07.24
タイ航空A380ビジネスクラス窓側シート搭乗記 (ロンドン-バンコク)
タイ国際航空はヨーロッパの主要都市に直行便を飛ばしており、今年もイギリス、オーストリア、フランスへの旅行で ロイヤルシルククラス Royal Silk Class ことビジネスクラスを利用しました。例年と大きな変化はありませんが、ロンドン線にてA380-800型機の窓側にある一人掛けのシートに初めて座ったので搭乗記をアップします。
Kitagawaは朝が弱いので空港近くの ルネッサンスロンドンヒースローホテル Renaissance London Heathrow Hotel に宿泊しました。ヒースロー空港まで無料で乗れるバス で6分、ターミナルまで歩いて5分。スターアライアンス各社はT2ことターミナル2に発着しています。エコノミークラスは基本的にセルフチェックインですが奥にビジネスクラス用のチェックインカウンターが並んでいるのを見つけ、対応も丁寧でした。
あまり良い印象を持っていないヒースロー空港ですがセキュリティチェックにFast Trackが設けられており8分で通過できて拍子抜け。搭乗ゲートはB46なのでサテライト側のT2Bに向かう必要があるものの、時間が有り余っているので免税店を見て回りました。
Kitagawaが自宅で愛用しているディフューザーの ジョーマローン Jo Malone はここロンドンのブランドです。コンコースのど真ん中に巨大なオブジェを展示していたので寄ってみました。在庫はドバイやシンガポールの方が充実していますが、いくつかディフューザーを買い足しました。
ラウンジはT2Bにあるスターアライアンスのすべてのビジネスクラスラウンジに搭乗券の提示のみで入室することができます。具体的には ユナイテッドクラブ United Club、シルバークリスラウンジ SilverKris Lounge、メープルリーフラウンジ Maple Leaf Lounge の3つあり、いずれも近いのですべて覗いてみては?とチェックインの際に提案されたので暇つぶしに巡回してみました。
エアバスの総二階建てのシップであるA380-800型機。
ボーディングは予定時刻を27分過ぎた12:12に開始されました。ファミリーやカップルなど複数名で搭乗しているパッセンジャーの多さがTGの特徴ですね、今回は特に若い人を多く見かけました。
僕自身も一人でヨーロッパ線に搭乗することは極めて稀で、タイ航空のA380のビジネスクラスに一人で乗るのはこのロンドン線が初めてのこと。せっかくの機会なので一人掛けの窓側シートに座ってみました。一列ごとにシートが左右にオフセットしているので、窓に寄っている列を指定するとプライベート感が高まって良いと思います。
全席から通路に出られるレイアウトで、大きな窓も二つを独占できます。A380の二階席なので窓側には大き目の収納があって便利。なお、二名で乗るなら中央のシートがおすすめです。今回は満席だったので全景の撮影は遠慮しましたが、昨年パリ線でたくさん写真を撮ったので タイ航空A380ビジネスクラス搭乗記 で中央のシートをご覧ください。
徹底的にコーポレートカラーの紫で統一されていますね、シートベルトは三点式。
予めピロー、ブランケット、マットレスが座席に置かれています。機内アメニティやヘッドホンも配られていました。
ウェルカムシャンパン
きちんと足の長いシャンパングラスで提供する航空会社は少なく好印象。
ただしビジネスクラスは二階に60席もあるので出発前はクルーもパッセンジャーもドタバタとしており優雅な雰囲気からは程遠く、余裕があればやはり タイ航空A380ロイヤルファーストクラス で旅したいものです。
シートコントローラー
今回はヘッドホンの調子が悪く、交換してもらっても映画の視聴中に音が聞こえなくなる症状が頻発し、どうやらシートのIFEのシステムに問題があるようです。何度か映画を再生し直しましたが面倒になり途中からボサノヴァを聴いて過ごしました。このロンドン線はアワードで取っているので特にコンプレインを出しませんでしたが、これが有償で乗っているパリ線で起きたなら座席の変更を願うところです。
ラコステの機内アメニティ
機内アメニティが ラコステ Lacoste とタイアップしたものになっていました。このポーチはその後、海外で使うGarminのカーナビを収めておくのに役立っています。
午後12時30分ロンドン発、翌日の午前6時バンコク着のTG911便。
パキスタンの空域を回避するため飛行時間は少し長めの11時間35分を予定しているとキャプテンからアナウンスがありました。
ボーディングを30分ちょうどで終えたようで12:42プッシュバック、13:00に離陸。
シートベルト着用サインが消えるころには機内も落ち着いており、飲み物のサービスが始まりました。
機内食
機内食はタイ料理、ローストビーフ、サーモンの三種類。
前菜は共通で、ホタテとエビがウォールドーフサラダに載ったもの。
メインは久しぶりに辛さの効いたタイ料理を食べたくなり、エビまたはビーフと二種類あるカレーから「チューチークン(エビのカレー)」を選んでみました。合わせてチキンとキノコのココナッツスープと、ご飯には長ナスの炒め物が添えられていました。パン皿に載っているのは「プージャー(カニ肉の甲羅詰め)」です。
見た目が全体的に茶色っぽく彩りに欠けますが、バンコクで食べるタイ料理と遜色ない仕上りでした。
機内で話す相手もいないので飛行中はお酒に走り、食後にゆっくりワインやチーズも楽しんでみました。
デザートはストロベリーコンポートを乗せたバニラクリーム。
タイの現地でも辛い食事の後には甘いデザートが定番ですが、ワインの余韻をぶち壊すほどの甘さで参りました(笑
フライトの時間が長いロングホールなので、機内Wi-Fiを使ってインターネットで遊んだりして過ごしても時間を持て余します。外が暗くなってきたので自分でマットレスを敷きベッドメイクして眠りました。機窓からは満天の星空が見られましたよ。
朝食
到着前の機内食は朝食にあたり、タイ料理、オムレツ、コンチネンタルの三種類。
こちらもタイ料理のお粥にしてみました。タイ風オムレツにパンの盛り合わせ、ヨーグルトや果物もサーブされるので十分なボリュームです。
日付が変わって06:23着陸、06:35降機。
出発の遅れとパキ上空をアボイドした影響で定刻より30分の延着となりました。しかしFast Trackを通っての入国手続きやラゲージの引渡しはさすがタイ航空というスムーズな流れで、午前7時前には迎えの車に乗り込むことができました。
まとめ
やはりバンコクに住んでいるとヨーロッパ路線はタイ国際航空が便利ですね。エミレーツ航空など中途半端な飛行時間でトランスファーが必要な中東系の航空会社より圧倒的に疲れも少ない。また、今年のようにウィーンinでパリoutなどオープンジョーで旅程を組めるのも大きなメリットです。サービスの正確さや機材のメンテナンスには改善点を感じるフライトとなりましたが、ギリシャなど直行便の飛んでいない都市を除けば今後もタイ航空が第一候補になりそう。当ブログ内の タイ航空A380ビジネスクラス搭乗記 も参考にしてください。
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