04.18
パシャバーの「妖精の煙突」と呼ばれるキノコ岩群 (トルコ・カッパドキア)
荒涼とした大地に奇石が林立することで知られるトルコのカッパドキア。
その中でも特に姿が美しいキノコ岩が集まる パシャバー Pasabag Valley を訪れました。カッパドキア観光では見逃せない見どころです。
Paşabağ
【行き方】 ギョレメから車で10分、ユルギュップから車で15分
【開園時間】 24時間
【休園日】 なし
【入場料】 無料
2009年のトルコ旅行ではイスタンブールから夜行バスで到着後に自転車でカッパドキアを周りましたが、反対方向の ウチヒサールの城塞 に行ったら猛烈な坂道で体力をすっかり使い果たしてしまいました。改めて訪れた2016年、カイセリ空港でレンタカーを借り満を持してパシャバーを目指しました。
観光客に人気の洞窟ホテルが集まる町 ギョレメ Göreme の北5kmに位置し、アヴァノス Avanos に向かう手前で右折します。
荒涼な景色の中を走っていると右手にこつ然と現れる奇石群。
観光バスも停まっているので見落とすことは無さそうですね、ツアーなら必ず立ち寄りますし日中ならレンタバイクでも来られる距離です。
パシャバーは24時間オープンで入場無料、自由に見学できます。
遊歩道が整備されているので…と言うかまさに整備中で、さっそく一巡してみました。
妖精の煙突 Fairy Chimneys と称されるパシャバーのキノコ岩、中に妖精が住んでいる言い伝えがあるそうです。小部屋や窓が穿たれた岩もあり、聖シメオンの修道士が隠れ住んでいたのだとか。
上の方まで穴があって秘密基地みたい(笑
よじ登ると小窓から周りを一望でき、僕も思わず写真を撮ってみましたが…落ちたらケガでは済まない高さなので自己責任で。
なぜこのようなキノコ岩ができるのでしょうか?
ガイドブックの解説によると、カッパドキアの地層は数千年前に起きた火山の噴火の繰返しによって火山灰と溶岩が層状に重なっています。その後、雨や川の流れによって長い時間をかけて浸食され、凝灰岩の層が早く無くなり、固い溶岩の部分は後まで残ることでキノコ岩が形成されたそうです。
少し離れて眺めてみると、確かに赤い溶岩の部分が綺麗に一直線に並んでいました。同じ地層から生まれたことがよく分かりますね。
下の写真はお気に入りの一枚、真ん中の岩は今にも折れてしまいそう…
現在のところ風化に任せているようで、今度訪れた時には少し景色が変わっているのかもしれません。
改めて、特徴的な3本のキノコ岩。
まるでシンボルのように離れて綺麗に残っていました。
写真を撮るなら西日の射す午後がオススメ。
西側の高台からパシャバーの全体を見渡せるので、余裕があれば登ってみてください。
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