05.27
鴨とフォアグラの専門店 Domaine de Lintillac (フランス・パリ)
Kitagawa@Paris です、ボンジュール!
パリでお気に入りレストランの一つ、ドメーヌ・ドゥ・ランティヤック Domaine de Lintillac にやって来ました。ここはフォアグラが美味しく値段も安いので昔から人気のお店です。
Domaine de Lintillac
メトロ3号線 キャトルセプタンブル駅 Quatre-Septembre 徒歩10分
【住所】 10 rue Saint Augustin, Paris 75002, FRANCE
フランス パリ市 2区 サントーギュスタン通り10番地
【営業時間】 正午~午後2時15分、午後7時~午後10時15分
【定休日】 なし
【TEL】 +33 1 40 20 96 27
【URL】 www.lintillac-paris.com/
場所はパリ2区の サントーギュスタン通り rue Saint Augustin。
この小さな通りにはフレンチに限らずお手頃なレストランが並んでいるので要チェックです。初めて当ブログで取り上げたのは2011年のこと。その後2013年の改装を経て、久しぶりに Domaine de Lintillac を訪れました。
各国語のメニューが用意されていて、日本語メニューもあります。ただし日本語は味付けなど翻訳に間違いが散見されるので英語メニューを見た方が確実です。ここはパリに住む日本人もよく利用しており、早い時間帯のせいか店内の半分以上が日本人でした。気になる方は地元のお客さんが多いランチや夜遅めを狙ってみてください。
フォアグラのポワレ
Le foie gras de canard poêlé – €18,20
アントレ(前菜)の先頭に掲載されているのはフォアグラのポワレ、これは外せません。
専門店ならではの大きなフォアグラがソテーされて出てきます。焼き加減が絶妙で、カリッとした軽い歯応えの後にたっぷり栄養を蓄えた脂肪肝らしい濃厚な味が口いっぱいに広がります。
フォアグラ・ミ・キュイ
Le foie gras de canard mi-cuit au sel et aux épices – €14,15
アントレからもう一つ、見ての通りフォアグラのテリーヌです。
Kitagawa一番のお気に入りで、ミキュイ(半生)と書くところに自信のほどを感じますね。どこにでもあるようで、美味しいものは本当に少ない。テリーヌは数種類あって、これは塩とスパイスで風味を整えた一品。脂がほとんど出ておらず一目見て質の良さが窺えます。
このテリーヌの食べ方に一工夫!ドメーヌドランティヤックの各テーブルには小さなトースターが置かれており、自分でパンを焼いてフォアグラを塗り付けて食べるのです。新鮮なフォアグラは熱々のパンと合わせると食べやすく塩加減もちょうどよい。ぜひ忘れずにトースターを使ってくださいね。
付け合わせの半透明のキューブはお醤油風味のジュレで、これも昔から変わらぬ味です。
ミュラー鴨胸肉、サルラ風じゃがいも添え
Le magret de canard Mulard et ses pommes de terre Sarladaises – €13,90
メインで人気のお料理、鴨フィレ肉です。
フランス語のメニューではマグレドカナールとなっているのでフォアグラ用の鴨であることが分かります。ミュラー鴨の胸肉は分厚くジューシー!初めて来店されたお客さんがよくインスタに写真をアップしていますね~
この日は明らかに火が通り過ぎていたのが残念、作り直しが必要な一歩手前の出来でしょう。
ポテトはサルラの郷土料理スタイルで、フランス料理の付け合わせとして定番です。
鴨の土鍋煮込み
Le cassoulet gastronomique au confit de canard – €16,15
2016年に初めて注文してみたお料理が土鍋煮込み。
これは半端ないボリュームで食べきるのに苦労することに。ヨーロッパ人好みの家庭料理らしい味付けで、お店の個性を感じられました。
感想
日本人に人気なのが分かる写真付きメニューにシンプルな味付け、価格帯です。外国人も多く訪れるレストランとあって英語も通じますし、程よく放っておいてくれるのも(笑)観光客には嬉しいところ。テーブルは小さめで賑やかな店内ですが、カジュアルな分だけ気軽にディナーを楽しめると思います。フォアグラ好きな方はぜひ!
ちなみにフランスの友人にパリ市内で鴨料理のオススメを訊くと、エッフェル塔の近くにある オ・プチ・スュド・ウエスト Au Petit Sud Ouest の名が先に挙がります。また老舗の三ツ星レストラン トゥール・ダルジャン La Tour d’argent も鴨料理では名を馳せていますね。鴨好きのKitagawa、どのお店も違った良さを感じていますのでそれぞれ改めてご紹介したいと思います。それでは、Bon apetit!
追記:パリに来るとつい寄ってしまう
2018年の春に訪仏の際もふと思い立ってドメーヌドゥランティヤックに立ち寄りました。
平日の夜9時過ぎ。お客さんがはけたところで席は2つしか埋まっておらず静かな店内です。
少しお値段が上がっていますが(€0,50~2,00ほど)昔と変わらないメニューで気軽に鴨料理を楽しめます。
バリバリ日本語が通じるようになっていて驚きました!
フォアグラのパテ、オレンジ風味(€5,70)にいつも必ず注文するフォアグラのポワレ(€18,75)。
少し苦言を書いた鴨フィレ肉はちょうど良い火の通りになっており、この日はオレンジのソースでアレンジされていました(€15,90)。
キャベツの肉詰めとライスタンバル
Le petit chou farci au foie gras du Domaine de Lintillac et sa timbale de riz – €14,25
最近はお肉をそれほど食べなくなり、Kitagawaはメインに“ロールキャベツ”を選んでみました。
パリまで来てわざわざ注文しないのではないでしょうか?自慢の品と言うだけあってまさに贅沢ロールキャベツで、とても美味しくいただけました!それにパンやポテトよりご飯が嬉しいですね。
今回は泊まっている メリディアン・エトワール のクラブラウンジでワインを飲んだ後だったのでお酒は控えて、お会計は2名で€54,60(7,321円)でした。オプチスュドウエストが惜しまれつつも閉店してしまったので、ぜひ長く営業していただきたい一軒です。
更新履歴
2016年 6月16日 作成
2018年 5月27日 写真7枚追加
2018年, 2016年, '16 フランス, '18 フランス
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