしまいました。今回は朝便でセントレアから出発するので前泊にちょうど良く、思いのほかモダンで個性的なデザインに驚きました。館内にはエアポートホテルを演出するイラストやオブジェも多くて飛行機ファンの心をくすぐります。今まで中部国際空港にはビジネスホテルのような魅力に乏しいホテルがほとんどでしたが、お手頃な料金で上質なホテルが誕生しました。名古屋にご旅行の際はぜひ選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか？

更新履歴

2019年2月04日　作成
2019年7月06日　ジュニアスイートの写真ほか21枚追加

2019年, '19 日本