2014
03.07

Lux Express 国際バス (エストニアからラトビア)

Lux Express バス バルト三国 リュクス エクスプレス Lux Express

バルト三国を旅行するなら、路線網やサービスが充実している リュクスエクスプレス Lux Express の長距離バスが便利です。
今日はエストニアのタリンからラトビアのリガまで乗車したLux Expressの国際バスをご紹介します。まるで隣の町に行くように…こんな気軽に国を越えられるんだ!と感じていただければ幸いです。

エストニアからラトビア、タリンからリガ。

バルト三国を結ぶバス会社は複数あります。
タリン~リガ~ヴィリニュスと移動するなら、バルト三国で充実した路線網とぶっちぎりの高評価を集めているLux Expressに決め打ちで良いと思います。

バルト三国 バス 移動

インターネットでも予約できるのですが、Kitagawaはこういう乗り物の予約手続きそのものが好きなので、わざわざバスターミナルまでやってきました。

他のバス会社と違って、Lux Expressは自前のオフィスを開いて切符を直売しています。
一般の窓口や代理店では買えませんので注意が必要です。ここタリンではバスターミナルの2階に専用の窓口がありました。

Lux Express タリン

エストニアのタリンとラトビアのリガを結ぶLux Expressのバスは毎日10便運行されており、所要4時間半。
車輌のクラスは3つに分かれていて、2014年現在「Lux Express Lounge」が €28、「Lux Express Special」が €21、「Lux Express」が €18となっています。さらに安い「Simple Express」も毎日2便あり、こちらは €13です。

Lux Express 予約 チケット

僕らは12時45分発のLux Express Specialを選択、2013年4月現在で 1人€21(2,752円)でした。別途、予約手数料として €2が必要です。もちろん支払いはクレジットカードでOK、英語も問題なく通じます。

タリン バスターミナル

こちらがエストニアの首都 タリン Tallinn にあるバスターミナル、Tallinna Bussijaam です。

タリン バスターミナル Tallinna Bussijaam

タリン旧市街のヴィル門にほど近いノルディックホテルフォーラムからは、トラムの2番や4番でバスターミナルの近くまで来ることができます。最寄りの停留所は Autobussijaam という名前ですが、少し分かりにくいので誰かに教えてもらうか、どこを走っているのか地図やGPSで要チェックです。

ちなみにトラムは割と混んでいて、車輌のステップも高めです。スーツケースということもあって、移動当日はタクシーを利用しました。

タリン バスターミナル 行き方

これでもか!というくらいにたくさんのバスが発着していました。エストニアには鉄道も走っていますが、長距離の移動はバスがメインのようです。鉄道に乗るのは次回のお楽しみとして、今回は素直にバスを利用します。
タリンバスターミナルは明るくて雰囲気も良し。売店もあって便利です。

タリン バスターミナル

バスが出るまで少し時間があったので、ターミナル内で売られていた獲れたてイチゴをいただきました。
こちらがLux Expressの国際バスです。

Lux Express エストニア

預入れ荷物には一つずつタグをつけて、目的地まで責任を持って管理していただけるようです。
一昔前まで旧ソ連の衛星国だったとは思えない近代的なサービスにビックリです。

Lux Express リュクス エクスプレス

座席は全席指定です。
僕らのシートはこちら。思ったよりシートピッチが広めです。

バルト三国 バス 移動

もう一つ上のLux Express Loungeになると、1人ずつ離れたパーソナルシートになるようです。
12時45分、バスは定刻に出発しました。

タリンからリガ バス 行き方

車内誌を開いてみたら、タリンで飲んでとても気に入ったヴァナ・タリンの広告が出ていました。
もちろんお土産としても買い込んできました。

ヴァナ・タリン

さらにページをめくっていたら、月末にポーランドのヴォルシュティン Wolsztynで蒸気機関車のパレードがあるって記事が目に留まりました。確かここ、蒸気機関車がけん引する一般の路線としてはヨーロッパで唯一の場所だったと記憶しています。方角的にちょうどポーランドに向かっているので、これは日程を合わせてぜひ見に行ってみましょう。こうして現地で見聞きした情報をもとに日程を自由に組めるのが、個人旅行の醍醐味です。

バルト三国 旅行記

そうそう、車内にはコーヒーメーカーがあって、無料でいただけます。
これがなかなか美味しく、何杯も飲んでしまいました。他の乗客から「そんなに美味しいの?」って聞かれるほど。(笑
バルト三国は街中にオシャレなカフェも多くて、コーヒー党には旅が楽しい地域でもあります。

ラックスエクスプレス バルト三国 バス

ところで、上の写真に並んでいる三色旗はどこの国か分かりますか?英国は分かるのですが、こうやって並べられるとちょっと混乱してしまいます。左から順に、英語・ロシア語・エストニア語・ラトビア語・リトアニア語の順になっています。僕は、エストニアは北がバルト海に面しているから一番上が青い、ラトビアはバルト三国の真ん中だから中央の白い線が細い、って勝手にこじつけて記憶しています。

さて、バスは右手にリガ湾を見ながら一路南下します。
もう少し暖かくなれば、緑あふれるヨーロッパらしい光景が車窓から見られるのかも知れません。

エストニアからラトビア バス 行き方

Lux Expressでは各シートに個人用画面が付いています。飛行機みたいですね!
GPSで現在地や次の到着地が分かるだけでなく、インターネットも使えます。うちのサイトを開いてみたら、ばっちり日本語で表示されてビックリです。車内ではWi-Fiの利用や携帯の充電もできるようになっています。

Lux Express バス

外を眺めたり画面で遊んでいるうちに、バスは市街に近づいてきました。
なお、エストニアとラトビアはいずれもシェンゲン協定加盟国なので出入国審査はありません。

ラトビア リガ

リガ バスターミナル

17時10分、ラトビアの首都 リガ Riga のバスターミナルに到着しました。
預けたスーツケースを受取るときも一つずつ番号をチェックしていて、Lux Expressのサービスはなかなかの信頼度です。

Lux Express リガ

こちらがリガのバスターミナルの様子。
ちょっと雑然としていますが、人通りも多くて治安の心配もなさそうです。中にはLux Expressのオフィスも入っていました。

リガ バスターミナル

ラトビアの通貨はラッツ Lsです。バスターミナルの前で簡単に両替できました。
この翌年、2014年からラトビアにもユーロが導入されており、現在では現地通貨への両替は不要です。

ラトビア 通貨 ラッツ

ラトビアの後は、さらにリガからリトアニアのヴィリニュスまでLux Expressの国際バスに乗ってバルト三国を南下します。そのため、滞在先はバスターミナルと旧市街のどちらにも歩いて行けそうなところを選んでみました。
左に見えているホテル、オペラ・ホテル&スパがリガでの宿泊先です。

バルト三国 旅行記

さて、2013年のヨーロッパ旅行、8か国目に入りました。
観光の様子は、ラトビア旅行記 リガ旧市街の見どころのページに写真を掲載します。

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2024年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を17405枚と心に残った体験を1110件公開しています。(2024.11.21)

2013年, '13 エストニア, '13 ラトビア

コメント

    • 東人
    • 2014年 3月 11日

    KITAGAWAさんの移動レポート、好きですよ。
    移動こそ、旅の醍醐味と思います。

    長距離バスは、かつての盟主ロシアより数段進んでますね。
    ロシアではロシア人が一緒にいなかったら乗れませんでした。

    • kitagawa
    • 2014年 3月 17日

    東人さん、こんばんは。
    バスに乗るなんて、現地の人にとっては何でもないことなんでしょうけど…
    あれこれ調べて上手く移動できると、これがまた達成感あるんですよね!
    ヨーロッパは出入国審査が無くなっちゃってちょっと味気ない気もしますが、随分と旅行が簡単になりました。

    • meg.
    • 2014年 8月 15日

    タリンからリガの行き方を調べて
    いて見つけました。
    とってもわかりやすくて読んでるこちらも
    楽しくなります(^^)
    他の記事も色々見せてもらいますね♫
    ちなみに上のLux Expressで早速調べてみた
    ところ、深夜便でタリンーリガ間が
    3ユーロで出てました‼︎
    情報のひとつもして、コメントします。
    にしても、すごい値段ですね笑

    • kitagawa
    • 2014年 8月 18日

    meg.さん、初めまして。
    コメントありがとうございます。バルト三国の旅行記がお役に立ったようで、光栄です。
    タリンの街並みは素晴らしく、今まで何度も訪れています。
    しかし3ユーロとは凄いですね、羨ましい!
    どうか素敵なご旅行になりますように。

    • 中村崇士
    • 2014年 10月 21日

    とても参考になります。近所の空港ブレーメンからバルト三国へそれぞれ向けて飛行機が飛立つので、行ってみようと思っていました。ありがとうございます。ユーロ圏はこの三国中どの国でしょうか、調べてみることにします。

    • kitagawa
    • 2014年 10月 21日

    中村さん、こんばんは。
    バルト三国はバスが発達しているので、どこに飛んでもまとめて旅行できそうです。
    エストニアはいち早くユーロに変わりましたが、ラトビアも今年からユーロ導入ですね。
    良いご旅行を!

    • かずー
    • 2016年 9月 22日

    わかりやすくて楽しい移動記、ありがとうございます。
    明日から三国回ってきます。もちろんバス移動です。参考にさせていただきますね!コーヒ無料楽しみです。
    座席確保の安心感と、旅の柔軟性がトレードオフですね。

    • fennel
    • 2017年 7月 09日

    初めまして、本日バルト三国周辺行きのチケットを購入し、目下行程を組んでいます。
    是非、教えてください。

    7/20 成田→ヘルシンキ 14:50 ヘルシンキ着後タリンに行き、タリンに滞在し、バルト三国お勧め都市を日帰りバスで観光すると楽かと思いました。
      8/1ヘルシンキ→フランクフルトという移動のためにタリンから再びヘルシンキに戻ります。

    この場合、バスは、周遊で購入できますか?それとも区間移動だけを往復で購入するのですか?

    ヘルシンキにバス停があるようですが、空港に行く必要があるので、戻りやすい都市の訪問手順を考えています。
     厚かましくてすみません。よろしくお願いします。

    • kitagawa
    • 2017年 7月 09日

    かずーさん、コメントありがとうございます。
    バスの車窓から三か国の眺めを楽しんで来てください!

    fennelさん、日程に余裕があるようですので現地に着いてから調べて決めれば良いと思いますよ。
    どうぞお気をつけて。

    • みゅこ
    • 2017年 10月 10日

    すっごく見やすくてわかりやすいサイトですね!
    いろんな旅情報のサイト見ていますが、個人サイトとは思えません!
    adsenseやればいいのに。もったいない。

    11/2-14で寒いけれどバルト三国行ってきますわ。タリンin→リガ→十字架のところ→ヴィリニュスoutで
    帰りにロシアをトランジットで寄る予定。

    これで96か国目。
    エストニアは大丈夫だけれど、リトアニアとラトビアは全く英語が通じないって聞きました。
    まあ私もそんなに話せないからいいけどね。

    では次はアフリカに挑戦してくださいね♪
    マダガスカルいいよ~

    • kitagawa
    • 2017年 10月 15日

    こんにちは。
    ご提案のアフリカはまだ3分の1くらいしか回れていない状況ですが、既にイスタンブールからアンタナナリボの直行便が取れているのでマダガスカルは来年中にご紹介できるかと。

    96か国というと、まだ半分以上の国が残っているのでこれから面白くなってきますね。
    バルト三国の旅行を楽しんできてください。

  1. 初めまして
    このバスはトイレ付でしょうか、ほかのブログには無いような記述がありきになっております。よろしくお願いいたします。

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