08.25
シンガポール航空B787-10ビジネスクラス搭乗記
シンガポール航空ビジネスクラス搭乗記です。
日本の滞在が2週間以内だと運賃が安く、日系の航空会社を使って成田や羽田で狭い機内の国内線へ乗継ぐよりチャンギ空港を経由する方が快適です。名古屋路線に最新鋭のドリームライナーことボーイング787-10型機が就航したこともあって今年は7回も搭乗しましたので、シートや機内食をピックアップしてみました。
シートマップ
シンガポール航空の781のビジネスクラスはアブレストが1-2-1の9列36席。
一人で乗るならシートが窓側にオフセットしている12、15、17、19列目がおすすめ。ちなみに複数名で移動する場合は清算の都合でJALの直行便を使うことが多く、シンガポール航空に乗るのはたいてい一人の時です。
チェックインから目的地到着までを通しでまとめた旅行記も作成しています。
シンガポール航空B787-10ビジネスクラス搭乗記(名古屋-シンガポール-バンコク)をご覧ください。
シンガポール航空ドリームライナー
Singapore Airlines Boeing 787 Dreamliner
中部国際空港・セントレア(NGO)にデイリー運航しています。
2018年7月28日の就航以来、2019年10月26日までは全便この機材でスケジュールされているので安心感があります。関空や福岡にも投入されているので海外発券を利用していると日本側をオープンジョーで旅程を組むこともできて便利です。
ボーイング787-10型機を世界で初めて就航させたシンガポール航空。
下はお天気の良い日の写真です。
以下は到着便で、日本入国後にスカイデッキから撮影してみました。
シンガポール・チャンギ国際空港(SIN)はアライバルとディパーチャーが分離されておらず到着後すぐに シンガポール航空シルバークリスラウンジ や乗り継ぐ便の搭乗ゲートへ向かうことができます。Kitagawaの利用するフライトはT2かT3の発着でターミナル間はスカイトレインで結ばれていますが、チャンギ空港では運動がてら歩くことにしており、T2とT3はT1を経由して徒歩で行き来することができます。昇り降りは無いのでカートを押しながら歩けますが所要30分くらいが目安で、最長のA18~F60だと片道3.5kmあります。
以下はすべて実際に乗ったB787-10のシンガポール出発便の写真です。
日中のT2、E8ゲート。
こちらは夜、T3のA17ゲート。
ビジネスクラスキャビン
全座席から通路へ直接アクセスできるシンガポール航空のビジネスクラス。
オーバーヘッドコンパートメントは開かれていないので搭乗した時にキャビンがすっきりとした印象を受けます。昔の角ばった感じから随分とモダンに変わりましたね。
とりあえず最前列に座ってみました。
1Aではなく11Aですが、俗に“一番アホが好む”と言われるポジションです(笑
こちらはスターボードサイドの11K。
窓側のスペースは物置きでは無いので離着陸の際はフットレストに手荷物を仕舞う必要があり、Kitagawaのバッグだとギリギリ入ります。
中央のバルクヘッド、11Dと11Fのシート。
プライバシースクリーンを下げて撮影しています。
同、反対側からの写真。
こちらはプライバシースクリーンを上げた状態です。
何度も乗るうちに座席のリクエストも面倒になり、空港でチェックインの際にできれば窓側で~と伝えるだけになってしまいましたが、今のところ必ず窓側にオフセットしている一人掛けのシートを用意していただけています。
シンガポール発名古屋行きの夜行便。
キャビンやや後方の中央席。
シートが通路側に寄っている列は通り抜けができ、真ん中に寄っているシートはそれができない違いがあります。
シート
シート幅は50.8cm。気付きにくいのですが肘掛けは上下させることができ、下げると最大66cmの幅になります。また、シートはリクライニングさせると約193cmのフルフラットベッドになりますが、足元が窄まっているのでシンガポール航空の旧型のシートに比べると少し窮屈感を覚えます。
ウェルカムドリンク
搭乗後のウェルカムドリンクは、どこやらの航空会社と違ってプラスチック製カップではなくきちんとグラスで出されます。本当はシャンパンくらい足が付いているグラスだと尚良いのですが…
離陸後のドリンクはついシンガポールスリングを頼んでしまうことが多く、少し遅れてナッツも出て来ます。
コンソールストレージ
シート横にある収納スペース、コンソールストレージ。
ヘッドホンが収められていますが、便によっては予めメニューやお水が置いてあったりして、時間帯や混み具合に合わせて準備しているのかも知れません。スマホなどの充電に使えるUSBやコンセントもこの中にあります。
機内アメニティは(やや雑然とした印象を受けますが)使い捨てスリッパやアイマスクがサイドテーブルに置かれています。歯ブラシはラバトリーに用意されています。
最近気付いたのですが、こんなところにミラーが隠れていました。
シートコントローラー
横長のシートコントローラーは触れると機能を示すボタンのバックライトが光る仕組みでスタイリッシュ。最初はどこで操作するのか探してしまいましたが、寝ているときは眩しくなく、操作したいときは暗闇の中でもボタンを区別でき、よく考えられていると思います。
機内エンターテインメント
機内エンタメのシルバークリス。
個人用モニタは18インチでタッチスクリーンになっているので直感的に操作できます。プログラム数は1,000本を超えており…あまり劇場で見ることのない邦画を鑑賞することを楽しみにしています。
IFEのリモコンにはフライト情報も表示されていました。
これは地味に便利な機能です。
機内誌
照明
機内食
名古屋発シンガポール行きビジネスクラスの機内食、洋食のメニュー。
カナッペは昔からチキンとビーフのシンガポール風サテーが定番です。
前菜はサーモンマリネにじゃがいもとキュウリのサラダ添え。
メインは牛フィレ肉のタイムソース添えを選んでみました。三種類積んでおり、他には海鮮のジンジャーガーリックソース炒めか、名古屋コーチンゆず塩ラーメンなんて言う中部発らしい品もメニューに載っていました。
チョコレートトリュフアイスクリーム。
好みに応じてチーズやフルーツのサービスもあります。
シンガポール発名古屋行きのスリーパーサービスで出される和食は京都の料亭「菊乃井」のシェフ村田吉弘氏による特別創作料理とのこと。
だし巻き玉子、かぶサラダ、菊葉、子持ち昆布、ブリ照り焼き、ニンジン千切りクルミ酢、高野豆腐射込み、春菊とニンジン、その上に載っているのは柚子でした。
以下はスリーパーサービスの洋食のメニュー。
別の便での和食、こちらも「菊乃井」のシェフ村田吉弘氏による監修。
時期によって麺が付いたり、割と変化を楽しめます。
昼行便でメインに三河鶏蕗味噌焼きを選んでみました。
出発地にちなんだ洋食と和食の中間のようなメニューが用意されているのが面白いですね。
せっかくなのでフルーツもいただいてみました。
着陸前にチョコレートと飲み物のサービス。
乗り合わせたクルーによってサービスには温度差があります。全体的にはあれこれ世話を焼きには来ないので、メニューに載っている飲み物やスナックを見て欲しいものがあればこちらから声を掛ける感じですね。そんな距離感を最近は心地よく感じます。
最新鋭の機材なのでキャビンの空気がクリーンで静寂性も向上しています。
日程がタイトな場合はタイ航空、預入れ荷物が重いとJALが第一候補となりますが、日本の滞在が2週間以内なら シンガポール航空ビジネスクラス を15万円前後で買えるので(シンガポールで滞在を挟んでもほぼ同額)時間に余裕があれば今後もたまにはシンガポール経由のフライトを利用し続けたいと思います。
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