12.13
老舗インド料理レストランLMBでラジャスタンご当地ターリーを味わう(インド・ジャイプール)
インドに来たら必ず食べたいと思っていた ターリー Thali、小さな器にたくさんのカレーやおかずがセットになっていてめっちゃカワイイ!ここLMBはまもなく創業300年を迎える老舗インド料理レストランで、ラジャスタン地方ならではの味と食べ方を体験できました。
【住所】 Shop No. 98-99, Johari Bazar, Bapu Bazar, Jaipur, Rajasthan, 302003 INDIA
インド共和国 ラジャスタン州ジャイプール市ジョハリバザール通り
【TEL】 +91 141 256 5844
場所はジャイプールの中心部、Johari Bazar という大通りに面しています。
観光名所の「風の宮殿(ハワー・マハール)」から南に500mなので町歩きの途中に立ち寄れそう。Kitagawaはどうしてもこのお店で食べてみたく、表に車を待たせたまま小一時間ほど夕食をいただきました。
「ピンクシティ」の異名の通り町中がピンク色に染まるジャイプール旧市街。
上の写真で LMB HOTEL と太字で書いてあるところがお店で、分かりにくいのですが建物の屋上にも黄色いLMBという看板が出ていました。ちなみにレストランの入口は同名のスイーツショップの中にあって、どこから入れば良いのか迷いました。
お目当てのターリーは ラジャスタニ・ロイヤル・タール Rajasthani Royal Thaal の名前でメニューの最後のページに掲載されていました。ガイドブックでも紹介されているので注文する観光客が多いのでしょう、そのうち日本語を話せるスタッフが出てきてアドバイスしてくれました。
盛りだくさんの内容で楽しみですね~
程なく巨大なお盆に載ったターリーがお出ましです!
変わり種は揚げ物の バティ Baati で食べ方が面白い。
せっかく綺麗に揚げてあるのにまずは豪快にブッ潰す!そして右側に二種類あるパウダーをまぶし、レンズ豆のスープ ダール Dal をかけて食べるのだと実演してくれました。
手前のまん丸だったものが見るも無残な姿に…かけるパウダーは チュルマ Churma と呼ばれ、なんとお砂糖入りの小麦粉とのこと。お味は油と甘さと粉っぽさに豆の汁が混ざって料理と言うよりごちゃまぜスナック。ラージャスターン州の名物らしく ダール・バティ・チュルマ Dal Baati Churma とそのまんまの名前で頼めばこの組み合わせが出てくるのだとか。
もちろんターリーにはカレーも含まれており、ご飯と ミシ・ロティ Missi Roti が付いてきました。LMBはベジタリアンに定評があるので野菜ベースの料理に外れが無く、じゃがいもカレーやカリフラワーのカレーは食べやすくて美味しい。草っぽい食材はクセのある苦味を感じ、フェヌグリーク Fenugreek によるものと説明を受けましたが、僕の知っているそれとは風味が異なるので生のハーブをそのまま使っているのかも。インド伝統のスパイス使いの奥深さを感じますね。
そうそう、とても似た味のカレーが2つあり区別が付かないので何が違うのか尋ねたら同じものを2つ出してしまったとか(笑)慌てて出てきた Bela Rajasthani というカレーは油が強く、後から強烈な辛さが追いかけてくるパンチの効いた一品でした。名前からしてもこれを出し忘れてはダメですよね~この辺りの適当っぷりもインドならでは?
デザートも予めお盆に出ており、インド風ヨーグルトと バルフィー Burfi の二品でした。バルフィーは牛乳と砂糖を煮詰めて擂ったナッツと一緒に固めたもの、砂糖のザラザラ感が残っていて激甘でした!
食後はアニスと氷砂糖を噛み砕いてリフレッシュするのがインド流です。
お会計は飲み物のラッシーと合わせて1,270円、カード払い可。量もちょうど良く満足度の高いターリーでした。
値段は現地でやや高めのレストランかと思いますが、店内は地元のインド人のお客さんでほぼ満席。人数が多いならアラカルトを幾つか注文してシェアするのも良さそうですね。親切に食べ方を教えていただいたり写真も撮ってくれてサービスが良かったので気持ちをチップとして置き、ホテルへと向かいました。
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