12.08
モンゴル乗馬体験~大草原で遊牧民と家畜の家路に同行して
モンゴル旅行のハイライトである乗馬体験!お馬さんに乗って大草原を駈け、オルホン渓谷の動物さんたちがおうちに帰るのに同行してみました。
実はテレルジ国立公園でも乗馬の機会があったのですが、ツーリストキャンプの裏山をみんなでぐるりと回るだけのもので、しかも小雨の中を中国人ツアー客に混ざって体験するという間の悪いものだったのでパスしてしまいました。そうしたらガイドさんがやる気を出して「観光客が誰もいないところで自由自在なホーストレッキングを準備する」と請け負ってくれて、とうとうその日がやって来たようです…しかしまさか、大草原のど真ん中にお馬さんだけが用意されるとは(笑
まずは近くのオルホン滝に向かってゆっくりとホーストレッキング。
最初は順調でしたが、今回一緒に旅しているエレンの乗っているのがなかなかのじゃじゃ馬で言うことを聞きません。手に負えないのでガイドさんがどこかに電話したら馬遣いの男の子がデリバリーされてきました…というわけで、僕と、馬遣いの子、エレンと、馬遣いの子、そしてガイドさんの5人で5頭という体制に落ち着きました。
周りは見渡す限りの大草原で、コースなんてありません。放牧されている家畜もいっぱい。
この一帯は オルホン渓谷の文化的景観 Orkhon Valley Cultural Landscape としてユネスコ世界遺産にも登録されています。世界遺産を馬で散策できるなんて贅沢ですね~めっちゃ来るのが大変なのでおすすめはしませんが、アクセスや周辺の様子は当ブログの旅行記、世界遺産オルホン渓谷を4WDで疾走!水も電気も無いゲルに泊まって遊牧民の生活を体験 のページをご覧ください。
途中から変化をつけて丘にも登ってみました。
いつも4WDの車窓から遠めに見ていたヤクさんもこんな間近に触れ合えます!ヤクは日本のウシさん的な存在で、カシミヤを作るためにも利用されています。そうこうしているうちに陽が傾いてきて、家畜たちもおうちに帰る時間に。この群れを連れ帰るのに同行させてもらったのでYouTubeにアップした動画を掲載します。
ヤクの鳴き声も聞こえますか?遠くでクラクションが鳴り響いているのは馬の代わりにバイクで家畜を追っているお隣さん。馬ではなくバイクを使う若い人が増えているのかもしれません。
振り返ると、遠くに今夜泊まるオルホン滝の僕らのゲルが見えました。なかなか遠くまで登って来たようです。
下の写真はエレンが撮ってくれたKitagawaの後ろ姿で、お気に入りの一枚です!
オルホン渓谷の夕暮れ時、馬に乗って放牧に同行できるなんて、想像もしなかったプライスレスな体験に感動しました!あっという間でしたが、1時間半も馬に乗っていたようです。素晴らしいホーストレッキングを計画してくれたガイドさんには感謝です。
僕も乗馬は少しだけ経験がありますが、野山を駆けたことはなくって特に下り坂は初めてでした。しっかり反って踏ん張らないと下りはつんのめって落馬する危険もあるので、乗馬初心者の方は平坦なコースを周るほうが安全かも知れません(病院まで丸一日かかるので、怪我にはくれぐれもご注意を。
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