2018
09.01

シュプロイヤー橋 (スイス・ルツェルン)

シュプロイヤー橋

スイスはルツェルンにある シュプロイヤー橋 Spreuer Bridge
少し上流にある カペル橋 と同じく城壁の一部をなす屋根付きの木橋で、ロイス川の堰と三角形の板絵が見どころ。17世紀に描かれたそれはおどろおどろしい絵柄で占められていました。

シュプロイヤー橋
Spreuerbrücke

スイス ルツェルン旧市街

ルツェルン旧市街 の西にあり、カペル橋から西に歩いて500mくらいですが人通りが減ってずいぶん静かになりました。
ミューレン広場側の橋の入口、木造で立派ですね。

シュプロイヤー橋

Spreuerbrücke

当初は川の中にあった工場への通路として造られ、1408年に対岸まで架けられたシュプロイヤー橋。全長は80m。1566年の洪水で倒壊した後に再建されています。

シュプロイヤー橋

左岸は建物につながっていました。
ここには自然博物館と歴史博物館が並んでいます。

Spreuer Bridge

板絵

ルツェルンの木橋の特徴である屋根の内側に掲げられた三角形の板絵は17世紀に描かれたもの。製作された67枚のうち45枚が現存しています。絵のモチーフは Totentanz、いわゆる「死の舞踏」が描かれており、中世のペストの流行が背景にあると言われています。

板絵

シュプロイヤー橋

礼拝堂

シュプロイヤー橋の途中に設けられた礼拝堂も17世紀に造られたもの。
木彫りのレリーフに重厚感がありました。

礼拝堂

Spreuer Bridge

川の右岸にはロイス川の水位を調整するための堰が築かれていて、橋の上からよく見えます。19世紀に再建されているとはいえ治水の歴史や技術が興味深い。スイスで訪れた数々の橋の中ではトゥーンにある古い橋が水門を兼ねていて印象的でした。やはり屋根付きの折れ曲がった可愛らしい外観なので、ルツェルンの木橋を気に入ったならぜひ訪ねてみてください。

Spreuerbrücke

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2024年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を17484枚と心に残った体験を1113件公開しています。(2024.12.27)

2018年, '18 スイス

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA