03.19
さんまち通りの古い町並 (日本・飛騨高山)
美しい出格子の前を清らかな用水が流れ、細い路地を行き交う人力車…
まるでここだけ時の流れが止まったかの様な「古い町並」は飛騨高山の さんまち です。趣のある通りに老舗が軒を連ね、お買い物やグルメも気軽に楽しめます。
日本に遊びに来ている友人らにリクエストをもらい車でやって来ました。
名古屋からの距離は170kmほど、途中までは東海北陸自動車道を利用できます。高山の周辺には世界遺産となった 白川郷 や五箇山、そして下呂や奥飛騨温泉郷などの名所がいっぱい。日本の原風景を求めて海外からの観光客が急増中です。
宮川の東岸、上三之町の界隈をさんまちと言うようです。
かつて城下町だった面影が残り高山観光で目玉となるエリア。駐車場もスグ空きを見つけられました。
良いお天気に恵まれましたが、解け切らない雪が少しばかり日陰に残る2月中旬。
宮川にかかる 中橋(なかばし)から歩き始めることに。
真っ赤な欄干が映えますね~記念写真のベストスポット。
僕も一度来た記憶があるのですが、それがいつのことだったのか…まったく思い出せないほど久しぶりの高山です。
橋の手前には日本で唯一現存する陣屋 高山陣屋 があるのですが、説明しても外国人にはピンと来ないみたい。それより通りに溢れる和のテイストに魅了されるようです。
こちらは見学無料の 高山市政記念館、かつて町役場や市庁舎だった建物。
古い町並みを見たいと言われてどこに連れて行こうか困っていたのですが…まさか通りそのものが 古い町並 という名前だったとは(笑
今回は5人で来ており、それぞれ愛用のカメラで写真撮影に夢中!フォーカスする対象が僕ら日本人とは少し違うのも面白いところです。
時折り行き交う人力車が絵になります。
今回は肌寒いのと人数の都合で乗りませんでしたが、暖かい時期に来たら人力車も楽しそう。
傍らを流れる用水路は積もった雪を流したり、防火用水の役目も持つのだとか。
格子窓は目隠しをしつつも外からの光を取り入れる、日本らしい機能美。
下の写真のお店は老舗の酒蔵、舩坂酒造店。
www.funasaka-shuzo.co.jp/
時分柄、雛人形が飾られていました。
先日、灘の酒蔵巡り で日本酒を嗜んだせいかついつい気になってしまいます。
お味噌と醤油で有名な 大のや醸造。
www.ohnoya-takeda.co.jp/
こちらではお味噌汁を一杯いただきました。
寒い日には嬉しいサービスですね~体が温まります。
みたらし団子のお店もあちこちに。
お値段も昔ながら?良心的なプライスについ店先でおやつタイム。
Kitagawa、五平餅をゲット!
昔よくパーキングエリアで五平餅を買ってもらったものですが、この地方の郷土料理だったとは初めて知りました。
ここ「古い町並」は 重要伝統的建造物群保存地区 に選定されています。
www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/hozonchiku/
伝統的建造物群保存地区には全国の歴史ある商家町や山村集落が数多く選ばれているので日本の美にこだわった旅先選びの参考にもなりそうです。
写真はできる限り人の少ないタイミングを狙って撮りましたが、実際は常に多くの人で賑わっていました。
静けさを感じさせる瞬間を切り取るのは…なかなか難しいかも知れません。
僕らもわざわざ海外から訪れるほどの飛騨高山、実に観光客の半分以上が外国人でした。
高山の観光サイト kankou.city.takayama.lg.jp/ はなんと12か国語で提供されています。中国語で話しかけられたりシャッターを切ったお礼がスペイン語で飛んできたりと実に国際的。
冬の高山さんまちを一回り。
おやつやお買い物を楽しんでいると時間が経つのもあっという間。春と秋には 高山祭 もあるというのだから人気の高さも頷けます。今度は夏に来て、飛騨牛や飛騨そば、あるいは高山ラーメンなどグルメを中心に掘り下げてみるつもり。この後は世界遺産、白川郷の雪景色 を見に行きます。
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