01.01
カプリ島旅行記 (イタリア)
南イタリアで人気の観光地 カプリ島 Isola di Capri に遊びに行ってみました。
ナポリやソレント半島から船で日帰り旅行が可能、さすがに多くの観光客で賑わっていますね!歩いて島の南側に出てみたら美しい庭園や有名な海食柱を見ることができました。ぜひ夏のお天気の良い日に出掛けてみてください。
行き方
ナポリから南に約30km、ベヴェレッロ港 Molo Beverello からカプリ島まで水中翼船やフェリーが出ています。
もっとも早い水中翼船で所要45分~フェリーで1時間20分が目安。特に予約はしなくても港に行って次に出る船のチケットを買えば良いでしょう。
Kitagawaは騒々しいナポリを離れて アマルフィ海岸に近いソレントの町 に滞在しました。
ソレントからカプリ島に行く方が近くて片道30分足らず。ソレントにはナポリから鉄道で行くことができ、世界遺産アマルフィ海岸 への船やバスも出ているので観光の拠点としてオススメです。
ソレント港は町の真下にあり階段やリフトで行き来できます。
カプリ島までの水中翼船は2016年4月現在、片道16.80ユーロ。行きのみ1.50ユーロの入島税が加算されて18.30ユーロでした。Gescab社の最新の運賃と時刻表は www.gescab.it/ で確認できます。
タイミング良くすぐに船が出て、アッという間に憧れのカプリ島に到着!
お天気も晴れてくれました、まだシーズン前なので少し肌寒いくらいの気候です。
青の洞窟 Grotta Azzurra
カプリ島で一番有名な見どころ 青の洞窟 Grotta Azzurra へのツアーが港から出ています。
バスを使えば安く青の洞窟まで行くこともできるようですが、ボートツアーならカプリ島を一周して ファライヨーニ Faraglioni の奇岩群も見に行けるコースがあるため カプリ島ツアー Giro dell’Isola が人気です。
ケーブルカー Funicolare
カプリ島で散策が楽しいエリアは島の上のほう。
港からはバスやケーブルカーが出ており、切符は2016年4月現在どちらも 1.80ユーロ。他に一時間券や一日乗車券もあるようです。まずは目の前にあったケーブルカー、フニコラーレ Funicolare に乗ってみました。
ケーブルカーを降りたところにテラスがあって島の北側を一望できました。
白いお家が並んでいるのがいかにもカプリらしい光景ですね!左手の絶壁を見ると恐ろしく高い場所を車が走っていますが…なんと展望台があるそうです。
カプリ島観光
ケーブルカー乗り場の正面がカプリ中心部の ウンベルト一世広場 Piazza Umberto I で、ここから町歩き。
周辺は高級ブランド品のショップが軒を連ねており、治安も良いのでショッピングにも良いのだとか。この辺りは観光客が溢れかえっていて大変な賑わいですが、人の流れに乗って進んで行くと少しずつ空いて来ました。
サント・ステファノ教会 Chiesa di Santo Stefano
広場に近い サントステファノ教会 Chiesa di Santo Stefano。
6世紀の修道院があった場所に建てられたバロック様式の大聖堂で、イタリア語の説明をざっくり訳してみると Francesco Antonio Picchiatti による設計で1688年に着工、Marziale Desiderio によって1697年に完成したそうです。
少し路地に入ると途端に静かになりますね~
観光業がメインの島なので居並ぶのはブティックやレストランばかりですが、良い雰囲気です。
適当なトラットリアでお昼ごはんにしました。
どこのお店もツーリスティックな分、メニューは分かりやすく値段も手ごろで対応も親切。ローマほど当たり外れは無いでしょう、フラッと入ったお店ですが感じも良くお腹いっぱいになりました。
カプリ島はレモンの産地としても有名で、南イタリアで頻繁に見かける リモンチェッロ Limoncello のお店もありました。僕らはソレントのバールで楽しみましたが、絵柄が可愛いのでお土産に良いかもしれませんね。
アウグスト庭園 Giardini di Augusto
賑やかな通りを先まで歩いて行ったらカプリ島の南側にある アウグスト庭園 Giardini di Augusto に到着。
ここはカプリに住んだドイツ人の実業家フリードリヒ・アルフレート・クルップ Friedrich Alfred Krupp が別荘の一部として整備した庭園をカプリの町に寄贈したもので、入場料 1.00ユーロで中を散策できました。ここから眺めるティレニア海は素晴らしく、点在する彫刻もユニークで一休みに最高のスポット。
カプリ島で有名な海食柱、ファライヨーニ Faraglioni も見えますよ。
島を一周する青の洞窟ボートツアーで訪れる場所です。
アウグスト庭園の先にはつづら折りの小道 ヴィア・クルップ Via Krupp。
これは先のクルップ氏がヨットを停めてある マリーナ・ピッコラ Marina Piccola まで歩いて行けるように作った私道らしく、絶景の見られる遊歩道。一時期は公開されていたのですが安全上の理由により再度閉鎖されてしまいました。
今回は ソレント Sorrento から日帰りカプリ観光でした。
もしナポリからカプリ島に来たなら、真っ直ぐ帰らずにソレントやポジターノやアマルフィなどソレント半島行きの船に乗って 世界遺産アマルフィ海岸 の観光に繋げると変化に富んだ地形を一層楽しめます。
カプリ島には小さなホテルが点在していますが、とにかく坂と階段が多いので泊まるならロケーションと荷物のバランスを考慮した方が良さそう。イタリアには3~4年おきに来ているので次回は夏のベストシーズンに水着を持って泊まり掛けで来たいと思います。それでは、alla prossima volta!
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