03.29

シェラトン・サモア・アギーグレイズ・ホテル&バンガロー宿泊記(サモア独立国・アピア)
敷地内にコテージやファレが建っていて箱庭みたい。南太平洋に浮かぶ島国サモアの首都アピアの代表的な高級ホテル、シェラトン・サモア・アギーグレイズ・ホテル&バンガロー Sheraton Samoa Aggie Grey’s Hotel & Bungalows に宿泊しました。サモア観光の拠点としておすすめです!
Sheraton Samoa Aggie Grey’s Hotel & Bungalows
【住所】 Main Beach Road, Vaisigano, Apia, SAMOA
【TEL】 +685 84 62800
アピアは一国の首都とは思えない小さな町ですが、リゾートではなくウポル島そのものを観光しようとなるとやはりアピア発着が何かと便利です。サモア旅行の前半はファレオロ国際空港の近くにある シェラトン・サモア・ビーチ・リゾート Sheraton Samoa Beach Resort に滞在し、最後の1泊2日だけここシェラトンサモアアギーグレイズに移ってきました。周辺の様子や見どころは、当ブログ内の サモア旅行記アピア観光 のページにまとめています。
アクセス
空港とアピア間のタクシー代は80タラ、所要50分が目安です(太平洋諸島センター刊2024年版サモアガイドブック)。
同じシェラトン系列ということで、ホテル間のシャトルバスサービスを利用したところ片道1人26タラ(9.5 USD)でした。帰国時はホテルから空港までタクシーをホテルに呼んでもらい、80タラ(29.4 USD)でした。
サモアは時間や予定に対してとてものんびりとした国民性。これはシェラトンと言えども当てはまるらしく、口コミを見てもスタッフはなかなかのマイペースぶりのようです。実際に空港送迎は往復とも思うようにいかず、二度確認したのに空港出迎えのドライバーに名前が伝わっておらず、二度確認したのに空港へのシャトルも手配されていませんでした。とても美しい国だしみんなフレンドリーで親切ではあるんですが、サモアではあまり細かく計画を作らずに、その場その場でタクシーを利用するなどして動いた方がスムーズだと感じました。でも、ホテルのレストランで夕食を食べようとしたら、メニューがなくてスタッフ総出で探し回ってくれたのは…さすがに笑ってしまいました。
シェラトンサモアアギーグレイズホテル&バンガローは海沿いのメインストリート、ビーチロードに面しており、アピアの中心にある時計台から900mの距離。歩くと15分ほどですが、とても暑いのでタクシー(市内は5タラが相場)も便利です。アピア湾を挟んで市街が見えて眺望もよく、落ち着いた環境が気に入りました。
正面はこじんまりとしたホテルですが、裏に広大な敷地が広がっていて驚きました。
二階建ての低層の客室棟がコの字型に中庭を囲むように建っています。その向こうは住宅街のはずなんですが、こうして見る限りは完全に森ですね。
これら低層の客室棟は外廊下のせいか、アメリカのモーテルのような印象です。
大規模なリノベーションによってプールがとても美しく生まれ変わりました。
下の写真で左手に見えているのがレストランです。
ホテルの中心を貫くコリドーは柱が手彫りで南国の雰囲気。
すれ違うとスタッフはいつも気持ちよく挨拶をしてくれます。
ホテル名にバンガローズと冠しているように、中庭には戸建てのお部屋も数棟建てられていました。
中は覗いていませんが、サモアらしい茅葺き小屋でリゾート気分を味わえそうです。
チェックイン
シェラトン間のシャトルバスで到着して、そのままチェックイン。
オープンエアーなのでなかなか蒸し暑いものの、しっかり冷えたウェルカムジュースを出していただけました。クレジットカード決済には3%が加算されるので現金での支払いがお得です。
ロビーにはソファも配置されているので、ツアーなどのピックアップを待つにもよさそうです。
ただしサモアでは日曜日はツアー会社も含めて軒並みお店が休みになるので、観光するなら日曜は外した方が無難かもしれません。
今回はガーデンビューの一番安いゲストルームを予約していましたが、ホテル本館の正面にある十数室しかないハーバービューのお部屋をアサインしていただけました!やっぱり海が見えると島国っていうロケーションを実感できます。
ハーバービュー・プレミアムルーム
Harbor View Premium Room
ビーチロードとアピア湾に面するハーバービュープレミアムルーム、面積は32㎡です。
タイル張りの床と壁や天井が同じ色合いなので単調な印象を受けますが、ポリネシアの島国でマリオット系ホテルがあるだけでも感謝です。ベッドサイドの照明などは シェラトンサモアビーチリゾート と同じ意匠が採用されているようです。
ミニバー
カップやグラス、湯沸かし、無料のお水も置かれていました。
コーヒーはインスタントですが牛乳はパックのものがフリッジに用意されています。この辺りはオーストラリアやフィジーのホテルと同様です。
クローゼット
セーフティボックスは電池切れで閉めることができず。
レセプションに電話したらすぐに工具をもって来てくれましたが、電池切れのまま動くようになったと言って帰ってしまいました…まったく当てにならないので、結局セーフティボックスは使用せず。
バス
スタンダードな客室だとシャワーのみですが、プレミアムルームではバスタブ付きなのがありがたい。
外を歩き回ると汗だくになるので、レイトチェックアウトをお願いして空港に行く前にもひと風呂入ることができました。
アメニティ
お部屋からの眺め
お部屋のバルコニーからはアピア湾を挟んで政府庁舎の特徴的なドームの屋根を望めました。
あの辺りが時計台のあるアピアの中心部で、徒歩15分ほどの距離。チェックイン日は風雨が激しく飛行機も欠航するのではと心配していましたが、翌朝はこのように晴れてくれてなんとかアピア観光をすることができました!
レストラン
ダイニングは一か所のみ。
楕円形の茅葺き屋根で、サモアの伝統的なファレそのものですね!
メニュー
夕食時のメニュー、リゾート価格で安くはありません。
ちなみにサモアで有名なファストフード店のDMCだとチキンが1本4タラです。
リゾートの食事には飽きていてベトナム料理店にでも行こうと思っていたのですが、この夜は大雨と暴風でとてもホテルから外に出られる状況になく、またこのダイニングでも横殴りの雨が吹き込んできて食事どころの騒ぎではありませんでした…なのでディナーは諦めて、お部屋でインスタント麺を作って食事に代えました。日本のインスタント食品を一つ二つ持っていると、こういう時に救われます。
朝食
エッグステーションでポーチドエッグをお願いしたら最高の加減で作ってくれて、頼んだらエスプレッソ系のコーヒーも淹れてもらえました。
ホテルのグレードを考えると品数には気持ち物足りなさを感じます、温野菜はあるものの生野菜のサラダがないのが残念です。
サモア料理もありました。
左はサモアのご家庭の定番料理らしい、チョコレートライスこと Koko Alaisa。右はサモアの餃子こと Kopai。どちらも見た目はあれですけど、自分で作るにはかなり手間がかかるので、ぜひ現地で味わってみてください。どちらも芋っぽい感じです。
感想
サモアのシェラトンは酷評する口コミが結構あって、それを知っていただけに多少の問題点は大目に見て滞在することができました。本来であれば国際的な水準に保たれていてしかるべきなのでしょうけれど、それをも吹き飛ばすようなサモア人気質の大らかさには学ぶべき点があるかもしれません。なぜサモア人はあくせくしないのか、村社会がうまく機能しているのか、などなど現地で話を聞いてみると理解が深まると思います。僕らはビジネス客と違って、このようなリアルな国の個性を体験するために世界を旅をしているのですから、目の前で起きるドタバタにはかえって嬉しくなってしまったほどです。
正直なところホテルどうこうと言うより悪天候の印象が強く、最終日に晴れてくれたのでそれだけで大満足です。規模の大きなホテルはアピア市街にここしかないので、次回のサモア旅行でもシェラトンサモアアギーグレイズホテルに滞在する予定です。
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