ウェスティンパレスミラノ ジュニアスイート （イタリア・ミラノ）

イタリアのミラノで ウェスティン パレス ミラノ The Westin Palace, Milan に宿泊しました。古いホテルですがロビーは大理石張りで室内装飾もゴージャス、ヨーロッパらしさに溢れていました。スタンダードなお部屋はモダンに改装され、ビジネスにも観光にも使いやすいホテルです。

ミラノ中央駅から南へ1kmに位置し、ホテルから観光名所のドゥオーモ（大聖堂）までは2km。
駅から荷物を持って歩くには少し距離を感じ、タクシーを使うかメトロに乗るか迷うところですね。ホテルの１ブロック先に地下鉄３号線の Repubblica駅があり、中央駅やドゥオーモまで乗換え無しにアクセスできるので観光に困ることは無いでしょう。駅付近のスターウッド系ホテルとしては、裏通りですが Four Points by Sheraton Milan Center という選択肢もあります。

荷物が多い僕らはメルセデスを借りてイタリアを旅行中。さすが五つ星ホテルのウェスティンとあってスーツケースも安心してベルにお任せできました。ミラノからは北上し、コモ湖など湖水地方へドライブに出掛けます。

なお、イタリアではZTLと呼ばれる一般車の乗入れが禁止されているエリアが存在し、ここウェスティンもその域内（ミラノではArea Cと言います）のため登録手続きをしないと罰金を科されます。この手続きに関して、驚くことにコンシェルジュは何の情報も持っていませんでした。また、ヨーロッパの中でイタリアは運転が比較的難しいので、車での旅行をおすすめするものではありません。

英語も問題なく通じ、チェックイン・チェックアウトはスムーズ。
大理石が張られ、生花も活けられたロビーは重厚感がありますね。質感やライティングなど少し時代遅れの気もしますが、全体のトーンが統一されているので違和感ありません。

ジュニアスイート
　Junior Suite

スタンダードなお部屋が20～28㎡と狭めのウェスティンパレスミラノ。
短い滞在ですが、プラチナメンバーということで広めのジュニアスイートをアサインしていただきました。シャンデリアが吊るされ、厚みのあるカーテンや鏡張りの柱など宮殿のようです。

落ち着かないくらいキラキラしていますね（笑
せっかくのイタリア旅行なので派手なお部屋は大歓迎ですが、コンテンポラリールームやデラックススイートは近代的な内装にリノベーションされているので、好みに応じて予約すると良さそうです。

ワークデスク

ベッド

ウェスティンお約束のヘブンリーベッドです。

バスルーム

独立したシャワーブースこそ無いものの、バスタブにはレインシャワーとハンドシャワーを併設。
アメニティはウェスティンの標準的なもので、ベイシンはスイートらしくダブルになっていました。他のお部屋は水回りが狭すぎるという口コミもあるようです。

ミニバー

お水はコンプリメンタリで、コーヒーはネスプレッソが用意されています。
写真に入っていませんがワインは赤白ともに置かれていました。

フロアマップ

泊まった９階は全室がスイートルーム。

リフトの床が光り輝いていてビックリしました。

お部屋からの眺め

真正面は レプッブリカ広場 Piazza della Repubblica となっており緑が気持ちいい。
メトロの駅はホテルを出て右手に１ブロックです。

朝食

朝食はコンチネンタルで、卵料理が作り置きのスクランブルエッグという北米並みの寂しさ。
ベネツィアにある ウェスティン・ヨーロッパ＆レジーナ など、イタリアの他のウェスティンのように毎朝が楽しみになる食材やサービスが一つでもあると嬉しいのですが…

まとめ

静かで眺めも良いウェスティンパレスミラノ。メトロに近く中央駅からも何とか歩ける距離で、安心して泊まれる高級ホテルです。モダンなお部屋とクラシックなお部屋でデザインや雰囲気がまったく異なるのも面白い。

英語はスムーズに通じますし滞在に何の問題も無いホテルですが、細かいところでは散らかった清掃のカートが通路を塞いでいたりと雑な部分が見え隠れ。今回は安く予約を取れたことと、車なので迷いにくく駐車しやすそうなウェスティンを選びましたが、積極的に宿泊先の候補とするにはもう少し完成度を高めて他には無い魅力が欲しいところです。

2018年, 2016年, '16 イタリア