06.27
タイ航空A380ビジネスクラス搭乗記(バンコク→パリ)
ヨーロッパ旅行にタイ航空を利用しました。やはり直行便は楽ですね~
シップは総二階建てのエアバスA380、ビジネスクラスに搭乗しました。サービスは型通りながら機内食のレベルが上がっておりシートも十分眠りやすいものでした。
スワンナプーム空港チェックイン
いつも通りAOTのリムジンに迎えに来てもらい、バンコクのスワンナプーム国際空港へ。
一番手前の1番エントランスで車を降りれば目の前がタイ航空のチェックインカウンターです。荷物はポーターにお任せして、イスに座ってチェックイン。やはり大切な旅行は気持ち良く出発したいもの、バンコク発はタイ航空がもっともスムーズに旅立つことができます。
チェックインカウンターの先に Fast Track があり、そのままセキュリティチェックと出国手続きへ。この Fast Track はタイ航空のファーストクラスやビジネスクラスに搭乗するパッセンジャー専用で、ステータスによる利用はロイヤルオーキッドプラスのプラチナメンバーに限定されているので混み合うことがありません。
毎度のことですが…ほんと一瞬で出国できてしまいます。
エスカレーターを降りればそこがDコンの タイ航空ロイヤルシルクラウンジ ですね。出発までまだ時間があるので、ロイヤルオーキッドスパ で無料のマッサージを楽しみました!
搭乗
バンコク00:05発、パリ07:05着、TG930便。12時間に及ぶロングホールのフライトです。
シップは AIRBUS 380-800 型機で、ファーストクラス12席、ビジネスクラス60席、エコノミークラス435席。500名を超えるパッセンジャーが乗るので優先搭乗があっても長い列ができ、早く乗ったところで到着時間は変わりませんのでノンビリ後から機内に向かいました。
タイ国際航空A380ビジネスクラス
さて、パリ・シャルルドゴール空港までタイ国際航空ロイヤルシルククラスの空の旅。
同じ便・同じ機材で一昨年もパリまで搭乗しており、当ブログ内にも タイ航空A380ビジネスクラス搭乗記 として記録が残っています。またファーストクラスの様子は タイ航空A380ロイヤルファーストクラス搭乗記 をご覧ください。翌年にはロンドン線にて タイ航空A380ビジネスクラス搭乗記 をアップしています。
新聞や雑誌はバルクヘッドに広げられており、欲しい人が勝手に持って行く方式。雑然としていてあまり見た目が好ましくありませんが、ルフトハンザ航空など他のキャリアでも見られます。邦字のものは読売新聞を積んでいました。
ウェルカムシャンパン
写真を撮ったり一通り遊んでから席に着くと、すぐにウェルカムドリンクのサービス。
タイ航空のビジネスクラスは昔からヴーヴ・クリコで一貫していますね。ドアクローズ前にシャンパンが出され、きちんとフルートグラスであることに好感が持てます。
この辺りは速やかにサービスできるように予めギャレーで準備している様子が窺えました。
ほどなく機内食のメニューが配られ、最初の食事の希望を訊かれました。そう言えば夜行便ですから、慌ててシートベルトを締めてワインリストを開いた次第です(汗
そうこうしているうちにドアクローズ。
00:15プッシュバック、00:29離陸と、おおむね定刻通りの出発です。
シート
ビジネスクラスのアブレストは1-2-1で、スタッガード配列になっています。
シートマップと座席番号は下図の通り。
窓側のシートはひとり掛けなので、今回もペアになっている中央のシートを指定しました。ただし内側に寄っている席と通路側にオフセットしている席が交互になっているので、ふたりで乗るなら中央に寄っているところを予約したい。具体的には 12EF、15EF、17EF、19EF、21EF、23EF、26EF の7組14席がペアになっています。
シートピッチ112cm、幅は51cm、リクライニングは180°でフルフラットになり、シートベルトは三点式。
予めピロー、ブランケット、クッションが置かれていました。
ロイヤルオーキッドを印象付ける生花もサイドテーブルに。
テーブルは大型のものを前方から倒す方式で、回転させればテーブルを出したまま席を立つこともできるので使いやすい。
シートコントローラー、エンタメのリモコン、収納スペースなど。
ビジネスクラスでは5MB分の機内Wi-Fiインターネット接続サービスのパスワードを無料でもらえました。足りない場合は買わなくても頼むと“お代わり”が出てくるのは公然の秘密です(笑
コンセントやマガジンラックなど。
タイ航空ではジャケットの預りが無く、パッセンジャーが各自で管理です。
アメニティはタイのファッションブランド GREYHOUND のものに変更となっていました。使う分には何の問題もありませんが、在タイの目線ではカジュアル感が過ぎる気がします。
改めて飲み物がサーブされたのが深夜1時を回ったところで、そのまま夕食のサービスが始まりました。
機内食
機内食は今まで以上に良くなった印象です。
オードブルとしてスモークサーモンとイクラにアスパラガス、四角い柚子オレンジゼリーが散らしてありました。見た目だけでなく味もハッキリしていて美味しい。
メインに選んだのはチキンの赤みそ詰め、ソースは仔牛と黒ニンニク風味。
これは味付けが完全に和風で意表を突かれましたね~改めてメニューを読み返してみると、ミシュランシェフの川崎竜喜 氏による監修とのこと。盛り付けも丁寧でレストランで食べているような一皿でした。
他にもメインコースが3種類ありました。
こちらは鯛のグリル、ベーコンと赤唐辛子のソース。マッシュされたグリーンピースとナスが添えられており、英国料理風に仕上がっていました。
チーズ
食後はワインを楽しむためにチーズを少し用意してもらいました。甘味のあるチーズで食感が楽しい!
ここまで1時間ほどのサービスで、いささかドリンクの提供に手が回っていない印象ですが食事の流れに滞りなし。ただし他社のロングホールのビジネスクラスと比較すると、アラカルトを積んでいないこともありアミューズブーシュないしスープでも入ると完成度が高まる気がします。
デザート
寝る前にデザートと紅茶をいただきました。
レモンメレンゲタルトは遠慮のない甘さで歯が溶けるかと思いました、さすがタイ航空(笑
就寝用のマットレスは自分で敷きます。フルフラットになり、細長いクッションを好きな位置に動かしてぐっすり眠ることができました。
消灯後のスナックはセルフサービスで、バナナ、カステラ、チョコなどがバルクヘッドに並べられていて自由に持って行けます。
フライトマップ
TG930便の飛行経路。
12時間もあるので夕食・朝食を食べて睡眠時間をしっかり取ってもなお映画を見たりインターネットで遊ぶ余裕がありました。これより長いフライトはロンドン線で搭乗しており、窓側のひとり掛けシートの様子も含めて タイ航空A380ビジネスクラス搭乗記 をご覧ください。
朝食
到着の1時間半前に朝食のサービス。
選択肢は4種類ありますが、コンチネンタルやコールドカッツはボリュームが乏しいので実際はオムレツかお粥の二択です。パルメザンチーズのオムレツには野菜がたっぷり付いていました。
僕はカオトム・ムー、こと豚肉入りのお粥をいただきました。
こちらも卵料理が付いており、油の効いたタイ風オムレツでした。味はさすが機内食に定評のあるタイ航空、全部いただけました。
シップがA380なのでビジネスクラスと言えども席数が多く、サービスは一斉に行なわれている感が強く出ています。日系ほどのパーソナルな対応は期待できませんが、消灯後はこのくらい放っておいてくれた方が気楽でもあります。往路は気持ちが高ぶっているのでつい夜更かしをしてしまいがちですが、到着後すぐに車を運転するので機内ではできる限り体を休めるように努めました。
シャルルドゴール空港ターミナル1
パリ・シャルルドゴール空港には定刻通り到着。
この空港もホントよく来ますね、スターアライアンス各社は相変わらずドーナツ型の古い1タミに押し込まれています。
ビジネスクラスで入国の際は機内でもらったクーポンを渡して優先レーン Accès no.1 を通過できます。
07:03着陸、07:25入国、07:40スーツケースのピックアップ。あれこれ身支度して、午前8時半にはレンタカーをチェックアウトして空港を後にできました。
コメント
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タイ航空のビジネスクラスですが、積極的にジャケットを預かろうとはしませんが、CAにジャケットを差し出すと、預かってくれますよ。777などでは、コクピットのすぐ後のトイレの向かいにロッカーがあって、クルーのジャケットといっしょにぶら下がっていました。